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JPF014474

Atq Navajo Stamped Human Shape Pin w/Gem Turquoise c.1930~

Atq Navajo Stamped Human Shape Pin w/Gem Turquoise c.1930~
19,800 円(税込)
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Atq Navajo Stamped Human Shape Pin w/Gem Turquoise  c.1930~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、ヒューマン/人間か、ナバホの精霊【Yei】イェイをモチーフにした作品。素朴で荒々しくもどこか愛らしい雰囲気を持ち、ワイルドなマトリックスが入る美しいターコイズがマウントされることで、品格や経年の奥行きも感じさせるアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1930年代~1950年代頃に作られた作品と思われ、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる作品の一つと思われます。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、量産化されたスーベニアアイテムのデザインソース/元ネタとなった「オリジナル」作品の一つです。
また本作には、ホールマーク(作者のサイン)やショップマークが入らず、制作された正確な背景や詳細は不明となっていますが、こちらのような造形スタイルやクオリティを持った作品は、『UITA10』のホールマークが刻印される【United Indian Trader's Association】(UITA)に参画していたトレーダーの作品で多く見られます。UITAの『10』は、アリゾナ州北部のショントにあったトレーディングポスト、又は、19世紀末からニューメキシコ各地で展開していた歴史ある会社【Gross, Kelly & Company】等が推測されますが、明確になっていません。しかし、『UITA10』のホールマークを持つ作品は幾つか発見されており、本作と同じヒューマンモチーフや、アニマルモチーフのペンダントトップ等が多い様に感じられます。

独特のシェイプにカットされ、その素朴な造形/デザインから、おそらくヒューマンのモチーフと思われますが、精霊イェイをモチーフにしている可能性も考えられます。おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は、比較的薄く仕上げられていますが、手作業のカッティングワークによって切り出されたシェイプは、スクエアな顔を含め全身が直線的に表現されています。それはレゴブロックの人形のような可愛さと不思議な魅力を持っています。また、顔などの細かな部分はスタンプワークによって描き出されており、胸の部分には美しいターコイズがマウントされています。また、その石を留めるベゼル(覆輪)もベゼルカップと呼ばれる量産品ではなく、ハンマーメイド(ハンドメイド)によるシルバーワークで成形されています。
粗暴なスタンプワークは荒々しくも味わい深い雰囲気を演出し、とても面白い表情を持ったピンブローチとなっています。

マウントされた石は、アンティーク作品では珍しく非常に複雑な表情を見せる美しいターコイズです。ワイルドにマトリックスが入る為、一見ではそのクオリティに気付きにくい石ですが、マトリックスの入らない部分には、透明感のあるアクアカラーが覗き、その質の高さを感じることが可能です。さらに、ワイルドなブラウンのマトリックスが入り、グラデーションやウェブも入ることで大変複雑な景色を形成しており、色相はグリーン寄りながら宝石としてのクオリティーを持った無添加ナチュラルターコイズです。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はこちらのようなピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。UITAの『10』についてもアリゾナ州北部のショントにあったトレーディングポストであったことが推測されていますが、その出自は明確になっていません。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

また、重要なのは『UITA』の刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表している事です。


本作もナバホジュエリーの伝統的な技術・技法を守り、ハンドメイドらしい粗暴な部分は見られますが、原始的な技術による重厚感と手作業特有の『ムラ』が、キャッチーなデザインに味わいと風格のある印象を与えているようです。

また、本作の程よいサイズ感やビンテージアイテムと大変相性の良いシルバーの質感は、多くのスタイルにフィットさせることが出来る汎用性を持っており、ハット等のワンポイントやアウターのアクセントとして、色々なアイテムにフィットし、良いアクセントになってくれると思います。
さらに、女性にはもちろんですが男性向けのアクセサリーにとって重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、さり気なくスタイルに奥行きをもたらすことができると思われますので、男性にもお使いいただきたい作品です。

量産されたスーベニアアイテムに比べ非常に現存数が少ない一点物であり、ターコイズの質も素晴らしいキラーピース。トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(6枚)はこちら◆


コンディションも経年によるシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作時のムラは見られますが、ターコイズを含め良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、ヒューマン/人間か、ナバホの精霊【Yei】イェイをモチーフにした作品。素朴で荒々しくもどこか愛らしい雰囲気を持ち、ワイルドなマトリックスが入る美しいターコイズがマウントされることで、品格や経年の奥行きも感じさせるアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1930年代~1950年代頃に作られた作品と思われ、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる作品の一つと思われます。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、量産化されたスーベニアアイテムのデザインソース/元ネタとなった「オリジナル」作品の一つです。
また本作には、ホールマーク(作者のサイン)やショップマークが入らず、制作された正確な背景や詳細は不明となっていますが、こちらのような造形スタイルやクオリティを持った作品は、『UITA10』のホールマークが刻印される【United Indian Trader's Association】(UITA)に参画していたトレーダーの作品で多く見られます。UITAの『10』は、アリゾナ州北部のショントにあったトレーディングポスト、又は、19世紀末からニューメキシコ各地で展開していた歴史ある会社【Gross, Kelly & Company】等が推測されますが、明確になっていません。しかし、『UITA10』のホールマークを持つ作品は幾つか発見されており、本作と同じヒューマンモチーフや、アニマルモチーフのペンダントトップ等が多い様に感じられます。

独特のシェイプにカットされ、その素朴な造形/デザインから、おそらくヒューマンのモチーフと思われますが、精霊イェイをモチーフにしている可能性も考えられます。おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は、比較的薄く仕上げられていますが、手作業のカッティングワークによって切り出されたシェイプは、スクエアな顔を含め全身が直線的に表現されています。それはレゴブロックの人形のような可愛さと不思議な魅力を持っています。また、顔などの細かな部分はスタンプワークによって描き出されており、胸の部分には美しいターコイズがマウントされています。また、その石を留めるベゼル(覆輪)もベゼルカップと呼ばれる量産品ではなく、ハンマーメイド(ハンドメイド)によるシルバーワークで成形されています。
粗暴なスタンプワークは荒々しくも味わい深い雰囲気を演出し、とても面白い表情を持ったピンブローチとなっています。

マウントされた石は、アンティーク作品では珍しく非常に複雑な表情を見せる美しいターコイズです。ワイルドにマトリックスが入る為、一見ではそのクオリティに気付きにくい石ですが、マトリックスの入らない部分には、透明感のあるアクアカラーが覗き、その質の高さを感じることが可能です。さらに、ワイルドなブラウンのマトリックスが入り、グラデーションやウェブも入ることで大変複雑な景色を形成しており、色相はグリーン寄りながら宝石としてのクオリティーを持った無添加ナチュラルターコイズです。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はこちらのようなピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。UITAの『10』についてもアリゾナ州北部のショントにあったトレーディングポストであったことが推測されていますが、その出自は明確になっていません。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

また、重要なのは『UITA』の刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表している事です。


本作もナバホジュエリーの伝統的な技術・技法を守り、ハンドメイドらしい粗暴な部分は見られますが、原始的な技術による重厚感と手作業特有の『ムラ』が、キャッチーなデザインに味わいと風格のある印象を与えているようです。

また、本作の程よいサイズ感やビンテージアイテムと大変相性の良いシルバーの質感は、多くのスタイルにフィットさせることが出来る汎用性を持っており、ハット等のワンポイントやアウターのアクセントとして、色々なアイテムにフィットし、良いアクセントになってくれると思います。
さらに、女性にはもちろんですが男性向けのアクセサリーにとって重要な要素である『ギャップ』と『遊び心』を与えてくれるアイテムであり、さり気なくスタイルに奥行きをもたらすことができると思われますので、男性にもお使いいただきたい作品です。

量産されたスーベニアアイテムに比べ非常に現存数が少ない一点物であり、ターコイズの質も素晴らしいキラーピース。トレジャーハントプライスな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(6枚)はこちら◆


コンディションも経年によるシルバーのクスミやハンドメイド特有の制作時のムラは見られますが、ターコイズを含め良好な状態を保っています。
Size

縦 約3.9㎝   横 約1.9㎝ 

Material

Silver, Gem Quality Turquoise, Brass(Brooch Needle)