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JBO013832

Atq Pueblo or Navajo Stamped Band Cuff w/#8 Turquoise c.1940

Atq Pueblo or Navajo Stamped Band Cuff w/#8 Turquoise c.1940
48,400 円(税込)
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【PUEBLO】プエブロか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、スペシャリティを持つスタンプワークと、バゲットカットの様な長方形のシェイプを持つブラウンウェブナンバーエイトターコイズが印象的なアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代頃に作られた作品と思われ、石の両サイドに見られるようなスティック状のスタンプ(鏨)のデザインは、1930年代にインディアンスクールの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が受け持つ彫金クラスの中でもキワ/サントドミンゴの生徒がAmbrose Roanhorseの教えを受けて同部族の伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄をモチーフに生み出した記録が残っています。
しかしながら、その後間もなくナバホ出身の生徒も影響を受けたスタンプ(鏨)を制作しており、明確にキワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同デザインのスタンプ(鏨)は、ツーリストジュエリーにも取り入れられることになり、1930年代~1940年代の作品において稀に見られるディテールとなっています。

その様な特徴的なスタンプワークが刻まれたバンドは、『スプリットバンド』と呼ばれるナバホの伝統的な造形スタイルが採用され、サイドからフロントに向かって2本に割り開かれています。さらに、それらの間に単独のスクエアワイヤーを捻ることで作り出すツイステッドワイヤーが仕込まれることで、華奢な印象ながらしっかりととした3連のバンドが構成されています。そのセンターにはインディアンジュエリーでは比較的珍しい、バゲットカットように縦に長いレクタングラーシェイプにカットされた上質なナンバーエイトターコイズがマウントされています。また、その両サイドにも上記と同じスクエアワイヤーを元にしたツイステッドワイヤーが配されており、バンドサイド部分のスプリットの起点となっている部分にも小さなワイヤーがアップリケされています。この小さなワイヤーはバングルの強度を保つ上でも重要なディテールとなっているようです。
さらに、バンドにはフロント~ターミナル(両端)まで全体に細かくも力強いスタンプワークが刻まれており、これらのスタンプ(鏨)ツールも非常に細かな文様を刻み込み、アンティーク作品特有のクオリティーとなっています。

セットされたターコイズは美しいオールドナンバーエイトターコイズです。発色の美しい水色にブラウンウェブが入り、一部にグリーンのグラデーションが見られるナンバーエイトらしい特徴を持った石です。
アンティーク作品では、本作の様にジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に貴重で、再研磨も検討できますが、今も宝石としてのグレードと劣化のない美しい色をたたえています。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。採掘されるターコイズは、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Kewa】キワ族/【Santo Domingo】サントドミンゴ族は、プエブロと呼ばれるナバホ以外のアメリカサウスウエスト地区居住のインディアン部族の中でも最大規模の部族で、アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
現在でも素晴らしい作品を創作するアーティストを多数擁しており、独特の技術やスタイルを持ったジュエリーを制作しています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。
1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作においては、バンドのフロント~サイドと、サイド~ターミナルで厚みが異なっており、インゴットからのハンマーワークによる造形を推し量ることが出来ます。
それら全て古くからの伝統的な技術によって形作られた作品であり、プリミティブで武骨なシルバーワークによる味わいが感じられますが、同時に洗練されたデザインワークや繊細な仕事により、構築的でアーティな印象も与えるブレスレットとなっています。

ビンテージジュエリーらしい渋いシルバーの質感や、奥行きのあるスタンプワーク、さらにワイルドでアーシーな表情のナンバーエイトターコイズによって、スタイルにとても良く馴染みやすく、性別を問わずコーディネートして頂きやすい作品。比較的華奢なボリューム感は、他のブレスレットとの重ね付けにも向いたバングルですが、単独でもしっかりとした存在感を示します。

珍しいポッテリーの図案がもとになったスタンプには、キワというトライブ独特の価値観やオリジナリティを宿し、フレッド・ハービースタイル/ツーリストジュエリーのデザインソースともなった高い史料価値も有するアンティークピースの一つです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、古い作品でありながら使用感を感じさせない状態を保っています。
ターコイズは、天然石のためカットされた時からの凹凸が見られます。また、経年により少し艶は失っているようですが、クラックや摩耗などは全く見られずとても良い状態を保っています。
【PUEBLO】プエブロか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、スペシャリティを持つスタンプワークと、バゲットカットの様な長方形のシェイプを持つブラウンウェブナンバーエイトターコイズが印象的なアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代頃に作られた作品と思われ、石の両サイドに見られるようなスティック状のスタンプ(鏨)のデザインは、1930年代にインディアンスクールの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が受け持つ彫金クラスの中でもキワ/サントドミンゴの生徒がAmbrose Roanhorseの教えを受けて同部族の伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄をモチーフに生み出した記録が残っています。
しかしながら、その後間もなくナバホ出身の生徒も影響を受けたスタンプ(鏨)を制作しており、明確にキワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同デザインのスタンプ(鏨)は、ツーリストジュエリーにも取り入れられることになり、1930年代~1940年代の作品において稀に見られるディテールとなっています。

その様な特徴的なスタンプワークが刻まれたバンドは、『スプリットバンド』と呼ばれるナバホの伝統的な造形スタイルが採用され、サイドからフロントに向かって2本に割り開かれています。さらに、それらの間に単独のスクエアワイヤーを捻ることで作り出すツイステッドワイヤーが仕込まれることで、華奢な印象ながらしっかりととした3連のバンドが構成されています。そのセンターにはインディアンジュエリーでは比較的珍しい、バゲットカットように縦に長いレクタングラーシェイプにカットされた上質なナンバーエイトターコイズがマウントされています。また、その両サイドにも上記と同じスクエアワイヤーを元にしたツイステッドワイヤーが配されており、バンドサイド部分のスプリットの起点となっている部分にも小さなワイヤーがアップリケされています。この小さなワイヤーはバングルの強度を保つ上でも重要なディテールとなっているようです。
さらに、バンドにはフロント~ターミナル(両端)まで全体に細かくも力強いスタンプワークが刻まれており、これらのスタンプ(鏨)ツールも非常に細かな文様を刻み込み、アンティーク作品特有のクオリティーとなっています。

セットされたターコイズは美しいオールドナンバーエイトターコイズです。発色の美しい水色にブラウンウェブが入り、一部にグリーンのグラデーションが見られるナンバーエイトらしい特徴を持った石です。
アンティーク作品では、本作の様にジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に貴重で、再研磨も検討できますが、今も宝石としてのグレードと劣化のない美しい色をたたえています。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~60年年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。採掘されるターコイズは、バリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Kewa】キワ族/【Santo Domingo】サントドミンゴ族は、プエブロと呼ばれるナバホ以外のアメリカサウスウエスト地区居住のインディアン部族の中でも最大規模の部族で、アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
現在でも素晴らしい作品を創作するアーティストを多数擁しており、独特の技術やスタイルを持ったジュエリーを制作しています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。
1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作においては、バンドのフロント~サイドと、サイド~ターミナルで厚みが異なっており、インゴットからのハンマーワークによる造形を推し量ることが出来ます。
それら全て古くからの伝統的な技術によって形作られた作品であり、プリミティブで武骨なシルバーワークによる味わいが感じられますが、同時に洗練されたデザインワークや繊細な仕事により、構築的でアーティな印象も与えるブレスレットとなっています。

ビンテージジュエリーらしい渋いシルバーの質感や、奥行きのあるスタンプワーク、さらにワイルドでアーシーな表情のナンバーエイトターコイズによって、スタイルにとても良く馴染みやすく、性別を問わずコーディネートして頂きやすい作品。比較的華奢なボリューム感は、他のブレスレットとの重ね付けにも向いたバングルですが、単独でもしっかりとした存在感を示します。

珍しいポッテリーの図案がもとになったスタンプには、キワというトライブ独特の価値観やオリジナリティを宿し、フレッド・ハービースタイル/ツーリストジュエリーのデザインソースともなった高い史料価値も有するアンティークピースの一つです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーのクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、古い作品でありながら使用感を感じさせない状態を保っています。
ターコイズは、天然石のためカットされた時からの凹凸が見られます。また、経年により少し艶は失っているようですが、クラックや摩耗などは全く見られずとても良い状態を保っています。
Size

メンズサイズ M - XL 程度
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約58.9㎜    正面幅(高さ) 約16.1㎜
内周 約140㎜    開口部 約24㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 15/16inch 

ターコイズ 縦 約14.1㎜  横 約6.1㎜

※バングルはサイズ調整可能です。M以上、XLサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Silver, Brown Web Number Eight Turquoise
        約14.9g