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JPO015551

【Frank Patania】Sq. Gem No.8 Turquoise Tie Tack Pin c.1950~

【Frank Patania】Sq. Gem No.8 Turquoise Tie Tack Pin c.1950~
48,400 円(税込)
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【Frank Patania】Sq. Gem No.8 Turquoise Tie Tack Pin  c.1950~
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イタリア人作家である【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)により、1927年に創業されたインディアンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで生まれた作品。小さなスクエアシェシェイプのシンプルなピースで、中央にブラックウェブの入る良質なナンバーエイトターコイズがマウントされたアンティーク/ビンテージタイピン(ピンズ)です。

本作は本来、タイタックピン/タイピンと呼ばれるアイテムです。現在の日本における「ネクタイピン」は、バー形状でクリップタイプのものが主流となっていますが、元々はこちらの様な針/ニードルパーツの付くピンが「タイピン」です。ネクタイの中央にピンをセットし、チェーンでつながれた小さなバーをシャツのボタンホールに通すことでシャツとネクタイを接続します。1950年代までは多くみられたアイテムであり、非常にエレガントで美しいポイントとなりますが、ネクタイに穴をあけることになる為、現在では前述のようなクリップタイプの「タイバー」が主流となりました。
現在では、タイピンのニードルパーツを備えたアイテムがピンズと呼ばれて普及しており、ジャケットのフラワーホールに飾る「ラペルピン/ブートニエール」へと流用され、その使用法と共にアイテムとしても生まれ変わっている印象です。

1950年代~1960年代頃の作品と思われ、とてもFrank Pataniaらしい大変洗練された印象を持つ作品です。スクエアシェイプの中央にオーバーレイによって影が作られており、そこに同じくスクエアカットされたナンバーエイトターコイズがマウントされています。石の周りに影を作ることでターコイズの美しさを際立たせており、シャドーボックスの造形に近い効果をもたらしています。
小さな作品ながら、ミニマルでクリーンなシルバーワークによってモダンで洗練された質感を作り上げており、味わい深くアーシーなターコイズの表情との間に素晴らしいコントラストを生み出しています。
また、本作の内側には【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されており、Frank Patania本人によって制作された可能性もあります。

セットされたターコイズは非常に美しいオールドナンバーエイトターコイズです。 宝石としての価値を有するジェムクオリティーターコイズで、ミドルグレード以上にグレーディングできると思います。濃いブルーではありませんが、ナンバーエイトらしいとても澄んだ水色にブラックウェブが入り、部分的にホワイトのグラデーションも見られます。高い硬度を感じさせる透明感と、今なお艶と照りが見られ、宝石としての価値を持ったナンバーエイトターコイズです。
大変質の高いオールドナンバーエイトのため、数十年を経過していながら変色せず、現在もナンバーエイト独特の魅力を湛えています。もちろん無添加ナチュラルのターコイズです。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~1960年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等のバリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


本作もその様なPatania Thunderbird styleの美意識と共に、クラシックな上質感も与えられており、ミニマムなシルバーワークは、現代的で洗練された印象を生み出しています。

また、前述のように本来の使用法であるタイピンとしてだけでなく、ラペルピン/ブートニエールやアウターのワンポイントとしても粋なアクセントになってくれます。ニードルを留めるパーツに厚みがある為、ハットピンなどには向いていませんが、シンプルで普遍的な造形美を持つこちらの作品は、多くのアイテムに違和感なくフィットすると思われます。

精巧なシルバーワークによる上質感に、美しくもワイルドなオールドナンバーエイトターコイズがマウントされることで、小さな作品ながら大変ハイエンドな作品に仕上げられています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


全体に多少のクスミはありますが良好なコンディションです。ターコイズを含め良好なコンディションを保っています。
イタリア人作家である【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)により、1927年に創業されたインディアンジュエリーショップ【Thunderbird Shop】サンダーバードショップで生まれた作品。小さなスクエアシェシェイプのシンプルなピースで、中央にブラックウェブの入る良質なナンバーエイトターコイズがマウントされたアンティーク/ビンテージタイピン(ピンズ)です。

本作は本来、タイタックピン/タイピンと呼ばれるアイテムです。現在の日本における「ネクタイピン」は、バー形状でクリップタイプのものが主流となっていますが、元々はこちらの様な針/ニードルパーツの付くピンが「タイピン」です。ネクタイの中央にピンをセットし、チェーンでつながれた小さなバーをシャツのボタンホールに通すことでシャツとネクタイを接続します。1950年代までは多くみられたアイテムであり、非常にエレガントで美しいポイントとなりますが、ネクタイに穴をあけることになる為、現在では前述のようなクリップタイプの「タイバー」が主流となりました。
現在では、タイピンのニードルパーツを備えたアイテムがピンズと呼ばれて普及しており、ジャケットのフラワーホールに飾る「ラペルピン/ブートニエール」へと流用され、その使用法と共にアイテムとしても生まれ変わっている印象です。

1950年代~1960年代頃の作品と思われ、とてもFrank Pataniaらしい大変洗練された印象を持つ作品です。スクエアシェイプの中央にオーバーレイによって影が作られており、そこに同じくスクエアカットされたナンバーエイトターコイズがマウントされています。石の周りに影を作ることでターコイズの美しさを際立たせており、シャドーボックスの造形に近い効果をもたらしています。
小さな作品ながら、ミニマルでクリーンなシルバーワークによってモダンで洗練された質感を作り上げており、味わい深くアーシーなターコイズの表情との間に素晴らしいコントラストを生み出しています。
また、本作の内側には【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されており、Frank Patania本人によって制作された可能性もあります。

セットされたターコイズは非常に美しいオールドナンバーエイトターコイズです。 宝石としての価値を有するジェムクオリティーターコイズで、ミドルグレード以上にグレーディングできると思います。濃いブルーではありませんが、ナンバーエイトらしいとても澄んだ水色にブラックウェブが入り、部分的にホワイトのグラデーションも見られます。高い硬度を感じさせる透明感と、今なお艶と照りが見られ、宝石としての価値を持ったナンバーエイトターコイズです。
大変質の高いオールドナンバーエイトのため、数十年を経過していながら変色せず、現在もナンバーエイト独特の魅力を湛えています。もちろん無添加ナチュラルのターコイズです。


【Number Eight Turquoise】ナンバーエイト鉱山は、ネバダ州の鉱山で1920年代中頃~1960年代頃まで採掘されていました。特に1930年代中頃に採掘された石は素晴らしいクオリティーを持っていたとされています。また、採掘されるターコイズの色味や質等のバリエーションが豊かな鉱山の一つですが、その多くは澄んだ水色を持ち、ハイグレードにグレーディングされるものは北米産ターコイズの中でも最も変色や劣化しにくいとされ、高い硬度を誇っています。
現在はその多くがコレクターや有力なトレーダーに収蔵され、市場に出ること自体が少なくなってしまいました。


【Shadowbox】シャドーボックスは、1930年代の後半に確立された技法で、1960年代~1970年代に多く見られた造形です。主にターコイズの外側に空洞を作ることによって深い黒(影)が現れるのが特徴で、それによりターコイズの美しい色や輝きをより際立たせる技法です。巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)も好んだ技法/スタイルの一つであり、現代まで受け継がれています。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


本作もその様なPatania Thunderbird styleの美意識と共に、クラシックな上質感も与えられており、ミニマムなシルバーワークは、現代的で洗練された印象を生み出しています。

また、前述のように本来の使用法であるタイピンとしてだけでなく、ラペルピン/ブートニエールやアウターのワンポイントとしても粋なアクセントになってくれます。ニードルを留めるパーツに厚みがある為、ハットピンなどには向いていませんが、シンプルで普遍的な造形美を持つこちらの作品は、多くのアイテムに違和感なくフィットすると思われます。

精巧なシルバーワークによる上質感に、美しくもワイルドなオールドナンバーエイトターコイズがマウントされることで、小さな作品ながら大変ハイエンドな作品に仕上げられています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


全体に多少のクスミはありますが良好なコンディションです。ターコイズを含め良好なコンディションを保っています。
Size

縦 約1.3㎝   横 約1.25㎝
ターコイズ 縦 約5.2㎜  横 約5.3㎜

Material

Sterling Silver, Gem Quality Number Eight Turquoise