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JNO005296

【NAVAJO GUILD】Vtg Silver Bead Necklace w/Cast Yei Top c.1945

【NAVAJO】ナバホの中でも多くの傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)=通称『ナバホギルド』の作品。ベンチメイド/ハンドメイドシルバービーズと、ナバホの精霊【Yei】イェイをモチーフにしたサンドキャスト成形のトップが組み合わされたアンティーク/ビンテージネックレスです。

伝統的技術によって作られた作品であり、ナバホギルドらしい美意識と細部には高い完成度を感じさせます。また、使いやすいサイズ感とシンプルで馴染みやすい造形/デザインも特徴的なネックレスとなっています。

本作にはナバホギルドのホールマークである【Horned Moon】のみが刻印されており、1940年代後半~1950年代頃の作品と思われます。程よいサイズ感の重厚なトップは、サンドキャストによる成形で、素朴でプリミティブなピースながら、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドらしく根源的な美しさや力強さを持つ作品。ナバホジュエリー創成期の作品を意識したデザイン造形です。
また、サンドキャストによる成形技術は、ナバホジュエリーの古典期から現在に至るまで大きく変わっておらず、その製法やデザインスタイルも長く受け継がれています。しかしながら、現在では多くが同一の『型』を使用した作品となってしまいました。ナバホギルドでも同じデザインの作品はある程度作られていますが、本作を含め量産向けにパターン化された『型』によるピースではなく、それぞれに微妙に違ったサイズや造形を持ち、作者のオリジナリティーを感じさせます。また、裏面の研磨等の仕上げ工程や、厚みがありエッジのしっかりとした造り等、細部のディテールに1960年代以前のサンドキャスト作品に多くみられる上質感を持っており、丁寧な仕上げ工程もナバホギルドの特徴となっています。

シルバービーズは素朴ながら丁寧に作られたベンチメイド(ハンドメイド)ビーズとなっています。現在では限られた作家しか作らないこちらのような完全なハンドメイドのビーズは、材料の加工からの全ての工程を手作業により作り上げられており、コンチョを作るような手法で半球体を制作し、それらを二つロウ付けすることでビーズに成形しています。そのため、その形状や大きさは不均一な部分が見られますが、独特の味わいが感じられます。そして本作では、3種のビーズが巧みに組み合わされることで動きがあり、さり気なくも存在感を示すビーズネックレスとなっています。
また、こちらの作品はアリゾナ州のコレクターが長く保管していた1オーナーの個体であり、ビーズネックレスとトップの双方がナバホギルドで作られたオリジナルピースと推測されます。

こちらのようなイェイやホーンドムーン等、ホピ族やズニ族の精霊カチナとは異なるナバホ族独特の精霊をモチーフとしてサンドキャストで成形されたピースは現代にも受け継がれています。中でも【Francis Jones】フランシス・ジョーンズや【Wilson Begay】ウィルソン・ビゲイ等が本作に類似した作品を制作しています。


【Yei】や【Yei-be-chai】は、ナバホ独特の精霊・神様で、今も儀式や砂絵で見ることが出来る大変重要な存在です。自然現象を司り、病を治すヒーリング・セレモニー(儀式)ではメディスンマンが床に砂絵で描く図柄がイェイです。ダンサーであったり卍スワスティカを描いて登場することもあります。Yei-be-chaiは、イェイの仮面をつけて踊る人間の事を表しています。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミスである【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。前述のKenneth Begay、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。そのため共通して、【NAVAJO】の文字と【Horned Moon】と呼ばれるホールマークが刻印されています。
※本作ではHorned Moonのみの刻印。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。


こちらの作品も前述のホールマーク 【Horned Moon】が刻印されており、作者個人を特定することはできませんが、非常にナバホギルドらしいサンドキャスト成形のトップが特徴的なネックレス。
当時、インディアンジュエリー創成期のリバイバル作品制作をメインとしたナバホギルドですが、やはりその完成度や古典を踏襲しながら新しいクリエーションを含んだ作品群は、アンティークよりもクリーンで練り上げられた造形美を持っています。さらに本作では、サンドキャストの丁寧な仕上げや卓越した立体造形センスによって、現代作品にはない重厚感や威厳のある表情が与えられているようです。

またその重厚感に反してイェイモチーフはとても愛らしく、インディアンジュエリー独特のエスニシティな雰囲気を持っています。程よいボリューム感はさりげなく自然な印象を作り、その汎用性も非常に高く、性別やスタイルを問わず使いやすい印象のネックレスです。多くのスタイルにさり気なく馴染み、効果的なアクセントとして長くご愛用頂けると思われます。

ナバホジュエリーのクラシックな造形スタイルを受け継いだ重厚な造りと、プリミティブな表情を持ちながらもどこかモダンな印象に仕上げられたネックレス。歴史的な資料価値も高く、非常にコレクタブルな作品の一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも良好でシルバーには少しクスミが見られ、ビーズには小さな凹みや多少の制作上のムラが見られますが大きなダメージはありません。
PRICE:
121,000 円(税込)
SIZE:
ナジャトップ 実寸   縦 約5.1㎝   横 約3.05㎝
全長 約47.5㎝程度
MATERIAL:
Silver
ORDER:
QUANTITY
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