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JRO005177

Atq Navajo Rose & 卍 Stamped Applique Worn Silver Ring c.1920

Atq Navajo Rose & 卍 Stamped Applique Worn Silver Ring c.1920
33,000 円(税込)
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Atq Navajo Rose & 卍 Stamped Applique Worn Silver Ring c.1920
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【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのシルバースミスによるアンティークジュエリー、ローズ/野薔薇がモチーフになったと思われるフロント部分と、その両サイドの【逆卍】Whirling Log/Nohokosのスタンプワークが刻まれた、合わせて3つのアップリケで構成された作品。また、長い経年と着用による摩耗によってシルバーの各パーツが一体化したように変化したアンティーク/ビンテージリングです。

1910年代末頃~1930年代前半頃に作られた作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンクは、フロントが割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で3本に割り開かれており、フロントに向かって幅が広くなったシェイプとなっています。その中央にはスタンプワークによっておそらくローズ(野薔薇)のモチーフが表現されたアップリケが施されています。そして、その両サイドにもスクエアシェイプのアップリケが配され、それらには摩耗により不明瞭ながら逆卍のスタンプが刻まれています。
ローズモチーフは、1910年代以前のツーリストジュエリーにおいても発見されている古いモチーフであり、卍は1930年代以前の作品では多く用いられた象徴的なデザインですが、本作の様にデザインされたリングは他に類似作品のない大変貴重なリングとなっています。
また、長い経年と着用による摩耗したシルバーは、良いコンディションとは言えませんが、鞣されたシルバーの表情は独特のなめらかで有機的な質感を生み出しているようです。

本作と同年代に制作され、卍等のモチーフを持つ作品の多くは、1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれるスーベニアアイテムとして認識されていますが、こちらの作品については、もちろん【Manufacturers】メーカーによって量産されたものではなく、全ての工程を一人の職人が担当し、全てハンドメイドで丁寧に仕上げられています。その為、現在フレッド・ハービースタイルと呼ばれる分業化や量産化されたものとは一線を画すクオリティーと味わいを持った貴重な作品です。


1910年代~1940年代当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインを作品をはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られたなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
本作も、ツーリストアイテムではなく、大変古い年代に作られた完全なオリジナル作品であり、唯一無二のデザインと作者の独創性を持った貴重な作品の一つです。

また、ナバホジュエリーの特徴を持った作品ですが、作られた年代的にナバホとプエブロ双方が大きな差を持たない作品を制作していた時代であり、本作の様な造形やモチーフの作品では、作者の部族と明確にすることは出来ません。ただし、伝統的なナバホジュエリーの技術で形作られ、相対的な職人数の割合からナバホのシルバースミスによって作られた可能性が高い作品となっています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


ナバホの古典的な彫金技術によって構成された作品ですが、強いオリジナリティと希少性を持ったリングです。またそのデザインは現代においても新鮮な印象を失っておらず、練り上げられた工芸品としての佇まいと完成度を感じさせます。
 
また、こちらの様なシルバーのみで構成されたアンティーク作品はとても少なく、ジュエリーとしての派手さは持っていませんが、独特の味わいとアーシーな印象を持っています。シルバーの質感も渋く、量産品にはない重厚なヘリテージ感や素朴な表情は、多くスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。
さらに、長い経年によってエッジが削り落とされた表情は、ナチュラルでシャビーなアンティーク感を醸し出しており、アンティークジュエリーの中でもリングは使用による消費や紛失などにより現存数が少なく、とても貴重な作品の一つとなっています。

こちらの様なインディアンジュエリーの歴史の中でも黎明期に制作された作品は、史料価値も高くとても貴重な作品ですが、長い着用による摩耗が進んでいる為、トレジャーハントプライスなリングとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年・着用による摩耗によって良い状態とは言えません。現時点では目立ったダメージは無く着用には支障ありませんが、シルバーが薄くなっている為、着用によって破損する可能性があります。※破損した場合、ほとんどの破損でリペアが可能です。
【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのシルバースミスによるアンティークジュエリー、ローズ/野薔薇がモチーフになったと思われるフロント部分と、その両サイドの【逆卍】Whirling Log/Nohokosのスタンプワークが刻まれた、合わせて3つのアップリケで構成された作品。また、長い経年と着用による摩耗によってシルバーの各パーツが一体化したように変化したアンティーク/ビンテージリングです。

1910年代末頃~1930年代前半頃に作られた作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンクは、フロントが割り開かれた『スプリットシャンク』と呼ばれる伝統的な造形で3本に割り開かれており、フロントに向かって幅が広くなったシェイプとなっています。その中央にはスタンプワークによっておそらくローズ(野薔薇)のモチーフが表現されたアップリケが施されています。そして、その両サイドにもスクエアシェイプのアップリケが配され、それらには摩耗により不明瞭ながら逆卍のスタンプが刻まれています。
ローズモチーフは、1910年代以前のツーリストジュエリーにおいても発見されている古いモチーフであり、卍は1930年代以前の作品では多く用いられた象徴的なデザインですが、本作の様にデザインされたリングは他に類似作品のない大変貴重なリングとなっています。
また、長い経年と着用による摩耗したシルバーは、良いコンディションとは言えませんが、鞣されたシルバーの表情は独特のなめらかで有機的な質感を生み出しているようです。

本作と同年代に制作され、卍等のモチーフを持つ作品の多くは、1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルとも呼ばれるスーベニアアイテムとして認識されていますが、こちらの作品については、もちろん【Manufacturers】メーカーによって量産されたものではなく、全ての工程を一人の職人が担当し、全てハンドメイドで丁寧に仕上げられています。その為、現在フレッド・ハービースタイルと呼ばれる分業化や量産化されたものとは一線を画すクオリティーと味わいを持った貴重な作品です。


1910年代~1940年代当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインを作品をはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られたなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
本作も、ツーリストアイテムではなく、大変古い年代に作られた完全なオリジナル作品であり、唯一無二のデザインと作者の独創性を持った貴重な作品の一つです。

また、ナバホジュエリーの特徴を持った作品ですが、作られた年代的にナバホとプエブロ双方が大きな差を持たない作品を制作していた時代であり、本作の様な造形やモチーフの作品では、作者の部族と明確にすることは出来ません。ただし、伝統的なナバホジュエリーの技術で形作られ、相対的な職人数の割合からナバホのシルバースミスによって作られた可能性が高い作品となっています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


ナバホの古典的な彫金技術によって構成された作品ですが、強いオリジナリティと希少性を持ったリングです。またそのデザインは現代においても新鮮な印象を失っておらず、練り上げられた工芸品としての佇まいと完成度を感じさせます。
 
また、こちらの様なシルバーのみで構成されたアンティーク作品はとても少なく、ジュエリーとしての派手さは持っていませんが、独特の味わいとアーシーな印象を持っています。シルバーの質感も渋く、量産品にはない重厚なヘリテージ感や素朴な表情は、多くスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。
さらに、長い経年によってエッジが削り落とされた表情は、ナチュラルでシャビーなアンティーク感を醸し出しており、アンティークジュエリーの中でもリングは使用による消費や紛失などにより現存数が少なく、とても貴重な作品の一つとなっています。

こちらの様なインディアンジュエリーの歴史の中でも黎明期に制作された作品は、史料価値も高くとても貴重な作品ですが、長い着用による摩耗が進んでいる為、トレジャーハントプライスなリングとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、経年・着用による摩耗によって良い状態とは言えません。現時点では目立ったダメージは無く着用には支障ありませんが、シルバーが薄くなっている為、着用によって破損する可能性があります。※破損した場合、ほとんどの破損でリペアが可能です。
Size

日本規格 約 16.5~17号   円周 約 57.4㎜   us 8.5
正面幅 約 14.3㎜

Material

Silver