ITEM CODE:
JRO001909

Antique Navajo 卍 Stamped & Filed Ingot Silver Ring c.1915~

Antique Navajo 卍 Stamped & Filed Ingot Silver Ring c.1915~
118,800 円(税込)
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Antique Navajo 卍 Stamped & Filed Ingot Silver Ring  c.1915~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、1910年代後半~1920年代製と思われる作品で、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンク/地金に【卍】Whirling Log/Nohokosのスタンプワークが施されたアンティーク/ビンテージリングです。

【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイル、【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、当時アメリカ中西部の観光客向けに制作されたピースでも見られるデザインのリングですが、こちらはそれらのデザインソースとなった作品です。

とても程よいボリューム感で、全体に力強くスタンプワークが施されています。また、シャンクのサイド~バックには、ファイルワークと呼ばれる鑢で削る技術によって立体的なテーパーラインが施されており、細やかな作者のこだわりが感じられます。それはやはりツーリスト向けのアイテムでは見られない手の込んだディテールの一つです。スタンプ(鏨)のクオリティーも素晴らしく、アンティーク独特の武骨でありながらクリエイティブな紋様を作り上げています。
また、インゴット(銀塊)から成形されたシャンク/地金は、センターに向かって幅が少し広くなったシェイプでエッジが鞣されており、 ハンマーワークで叩きのばすことで成形された硬く上質感のある肌に仕上げられています。このようなハンマーワークによる造形は高い技術を必要とし、現在では限られた作家の作品でしか見られないディテールとなっています。

素晴らしいクオリティーのアンティーク/ビンテージリングであり、史料価値も高く貴重なピースです。


こちらの作品のような時期に制作され、類似したスタイルを持つピースについては現在、観光客向けに作られたツーリストジュエリーとして認識されていますが、この作品については、【Manufacturers】メーカーによって量産されたものではなく、それらのデザインソースとなった『オリジナル』作品であり、その希少性と価値を高めています。
1910年代~1940年代当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやArrow Novelty等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDやC. G. Wallaceの工房で作られた作品をはじめ、【Fred Peshlakai】、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属した【Awa Tsireh】がデザインした作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、『UITA』【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品においても類似するデザインのものが生産されて観光客向けに流通しており、それらのデザインソースとなったオールハンドメイド作品の一つです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。

 
ナバホの古典的な技術によって構成されたクラシックな作品ですが、現代においてもデザインの独創性や新鮮な印象を失っておらず、とても重厚で武骨ながら洗練された完成度を持つハイエンドなリングです。

シルバーのみで構成され、渋いシルバーの質感は派手さは持っていませんが独特の味わいがあり、量産品にはない雰囲気のリング。素朴でシンプル、無駄のない秀逸なデザインは、多くスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④


コンディションは、少し経年を感じさせるクスミなどが見られますが、使用感やダメージ/リペア跡など見られず良好なコンディションです。
また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、1910年代後半~1920年代製と思われる作品で、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたシャンク/地金に【卍】Whirling Log/Nohokosのスタンプワークが施されたアンティーク/ビンテージリングです。

【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイル、【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる、当時アメリカ中西部の観光客向けに制作されたピースでも見られるデザインのリングですが、こちらはそれらのデザインソースとなった作品です。

とても程よいボリューム感で、全体に力強くスタンプワークが施されています。また、シャンクのサイド~バックには、ファイルワークと呼ばれる鑢で削る技術によって立体的なテーパーラインが施されており、細やかな作者のこだわりが感じられます。それはやはりツーリスト向けのアイテムでは見られない手の込んだディテールの一つです。スタンプ(鏨)のクオリティーも素晴らしく、アンティーク独特の武骨でありながらクリエイティブな紋様を作り上げています。
また、インゴット(銀塊)から成形されたシャンク/地金は、センターに向かって幅が少し広くなったシェイプでエッジが鞣されており、 ハンマーワークで叩きのばすことで成形された硬く上質感のある肌に仕上げられています。このようなハンマーワークによる造形は高い技術を必要とし、現在では限られた作家の作品でしか見られないディテールとなっています。

素晴らしいクオリティーのアンティーク/ビンテージリングであり、史料価値も高く貴重なピースです。


こちらの作品のような時期に制作され、類似したスタイルを持つピースについては現在、観光客向けに作られたツーリストジュエリーとして認識されていますが、この作品については、【Manufacturers】メーカーによって量産されたものではなく、それらのデザインソースとなった『オリジナル』作品であり、その希少性と価値を高めています。
1910年代~1940年代当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやArrow Novelty等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDやC. G. Wallaceの工房で作られた作品をはじめ、【Fred Peshlakai】、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属した【Awa Tsireh】がデザインした作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、『UITA』【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品においても類似するデザインのものが生産されて観光客向けに流通しており、それらのデザインソースとなったオールハンドメイド作品の一つです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。
当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。

 
ナバホの古典的な技術によって構成されたクラシックな作品ですが、現代においてもデザインの独創性や新鮮な印象を失っておらず、とても重厚で武骨ながら洗練された完成度を持つハイエンドなリングです。

シルバーのみで構成され、渋いシルバーの質感は派手さは持っていませんが独特の味わいがあり、量産品にはない雰囲気のリング。素朴でシンプル、無駄のない秀逸なデザインは、多くスタイルにフィットし長年にわたってご愛用いただけると思います。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④


コンディションは、少し経年を感じさせるクスミなどが見られますが、使用感やダメージ/リペア跡など見られず良好なコンディションです。
また、【卍】の入るピースは戦後もほとんど着用されずに保管されていることが多く、現存数は少ないですが、コンディションの良い個体が多いことも特徴の一つです。
Size

日本規格 約 23号   円周 約 64.0㎜   us 11
正面幅 約 8.6㎜

Material

Ingot Silver