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JBO013534

Vtg leaf Applique "ES"Hallmarked Cuff w/SpiderWeb TQ c.1945~

Vtg leaf Applique "ES"Hallmarked Cuff w/SpiderWeb TQ c.1945~
159,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、内側にはアローヘッドの中に『ES』とデザインされたホールマーク(作者のサイン)が刻印されていますが、残念ながら作者は不明の作品。独特なカットの美しいターコイズやその両サイドのリーフデザイン等、特別なオリジナリティと突出した完成度を持ち、高い史料価値も有するアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代後半~1960年代頃に制作された作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は、フロント部分が鏨を使い4本に割り開かれています。このようなディテールは『スプリットバンド』と呼ばれ、ナバホの伝統的なスタイルの一つですが、本作ではそのスプリットの始点やエッジの鞣された仕上げなど、細部に至るまで美しいシルバーワークによって作り上げられており、ターコイズのシェイプに合わせた刻み等、細部にも強いこだわりが感じられます。
そのようなバンドをベースに、長方形に近いシェイプの美しいターコイズがマウントされ、その両サイドにはシルバーボールやワイヤーワークによるとても凝った装飾が施されています。さらに、その外側には有機的な曲面を持つリーフ(たばこの葉)のアップリケ/パッチワークが配されています。そして両サイド部分には大きなシルバーボールが配され、立体的で動きのある表情に仕上げられています。サイドからターミナルにかけてはナバホジュエリーらしい力強いスタンプワークが刻まれており、伝統的で手の込んだディテールと作者のオリジナリティを感じさせるデザインにより、高い完成度を持った作品となっています。

もちろん全ての工程が丁寧なハンドメイドによって仕上げられており、リーフという植物をモチーフにしたディテールやサイド~ターミナルに刻まれているスタンプ(鏨)ツールのデザインと質等により、おそらく【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミスの作品ではないかと推測されます。その為、ナバホのシルバースミスによる作品の可能性が高いですが、ズニの作家によって作られた可能性も僅かに残ります。

マウントされたターコイズは、非常に珍しく四隅が切り落とされたエメラルドカットに近いシェイプが特徴的です。インディアンジュエリーではスクエアカットの多くがバゲット(棒状)カットと呼ばれる角を切り落とさないスクエアシェイプが用いられ、こちらのような8角形のカットが非常に珍しいデザインです。この石のシェイプによって、スクエアカット以上にクラシックでスクエアカットにはない有機的な印象が与えられているようです。
柔らかなアクアカラーにチョコブラウン~ブラック、ゴールドのタイトなスパイダーウェブを持ち、美しい色相のグラデーションによって大変複雑な景色を形成しています。【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズ/【Timberline Mine】ティンバーラインと類似した色相や特徴を備えていますが、ウェブの表情は非常に特殊で、チャイニーズターコイズの可能性もあり、鉱山を特定する事は出来ません。
経年により少しマットな質感になっていますが、現在も硬度を感じさせる表情と煌きを持つ、無添加ナチュラルターコイズです。


【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズは1901年に発見され、【Timberline Mine】ティンバーラインと言う別名を持つターコイズ。ナゲット(塊)で採掘され、高い硬度と美しい色、独特の複雑な景色を持つターコイズを産出する鉱山です。1970年代頃には多くの有名作家に愛され、ナバホの【Lee Yazzie】リー・ヤジー(1946-)や、コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)の作品でも散見されるターコイズです。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらのピースもインゴット製法をはじめナバホジュエリーのトラディショナルな技術によって作り上げられています。しかしながら、その細かなディテールやデザインには作者の強いオリジナリティを宿しており、ミッドセンチュリー以前からホールマークを使用していた「作家」としての技術と地位を持った作者の技術力や造形センスが堪能できる作品となっています。

また、幅があり重く作り上げられたバングルですが、丁寧な仕上げによって滑らかなシルバーの肌を持ち、手首に対するフィット感も素晴らしいピース。柔らかで有機的な表情には、プエブロインディアンの価値観も付加されており、ジュエリーとしての品位も感じられます。

また、本作の様なスペシャリティと共に、ホールマーク等の歴史と背景を推測させるディテールを備えた作品は、高い史料価値も有し大変貴重なピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや細かなキズは見られますが、ダメージやリペア跡の無い大変良好な状態です。
ターコイズも天然石由来の母岩/マトリックス部分の凹凸や経年による多少のキズが見られ、マットな質感となっていますが、ガタツキやクラックなどのない状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、内側にはアローヘッドの中に『ES』とデザインされたホールマーク(作者のサイン)が刻印されていますが、残念ながら作者は不明の作品。独特なカットの美しいターコイズやその両サイドのリーフデザイン等、特別なオリジナリティと突出した完成度を持ち、高い史料価値も有するアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代後半~1960年代頃に制作された作品と思われ、インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は、フロント部分が鏨を使い4本に割り開かれています。このようなディテールは『スプリットバンド』と呼ばれ、ナバホの伝統的なスタイルの一つですが、本作ではそのスプリットの始点やエッジの鞣された仕上げなど、細部に至るまで美しいシルバーワークによって作り上げられており、ターコイズのシェイプに合わせた刻み等、細部にも強いこだわりが感じられます。
そのようなバンドをベースに、長方形に近いシェイプの美しいターコイズがマウントされ、その両サイドにはシルバーボールやワイヤーワークによるとても凝った装飾が施されています。さらに、その外側には有機的な曲面を持つリーフ(たばこの葉)のアップリケ/パッチワークが配されています。そして両サイド部分には大きなシルバーボールが配され、立体的で動きのある表情に仕上げられています。サイドからターミナルにかけてはナバホジュエリーらしい力強いスタンプワークが刻まれており、伝統的で手の込んだディテールと作者のオリジナリティを感じさせるデザインにより、高い完成度を持った作品となっています。

もちろん全ての工程が丁寧なハンドメイドによって仕上げられており、リーフという植物をモチーフにしたディテールやサイド~ターミナルに刻まれているスタンプ(鏨)ツールのデザインと質等により、おそらく【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミスの作品ではないかと推測されます。その為、ナバホのシルバースミスによる作品の可能性が高いですが、ズニの作家によって作られた可能性も僅かに残ります。

マウントされたターコイズは、非常に珍しく四隅が切り落とされたエメラルドカットに近いシェイプが特徴的です。インディアンジュエリーではスクエアカットの多くがバゲット(棒状)カットと呼ばれる角を切り落とさないスクエアシェイプが用いられ、こちらのような8角形のカットが非常に珍しいデザインです。この石のシェイプによって、スクエアカット以上にクラシックでスクエアカットにはない有機的な印象が与えられているようです。
柔らかなアクアカラーにチョコブラウン~ブラック、ゴールドのタイトなスパイダーウェブを持ち、美しい色相のグラデーションによって大変複雑な景色を形成しています。【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズ/【Timberline Mine】ティンバーラインと類似した色相や特徴を備えていますが、ウェブの表情は非常に特殊で、チャイニーズターコイズの可能性もあり、鉱山を特定する事は出来ません。
経年により少しマットな質感になっていますが、現在も硬度を感じさせる表情と煌きを持つ、無添加ナチュラルターコイズです。


【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズは1901年に発見され、【Timberline Mine】ティンバーラインと言う別名を持つターコイズ。ナゲット(塊)で採掘され、高い硬度と美しい色、独特の複雑な景色を持つターコイズを産出する鉱山です。1970年代頃には多くの有名作家に愛され、ナバホの【Lee Yazzie】リー・ヤジー(1946-)や、コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)の作品でも散見されるターコイズです。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらのピースもインゴット製法をはじめナバホジュエリーのトラディショナルな技術によって作り上げられています。しかしながら、その細かなディテールやデザインには作者の強いオリジナリティを宿しており、ミッドセンチュリー以前からホールマークを使用していた「作家」としての技術と地位を持った作者の技術力や造形センスが堪能できる作品となっています。

また、幅があり重く作り上げられたバングルですが、丁寧な仕上げによって滑らかなシルバーの肌を持ち、手首に対するフィット感も素晴らしいピース。柔らかで有機的な表情には、プエブロインディアンの価値観も付加されており、ジュエリーとしての品位も感じられます。

また、本作の様なスペシャリティと共に、ホールマーク等の歴史と背景を推測させるディテールを備えた作品は、高い史料価値も有し大変貴重なピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミや細かなキズは見られますが、ダメージやリペア跡の無い大変良好な状態です。
ターコイズも天然石由来の母岩/マトリックス部分の凹凸や経年による多少のキズが見られ、マットな質感となっていますが、ガタツキやクラックなどのない状態を保っています。
Size

メンズサイズ L - XL 程度。

内径最大幅 約60.0㎜    正面幅(高さ) 約30.2㎜
内径 約145㎜    開口部 約25㎜
Inside Measurement 5 11/16inch   opening 1inch 

  ターコイズサイズ  縦 約26.4㎜  横 約20.5㎜

※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver, Spider Web Turquoise
        約45.6g