アンティークの【Virgin Of Guadalupe】 ウッドカービングです。 正確な製作年代の判定は難しいですが、1800年代末~1900年代頭ごろに作られたものと思われます。
グアダルーペの聖母はメキシコで最も敬愛されている宗教的シンボルです。メキシコの原住民【インディオ】のファン・ディエゴの前に現れたとされる聖母であり、メキシコの民族主義の象徴ともなっている大切な存在です。
現在でも敬虔なカトリックが多いメキシカンにとって重要なシンボルとして、宗教的な場面に限らず多くのシーンで登場する聖母像です。
小さいサイズですが、着物の紋様まで精密に彫り込まれ、もともと聖具として心を込めて作られたものだったと思います。 どこかのチャーチに保管されていたものかもしれません。
コンディションは長い年月を感じますが経年による擦れや、おそらくマリア様を支える天使の両手の上あたりにもともとはもう少し突き出た部分があったと思いますが欠損があるように思われます。 そのほかに大きなダメージはありません。