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JBO004741

Atq Thunderbird Stamped Ingot Silver "FlatTop" Cuff c.1930~

Atq Thunderbird Stamped Ingot Silver "FlatTop" Cuff c.1930~
148,000 円(税込)
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Atq Thunderbird Stamped Ingot Silver "FlatTop" Cuff  c.1930~
  • Atq Thunderbird Stamped Ingot Silver "FlatTop" Cuff  c.1930~
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【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された通称『FlatTop/フラットトップ』と呼ばれる独特なシェイプのバンド/地金にサンダーバードやアロー等のスタンプワークが刻まれた非常に貴重なアンティーク/ビンテージバングルです。

1930年代~1940年代初頭頃に作られたと思われる作品で、【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、全ての工程を一人の職人が担当し、全てハンドメイドで丁寧に仕上げられており、分業化や量産化されたものとは一線を画すクオリティーと味わいを持った作品です。

また本作の特徴であり、その希少価値を高めているスペシャリティは、独特なバンドのシェイプです。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、ハンマーによるパウンティング(鍛造)によって造形されており、サイド~ターミナル(両端)にかけては断面がトライアングルのシェイプを持ち、フロント部分はフラットなシェイプに仕上げられています。他にもサイド~ターミナルがハーフラウンドワイヤーとなった作品や、フロント部分に長方形の長いパネルが作られた造形スタイルを総称し『フラットトップ』と呼ばれています。このような立体物として美しい手の込んだ造形は、特にアンティークインディアンジュエリーディーラーの間で人気が高く、市場に出ないアイテムとなっています。

そして、上記のようなフラットトップの造形は【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴの作品に多く見られる特徴となっています。さらに、本作においてサンダーバードの両サイド、アロースタンプの間に見られるようなスティック状のスタンプは、1930年代にインディアンスクールの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が受け持つ彫金クラスの中でもキワ/サントドミンゴの生徒がAmbrose Roanhorseの教えを受けて同部族の伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄をモチーフに生み出した記録が残っています。
しかしながら、その後すぐにナバホ出身の生徒も影響を受けたスタンプ(鏨)を制作しており、明確にキワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同デザインのスタンプ(鏨)は、ツーリストジュエリーにも取り入れられることになり1930年代~1940年代には散見されるディテールとなっています。

中央にはどこか可愛く、やはりプエブロの特徴である有機的な表情を持ったデザインのサンダーバードが刻まれ、その両サイドには力強いアローモチーフが施されています。サイド~ターミナルのトライアングルシェイプ部分にかけてもプリミティブながら洗練されたスタンプワークが配されています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【Kewa】キワ族/【Santo Domingo】サントドミンゴ族は、プエブロと呼ばれるナバホ以外のアメリカサウスウエスト地区居住のインディアン部族の中でも最大規模の部族で、アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
現在でも素晴らしい作品を創作するアーティストを多数擁しており、独特の技術やスタイルを持ったジュエリーを制作しています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。
1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品において内側の一部に見られるようなシルバーの重なったような亀裂部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もすべてのディテールが原始的な技術・技法によって作り上げられた作品ですが、現代においてもデザインの独創性や新鮮な印象を失っておらず、ナローな幅ながらとても重厚で、武骨でありながら洗練された完成度を感じさせる、非常に多面性を持ったバングル。その為、素朴で武骨なシルバーワークとサンダーバードというキャッチーなモチーフとのコントラストやギャップも楽しめる作品であり、アイコニックなモチーフは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『遊び心』を与えてくれるアイテムです。また、シルバーのみで構成されている為に派手さがなく、少し控えめなボリューム感も使いやすい印象を持ち、他のブレスレットとの重ね付けにも向いた作品となっています。

硬い地金による独特の質感やアンティーク特有の迫力は存在感を生み出していますが、普遍的な良さを持つ造形/デザインによって、多くのスタイルによく馴染むと思われます。

こちらの様なアンティークピースはその希少性や史料価値により、ディーラーやコレクターの手を離れることがほとんどなく、非常に貴重な作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。使用感の少ない良い状態を保っています。また、内側にインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。
【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された通称『FlatTop/フラットトップ』と呼ばれる独特なシェイプのバンド/地金にサンダーバードやアロー等のスタンプワークが刻まれた非常に貴重なアンティーク/ビンテージバングルです。

1930年代~1940年代初頭頃に作られたと思われる作品で、【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半のサウスウエスト観光産業の隆盛に合わせて作られた作品の一つと思われますが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、全ての工程を一人の職人が担当し、全てハンドメイドで丁寧に仕上げられており、分業化や量産化されたものとは一線を画すクオリティーと味わいを持った作品です。

また本作の特徴であり、その希少価値を高めているスペシャリティは、独特なバンドのシェイプです。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、ハンマーによるパウンティング(鍛造)によって造形されており、サイド~ターミナル(両端)にかけては断面がトライアングルのシェイプを持ち、フロント部分はフラットなシェイプに仕上げられています。他にもサイド~ターミナルがハーフラウンドワイヤーとなった作品や、フロント部分に長方形の長いパネルが作られた造形スタイルを総称し『フラットトップ』と呼ばれています。このような立体物として美しい手の込んだ造形は、特にアンティークインディアンジュエリーディーラーの間で人気が高く、市場に出ないアイテムとなっています。

そして、上記のようなフラットトップの造形は【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴの作品に多く見られる特徴となっています。さらに、本作においてサンダーバードの両サイド、アロースタンプの間に見られるようなスティック状のスタンプは、1930年代にインディアンスクールの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が受け持つ彫金クラスの中でもキワ/サントドミンゴの生徒がAmbrose Roanhorseの教えを受けて同部族の伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄をモチーフに生み出した記録が残っています。
しかしながら、その後すぐにナバホ出身の生徒も影響を受けたスタンプ(鏨)を制作しており、明確にキワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同デザインのスタンプ(鏨)は、ツーリストジュエリーにも取り入れられることになり1930年代~1940年代には散見されるディテールとなっています。

中央にはどこか可愛く、やはりプエブロの特徴である有機的な表情を持ったデザインのサンダーバードが刻まれ、その両サイドには力強いアローモチーフが施されています。サイド~ターミナルのトライアングルシェイプ部分にかけてもプリミティブながら洗練されたスタンプワークが配されています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。 ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。

【Arrow/Arrowhead】アロー/アローヘッドは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【Kewa】キワ族/【Santo Domingo】サントドミンゴ族は、プエブロと呼ばれるナバホ以外のアメリカサウスウエスト地区居住のインディアン部族の中でも最大規模の部族で、アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
現在でも素晴らしい作品を創作するアーティストを多数擁しており、独特の技術やスタイルを持ったジュエリーを制作しています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。
1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。こちらの作品において内側の一部に見られるようなシルバーの重なったような亀裂部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


本作もすべてのディテールが原始的な技術・技法によって作り上げられた作品ですが、現代においてもデザインの独創性や新鮮な印象を失っておらず、ナローな幅ながらとても重厚で、武骨でありながら洗練された完成度を感じさせる、非常に多面性を持ったバングル。その為、素朴で武骨なシルバーワークとサンダーバードというキャッチーなモチーフとのコントラストやギャップも楽しめる作品であり、アイコニックなモチーフは、男性向けのアクセサリーには重要な要素である『遊び心』を与えてくれるアイテムです。また、シルバーのみで構成されている為に派手さがなく、少し控えめなボリューム感も使いやすい印象を持ち、他のブレスレットとの重ね付けにも向いた作品となっています。

硬い地金による独特の質感やアンティーク特有の迫力は存在感を生み出していますが、普遍的な良さを持つ造形/デザインによって、多くのスタイルによく馴染むと思われます。

こちらの様なアンティークピースはその希少性や史料価値により、ディーラーやコレクターの手を離れることがほとんどなく、非常に貴重な作品です。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。使用感の少ない良い状態を保っています。また、内側にインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。
Size

メンズサイズ M - XL 程度。
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約60.4㎜    正面幅(高さ) 約10.2㎜
内周 約140㎜    開口部 約26.5㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 1 1/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。M以上、XLサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約25.1g