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JBO004527

【NAVAJO GUILD】Vtg Chiseled Ingot Silver Cuff Bracelet c.1950

【NAVAJO GUILD】Vtg Chiseled Ingot Silver Cuff Bracelet c.1950
216,000 円(税込)
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【NAVAJO GUILD】Vtg Chiseled Ingot Silver Cuff Bracelet c.1950
  • 【NAVAJO GUILD】Vtg Chiseled Ingot Silver Cuff Bracelet c.1950
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【NAVAJO】ナバホの中でも傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』の作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド(地金)は、控えめな幅でありながら重厚に作られており、非常にミニマムでクリーンな造形を持ったハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。

こちらの作品には、ナバホギルドのホールマーク(作者やショップのサイン)である【Horned Moon】共に【NAVAJO】の文字も刻印されていることから1940年代後半以降に作られた作品と推測されます。
また、ナバホギルドの作品では作者個人を特定することは不可能ですが、本作と非常に類似した作品がサンフランシスコのCalifornia Academy of Sciences/カリフォルニア科学アカデミーミュージアムに収蔵されており、その作品はナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)によるものです。制作された時期がKenneth Begayのキャリアにおいてナバホギルドに所属していた時期とずれる為、本作が同作者によって作られた可能性は高くありませんが、そのデザイン/造形には強い影響を感じさせ、シルバーワークに関してはKenneth Begayに引けを取らない技術力と完成度を感じさせる作品となっています。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、とても硬く重厚でなめらかな肌に仕上げられており、12㎜程度の比較的控えめな幅に仕上げられています。そして、『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術と『ファイルワーク』と言う削る技法によって立体的にライン模様を刻み込んでいます。その絶妙なシルバーワークは、中央にまるでラウンドワイヤーを張り付けたかのような美しいハーフラウンド状のラインを生み出しており、その間にある柔らかな曲面も同様の技術で作り上げられています。さらに、ハンドメイドとは思えないほどに正確で緻密なスタンプワークが連続して施されることで、ロープ状の文様が刻み込まれています。それらのディテールによって単純な構成でありながら強い陰影と奥行きが与えられているようです。また、このような正確無比で緻密なシルバーワークは、無機質で無駄のない表情を生み出していますが、それと同時に作者の熱量や信念さえも宿しているように感じられます。
さらに、ターミナル(バングル両端)部分には、ワイヤー断面に対して垂直方向に小さなシルバーパーツが備えられています。このようなディテールは、ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)によって完成された技術とされ、バングルの摩耗を防ぐ質実剛健なディテールであり、細部まで美意識を感じさせる造りとなっています。

また本作のような造形スタイルは、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドらしい伝統的な製法やデザインを重視し制作されたピースであることを表しており、武骨でプリミティブな技術によって作り上げられていますが、シンプルでセンスを感じさせるクリーンなデザインにより、当時モダンスタイルと呼ばれた美しさを持っています。

現代では、ナバホのトップアーティストである【McKee Platero】マッキー・プラテロ氏等が、本作のようなAmbrose Roanhorseやナバホギルドが生み出した「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」と云う理念の影響を強く受けていると思われます。特に初期のMcKee Platero氏の作品では、こちらと同じようなシンプルで簡潔なスタンプワークとファイルワークのみで構成されたピースが散見されます。
それらをベースにさらに自身の思想や美意識を反映させ、高い次元へと作品を昇華させたマッキー・プラテロ氏は、日本の伝統継承で云う『守・破・離』を体現し、伝統工芸品であるナバホジュエリーをアートピースに押し上げています。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。前述のKenneth Begay、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。そのため共通して、【NAVAJO】の文字と【Horned Moon】と呼ばれるホールマークが刻印されています。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。


【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイは、1913年(又は1914年)に生まれ、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイや、ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースからその技術を学び、突出して成熟した技術をもった作家です。
インディアンジュエリーを次のステージに引き上げたKenneth Begayは、『ナバホモダンジュエリーの父』とも呼ばれ、ホピの巨匠【Charles Loloma】チャールズ・ロロマ(1921-1991)も尊敬する作家としてその名前を挙げるほどです。
また、後進の育成にも積極的に携わっており、Allen Keeや弟であるJohnnie Mike Begay等の親族以外にも多くのシルバースミスを育成したインディアンジュエリー界の偉人の一人です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


非常にシンプルでクリーンな構成ながら、ビンテージインディアンジュエリー独特の質感を持ち、ホールマークによって『ナバホギルド』で作られたことが明確になっているハイエンドなピースです。
また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】の特徴を集約したような作品であり、1960年代以降に登場する新しい造形スタイルを示唆しているようです。

工芸品として練り上げられたクリーンで無駄のないデザインと普遍的な造形美は多くのスタイルに良く馴染み、大変長くご愛用いただける印象。また、彫りの深い立体的な造形は奥行きのある表情を生み出し、武骨でワイルドな表情と少しフォーマルなスタイルにもフィットするエレガントな質感を併せ持った作品です。

伝統的なナバホの技術を踏襲しながらもモダンでずば抜けた造形センスを感じさせるバングルであり、歴史的な資料価値も高く大変コレクタブルで貴重な作品の一つです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは多少のクスミや小キズ/摩耗は見られますが、ダメージやリペア跡などの見られない比較的良好なコンディションです。
【NAVAJO】ナバホの中でも傑作を残している組織【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)=通称『ナバホギルド』の作品。インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンド(地金)は、控えめな幅でありながら重厚に作られており、非常にミニマムでクリーンな造形を持ったハイエンドなアンティーク/ビンテージバングルです。

こちらの作品には、ナバホギルドのホールマーク(作者やショップのサイン)である【Horned Moon】共に【NAVAJO】の文字も刻印されていることから1940年代後半以降に作られた作品と推測されます。
また、ナバホギルドの作品では作者個人を特定することは不可能ですが、本作と非常に類似した作品がサンフランシスコのCalifornia Academy of Sciences/カリフォルニア科学アカデミーミュージアムに収蔵されており、その作品はナバホの巨匠【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ(1913?-1977)によるものです。制作された時期がKenneth Begayのキャリアにおいてナバホギルドに所属していた時期とずれる為、本作が同作者によって作られた可能性は高くありませんが、そのデザイン/造形には強い影響を感じさせ、シルバーワークに関してはKenneth Begayに引けを取らない技術力と完成度を感じさせる作品となっています。

インゴットシルバー(銀塊)から成形されたバンドは、とても硬く重厚でなめらかな肌に仕上げられており、12㎜程度の比較的控えめな幅に仕上げられています。そして、『チェイシング/Chasing』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術と『ファイルワーク』と言う削る技法によって立体的にライン模様を刻み込んでいます。その絶妙なシルバーワークは、中央にまるでラウンドワイヤーを張り付けたかのような美しいハーフラウンド状のラインを生み出しており、その間にある柔らかな曲面も同様の技術で作り上げられています。さらに、ハンドメイドとは思えないほどに正確で緻密なスタンプワークが連続して施されることで、ロープ状の文様が刻み込まれています。それらのディテールによって単純な構成でありながら強い陰影と奥行きが与えられているようです。また、このような正確無比で緻密なシルバーワークは、無機質で無駄のない表情を生み出していますが、それと同時に作者の熱量や信念さえも宿しているように感じられます。
さらに、ターミナル(バングル両端)部分には、ワイヤー断面に対して垂直方向に小さなシルバーパーツが備えられています。このようなディテールは、ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)によって完成された技術とされ、バングルの摩耗を防ぐ質実剛健なディテールであり、細部まで美意識を感じさせる造りとなっています。

また本作のような造形スタイルは、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドらしい伝統的な製法やデザインを重視し制作されたピースであることを表しており、武骨でプリミティブな技術によって作り上げられていますが、シンプルでセンスを感じさせるクリーンなデザインにより、当時モダンスタイルと呼ばれた美しさを持っています。

現代では、ナバホのトップアーティストである【McKee Platero】マッキー・プラテロ氏等が、本作のようなAmbrose Roanhorseやナバホギルドが生み出した「古典作品(技術)をベースにモダンで完成されたジュエリー」と云う理念の影響を強く受けていると思われます。特に初期のMcKee Platero氏の作品では、こちらと同じようなシンプルで簡潔なスタンプワークとファイルワークのみで構成されたピースが散見されます。
それらをベースにさらに自身の思想や美意識を反映させ、高い次元へと作品を昇華させたマッキー・プラテロ氏は、日本の伝統継承で云う『守・破・離』を体現し、伝統工芸品であるナバホジュエリーをアートピースに押し上げています。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、大巨匠であるナバホのシルバースミス【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。前述のKenneth Begay、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック等、さらに、Ambrose Roanhorseの教え子の一人であるホピ族の【Louis Lomay】ルイス・ロメイもナバホギルドのメンバーでした。
さらに特筆すべきは、これだけ有名作家が揃っていながら【NAVAJO GUILD】のジュエリーとして制作されるものは、個人の署名(ホールマーク)が認められていませんでした。そのため共通して、【NAVAJO】の文字と【Horned Moon】と呼ばれるホールマークが刻印されています。

ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は後進の育成にも熱心な作家で、1930年代からサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持っており、多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、現在発見するのが大変困難になっています。


【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイは、1913年(又は1914年)に生まれ、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイや、ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースからその技術を学び、突出して成熟した技術をもった作家です。
インディアンジュエリーを次のステージに引き上げたKenneth Begayは、『ナバホモダンジュエリーの父』とも呼ばれ、ホピの巨匠【Charles Loloma】チャールズ・ロロマ(1921-1991)も尊敬する作家としてその名前を挙げるほどです。
また、後進の育成にも積極的に携わっており、Allen Keeや弟であるJohnnie Mike Begay等の親族以外にも多くのシルバースミスを育成したインディアンジュエリー界の偉人の一人です。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


非常にシンプルでクリーンな構成ながら、ビンテージインディアンジュエリー独特の質感を持ち、ホールマークによって『ナバホギルド』で作られたことが明確になっているハイエンドなピースです。
また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】の特徴を集約したような作品であり、1960年代以降に登場する新しい造形スタイルを示唆しているようです。

工芸品として練り上げられたクリーンで無駄のないデザインと普遍的な造形美は多くのスタイルに良く馴染み、大変長くご愛用いただける印象。また、彫りの深い立体的な造形は奥行きのある表情を生み出し、武骨でワイルドな表情と少しフォーマルなスタイルにもフィットするエレガントな質感を併せ持った作品です。

伝統的なナバホの技術を踏襲しながらもモダンでずば抜けた造形センスを感じさせるバングルであり、歴史的な資料価値も高く大変コレクタブルで貴重な作品の一つです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは多少のクスミや小キズ/摩耗は見られますが、ダメージやリペア跡などの見られない比較的良好なコンディションです。
Size

メンズサイズ L - XXL 程度。

内径最大幅 約63.7㎜    正面幅(高さ) 約11.7㎜
内周 約147㎜    開口部 約30㎜
Inside Measurement 5 3/4inch   opening 1 3/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Lサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約36.9g