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JPO011533

【UITA22】 Atq Navajo Thunderbird Shaped Pin w/Gem TQ c.1945~

【UITA22】 Atq Navajo Thunderbird Shaped Pin w/Gem TQ c.1945~
NORMAL PRICE: 59,000
44,250 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の販売したピースであり末尾のナンバー『22』 から【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートでナバホのシルバースミスによって作られたであると判断できる作品。とても美しいターコイズがセットされたサンダーバードシェイプのアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1940年代後半~1950年代前半頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、手作業によって少し大きいサンダーバードのシェイプが細かなカッティングワークで切り出されています。そこに、細かなスタンプワークによってサンダーバードの細部が描き出され、翼部分は巧みなハンマーワークによって打ちだすことにより立体的で柔らかいアール/曲面に仕上げられており、フラットなシェイプよりも美しく、奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。
キャッチーな印象を持つサンダーバードモチーフですが、インゴット(銀塊)から成形された地金や武骨なスタンプワークなど、ナバホの伝統的な技術やハンドメイドの味わいが感じられるピースです。また、量産された同スタイルのピンに比べ、丁寧に仕上げられたシルバーワーク、ターコイズのクオリティーや造形センスなど、あらゆる部分でその差異が確認でき、威厳も感じさせる作品となっています。

また、セットされたターコイズもとても美しいターコイズで、おそらく【Blue Gem Turquoise】ブルージェムターコイズと思われ、ブルージェムらしい透明感と艶があり、高い硬度を感じさせる石です。優しいアクアカラーは発色も素晴らしく、一部にはブラウンのマトリックスが入り、深淵な表情を持っています。ブルージェムはもともと硬度の高いターコイズであり、こちらの石も長い時間を経過してなお高い艶を保ち、独特の深淵な景色を見せる無添加ナチュラルのカボションカットターコイズです。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はこちらのようなピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

こちらの作品も内側に刻印されたホールマーク【UITA22】の末尾の数字『22』から、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで販売された作品であることを特定することができます。


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、こちらの作品の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


こちらの作品もサンダーバードモチーフでツーリストジュエリーのキャッチーな印象を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

また、ジェムクオリティーターコイズがセットされることで、サンダーバードのキャッチーでアイコニックなデザインながらチープな印象はなく、魅力的なピースに仕上がっていますので、男性のラフなスタイルにも、落ち着いた大人向けのアイテムとしても良いと思います。
アウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやバッグのワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。

ビンテージインディアンジュエリー独特のポップでキュートながら重厚な雰囲気を持った作品ですが、UITAのホールマークを持つ希少価値も高いピースです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミは見られますが、使用感は少なく大変良好。ターコイズも素晴らしいハイグロスを保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の販売したピースであり末尾のナンバー『22』 から【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートでナバホのシルバースミスによって作られたであると判断できる作品。とても美しいターコイズがセットされたサンダーバードシェイプのアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1940年代後半~1950年代前半頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、手作業によって少し大きいサンダーバードのシェイプが細かなカッティングワークで切り出されています。そこに、細かなスタンプワークによってサンダーバードの細部が描き出され、翼部分は巧みなハンマーワークによって打ちだすことにより立体的で柔らかいアール/曲面に仕上げられており、フラットなシェイプよりも美しく、奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。
キャッチーな印象を持つサンダーバードモチーフですが、インゴット(銀塊)から成形された地金や武骨なスタンプワークなど、ナバホの伝統的な技術やハンドメイドの味わいが感じられるピースです。また、量産された同スタイルのピンに比べ、丁寧に仕上げられたシルバーワーク、ターコイズのクオリティーや造形センスなど、あらゆる部分でその差異が確認でき、威厳も感じさせる作品となっています。

また、セットされたターコイズもとても美しいターコイズで、おそらく【Blue Gem Turquoise】ブルージェムターコイズと思われ、ブルージェムらしい透明感と艶があり、高い硬度を感じさせる石です。優しいアクアカラーは発色も素晴らしく、一部にはブラウンのマトリックスが入り、深淵な表情を持っています。ブルージェムはもともと硬度の高いターコイズであり、こちらの石も長い時間を経過してなお高い艶を保ち、独特の深淵な景色を見せる無添加ナチュラルのカボションカットターコイズです。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はこちらのようなピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・

こちらの作品も内側に刻印されたホールマーク【UITA22】の末尾の数字『22』から、【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで販売された作品であることを特定することができます。


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、こちらの作品の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


こちらの作品もサンダーバードモチーフでツーリストジュエリーのキャッチーな印象を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

また、ジェムクオリティーターコイズがセットされることで、サンダーバードのキャッチーでアイコニックなデザインながらチープな印象はなく、魅力的なピースに仕上がっていますので、男性のラフなスタイルにも、落ち着いた大人向けのアイテムとしても良いと思います。
アウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやバッグのワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。

ビンテージインディアンジュエリー独特のポップでキュートながら重厚な雰囲気を持った作品ですが、UITAのホールマークを持つ希少価値も高いピースです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミは見られますが、使用感は少なく大変良好。ターコイズも素晴らしいハイグロスを保っています。
Size

縦 約2.8㎝   横 約7.9㎝ 

  ターコイズ 縦 約9.4㎜  横 約5.3㎜

Material

Silver, Turquoise (probably Blue Gem Turquoise)