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JRF003674

Antique 【R.S. DAVIS】 卍 Applique Silver CigarBand Ring c.1930

Antique 【R.S. DAVIS】 卍 Applique Silver CigarBand Ring c.1930
48,600 円(税込)
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【PUEBLO】プエブロ・【NAVAJO】ナバホの職人が多く所属した【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで作られたと思われる作品で、センターに【逆卍】Whirling/Swastikaがパッチワークされたアンティーク/ビンテージリングです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代当時に観光客向けに制作されたスーベニアアイテムの一つであり、内側には『SOLD BY R.S. DAVIS MAITOU COLO』 の刻印が入ります。これは、当時コロラド州コロラドスプリングスに隣接する町、マニトウスプリングスにあったショップ【R.S. DAVIS】R.S. デイビスで1920年代末~1930年代に販売された作品であることを表しています。また、R.S. DAVISで販売された作品群は、多くの作家が在籍しクリエイティブな作品を多く残したことで知られるインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストが制作していたとされています。
ツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルと呼ばれるピースの代表的なスタイルを持つ作品ですが、全てハンドメイドにより作り上げられており、スーベニアアイテムの分業化や量産化を推し進めたしたメーカー(Maisel's Indian Trading Post、BELL TRADING POST、Arrow Novelty等)がデザインソースとした『オリジナル』作品の一つです。

センターが広く内側が細いシャンクの造形は、『シガーバンド』(葉巻に巻かれている帯のこと。現在は、ブランドが確認できるデザインが描かれているが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯)と呼ばれるクラシックなシェイプに成形され、フェイスに大きく逆卍がアップリケ/パッチワークされています。さらに、全体に細かなスタンプワークが刻まれていますが、逆卍以外はすべて具体的なモチーフではなく、紋様を構成する抽象的なパターンのスタンプが使用され、それらもまたプリミティブな印象を生み出し、オールドピース特有の表情や量産されたツーリストジュエリーにはない威厳のある質感を作り出しているようです。特に何気なく刻まれている〇のスタンプ等は、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTらしいポップでアーティーな印象を与えているようです。
アンティークインディアンジュエリー独特のヘリテージ感も素晴らしい雰囲気で、伝統的な造形美などには作者の高い技術とセンスを感じるリングです。


【R.S. DAVIS】R.S. デイビスは、1800年代末頃~1950年代頃に活動していた写真家でコロラド州マニトウスプリングスにショップ(スタジオ?)を構えていたようです。同州パイクスピーク国立公園『ガーデンオブザゴッズ』(神々の庭)と呼ばれる雄大な自然を撮影し、ポストカードとして販売されたものが残されています。
インディアンの職人が所属していたわけではなく、販売のみを行っていたようで、販売されていたジュエリーに関しては、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTが制作していたとされていますが、どのような繋がりを持っていたのかは不明で、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTが販売していた作品群と同じスタンプなどが使われていますが、よりツーリスト向けなアイテムが多いように感じられます。


【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていた【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックが、1920年にガーデンオブザゴッズで始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。所属していたのは、インディアンジュエリー創成期の最もクリエイティブな作家の一人として知られるサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・シーディー(1898-1955)をはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っていますが、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。しかしながら、当時とても新しかったポップなスタイルを持つAwa Tsirehの作品が、お手本として【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。
また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


ツーリストジュエリーらしいデザイン/造形ながら、プリミティブな技術による丁寧なシルバーワークによって作り上げられた造形はチープな印象がなく、シガーバンドリングのセンターが広く内側が細いシャンクの造形は、オーセンティックでクラシックな印象を持っており、指への馴染みも大変良いリングです。
12.5号程度のサイズは女性にお勧めですが、男性のピンキーリングとしても使いやすい作品です。ビンテージインディアンジュエリー独特のプリミティブな表情は、汎用性が高く多くのスタイルに合わせやすいリングだと思われます。

また、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTの個体は、ツーリストジュエリーとして作られた作品ながら、アンティーク工芸品としても評価され、現存数が少ないため史料価値も高い貴重なピースの一つです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは全体にある程度の使用感が見られ、シルバーのクスミや摩耗があります。また、特にダメージ等は見られませんが、過去にサイズのお直しをしている可能性があると思われます。
【PUEBLO】プエブロ・【NAVAJO】ナバホの職人が多く所属した【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで作られたと思われる作品で、センターに【逆卍】Whirling/Swastikaがパッチワークされたアンティーク/ビンテージリングです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代当時に観光客向けに制作されたスーベニアアイテムの一つであり、内側には『SOLD BY R.S. DAVIS MAITOU COLO』 の刻印が入ります。これは、当時コロラド州コロラドスプリングスに隣接する町、マニトウスプリングスにあったショップ【R.S. DAVIS】R.S. デイビスで1920年代末~1930年代に販売された作品であることを表しています。また、R.S. DAVISで販売された作品群は、多くの作家が在籍しクリエイティブな作品を多く残したことで知られるインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストが制作していたとされています。
ツーリストジュエリーやフレッド・ハービースタイルと呼ばれるピースの代表的なスタイルを持つ作品ですが、全てハンドメイドにより作り上げられており、スーベニアアイテムの分業化や量産化を推し進めたしたメーカー(Maisel's Indian Trading Post、BELL TRADING POST、Arrow Novelty等)がデザインソースとした『オリジナル』作品の一つです。

センターが広く内側が細いシャンクの造形は、『シガーバンド』(葉巻に巻かれている帯のこと。現在は、ブランドが確認できるデザインが描かれているが、もともとは手袋や手に葉巻によるシミが付くことを防ぐ為に考案された帯)と呼ばれるクラシックなシェイプに成形され、フェイスに大きく逆卍がアップリケ/パッチワークされています。さらに、全体に細かなスタンプワークが刻まれていますが、逆卍以外はすべて具体的なモチーフではなく、紋様を構成する抽象的なパターンのスタンプが使用され、それらもまたプリミティブな印象を生み出し、オールドピース特有の表情や量産されたツーリストジュエリーにはない威厳のある質感を作り出しているようです。特に何気なく刻まれている〇のスタンプ等は、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTらしいポップでアーティーな印象を与えているようです。
アンティークインディアンジュエリー独特のヘリテージ感も素晴らしい雰囲気で、伝統的な造形美などには作者の高い技術とセンスを感じるリングです。


【R.S. DAVIS】R.S. デイビスは、1800年代末頃~1950年代頃に活動していた写真家でコロラド州マニトウスプリングスにショップ(スタジオ?)を構えていたようです。同州パイクスピーク国立公園『ガーデンオブザゴッズ』(神々の庭)と呼ばれる雄大な自然を撮影し、ポストカードとして販売されたものが残されています。
インディアンの職人が所属していたわけではなく、販売のみを行っていたようで、販売されていたジュエリーに関しては、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTが制作していたとされていますが、どのような繋がりを持っていたのかは不明で、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTが販売していた作品群と同じスタンプなどが使われていますが、よりツーリスト向けなアイテムが多いように感じられます。


【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていた【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックが、1920年にガーデンオブザゴッズで始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。所属していたのは、インディアンジュエリー創成期の最もクリエイティブな作家の一人として知られるサン・イルデフォンソの【Awa Tsireh】アワ・シーディー(1898-1955)をはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っていますが、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。しかしながら、当時とても新しかったポップなスタイルを持つAwa Tsirehの作品が、お手本として【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。
また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。


卍 【スワスティカ】 Whirling Log 【ワーリングログ】について・・・
 4つの【L】 『LOVE・LIFE・LUCK・LIGHT』 からなる幸福のシンボル卍(Swastikaスワスティカ)はラッキーシンボルとして当時よく使われていたモチーフです。
しかしながら、1933年のナチスドイツ出現、1939年にWW2開戦によりアメリカにおいては敵国ドイツのハーケンクロイツと同一記号は不吉だとして使われなくなってしまいました。当時の新聞記事にも残っていますが、インディアンたちにも卍が入った作品の廃棄が求められ、政府機関によって回収されたりしたようです。 その後、大戦中にも多くが廃棄されてしまった歴史があり、現存しているものは大変貴重となりました。
こちらはそのような受難を乗り越えて現存しているものです。


ツーリストジュエリーらしいデザイン/造形ながら、プリミティブな技術による丁寧なシルバーワークによって作り上げられた造形はチープな印象がなく、シガーバンドリングのセンターが広く内側が細いシャンクの造形は、オーセンティックでクラシックな印象を持っており、指への馴染みも大変良いリングです。
12.5号程度のサイズは女性にお勧めですが、男性のピンキーリングとしても使いやすい作品です。ビンテージインディアンジュエリー独特のプリミティブな表情は、汎用性が高く多くのスタイルに合わせやすいリングだと思われます。

また、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTの個体は、ツーリストジュエリーとして作られた作品ながら、アンティーク工芸品としても評価され、現存数が少ないため史料価値も高い貴重なピースの一つです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは全体にある程度の使用感が見られ、シルバーのクスミや摩耗があります。また、特にダメージ等は見られませんが、過去にサイズのお直しをしている可能性があると思われます。
Size

日本規格 約 12.5~13号   円周 約 52.8㎜   us 6.5
正面幅 約 18.4㎜

Material

Silver