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JBO003342

Vintage Navajo Filed Silver Cuff Bracelet w/Coral c.1945

Vintage Navajo Filed Silver Cuff Bracelet w/Coral c.1945
69,300 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、重厚なシルバーバンドはファイルワークという削るだけの技法で大胆に構成され、そこに3つの美しいレッドコーラル(珊瑚)がセットされた武骨さとコーラルによる華やかさを併せ持つアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代後半~1950年代頃に作られたと思われる作品で、このようなキャスト(鋳物)によって成形されたバンドをベースに、ファイルワークだけでデザインを構成した作品は、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで制作されていた記録が残っています。また、当時からアメリカ中西部に点在していたインディアンスクールの彫金クラスで教材として作られていたピースでも類似した特徴のバングルが見られます。
また、それらはPine Springs Trading Postの作品に影響を与えていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild/ナバホギルド』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)の代表を務め、インディアンスクールでも講師をしていたナバホ巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の進めていたプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。1976年出版の書籍『Indian Silver Volume Two』の中では類似した作品が1947年頃のPine Springs Trading Postで販売された作品と紹介されています。

ある程度キャストで成形されたインゴットシルバーを、ハンマーによるパウンティング(鍛造)とヤスリで削るファイルワークによって、厚みがあって彫りが深く三次元的に美しい彫刻の様な造形のバンドを形作っています。サイドからターミナルにかけても有機的な曲線で構成され、躍動感のあるシェイプに仕上げられています。そして、その彫込んだ造形に合わせダイヤ(菱)型にコーラル/珊瑚がインレイでセットされています。おそらく、完成したバンドにコーラルをセットする為の窪みをカッティングによって空洞として切り出し、内側に別のシルバーを張り合わせることで仕上げていると思われます。非常に手間の掛るシルバーワークで造形された作品であり、オールドナバホジュエリーの粗野な質感と細部まで拘った作者の技術力の双方を感じることが出来るピースです。

また、セットされた美しいレッドコーラルはイタリア産か東南アジア産と思われ、紅珊瑚らしい少しオレンジがかった赤に少しマーブルの入るコーラル/珊瑚です。経年を感じさせず現在でもその美しい発色を保っています。


【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
それは、1930年代以降に隆盛した、量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するという目的と共に、アメリカ政府がアメリカから世界に発信し得るアートとして、インディアンの手工芸品を育てていくという計画も大きく働いたようです。
サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つAmbrose Roanhorseの二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドも上記のIACB等と同様の目的を持ち、1941年にAmbrose Roanhorseが代表として組織されました。ナバホギルドは、U.S.NAVAJOやUITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的としていたようです。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。


こちらの作品もシンプルながら高い完成度を持ち、ナバホの伝統的で基本的な技術を重視したミニマムな造形によってインディアンジュエリー独特の味わいや武骨さを生み出すという、Ambrose Roanhorseが推奨した価値観やスタイルが踏襲され、洗練された造形美を持ったバングルです。
また、当時モダンスタイルと言われたクリーンな印象や上質感が与えられており、インゴットならではの心地よい重みと、かなりのパウンディングを感じさせる固く滑らかなシルバーの肌は、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

コーラルの赤は、アクセントとして存在感がありますがナチュラルな素材特有のなじみの良い表情を持ち、特に近年は注目度の高い素材となっています。シンプルなシルバーワークによって非常に汎用性も高く、シンプルで洗練されたハイエンドな作品。長年にわたってご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、作者の独特なセンスを宿し、アートピースとしても価値の高い作品です。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも良好です。多少の使用感と僅かなクスミが見られますが特にダメージ無く良い状態を保っています。コーラルも少し経年を感じさせ、小さなクラックが確認できますが、その多くは元々の天然石が持つものと思われ、ガタツキなどは無く、着用に不安のないコンディションです。
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、重厚なシルバーバンドはファイルワークという削るだけの技法で大胆に構成され、そこに3つの美しいレッドコーラル(珊瑚)がセットされた武骨さとコーラルによる華やかさを併せ持つアンティーク/ビンテージバングルです。

1940年代後半~1950年代頃に作られたと思われる作品で、このようなキャスト(鋳物)によって成形されたバンドをベースに、ファイルワークだけでデザインを構成した作品は、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスプリングストレーディングポストで制作されていた記録が残っています。また、当時からアメリカ中西部に点在していたインディアンスクールの彫金クラスで教材として作られていたピースでも類似した特徴のバングルが見られます。
また、それらはPine Springs Trading Postの作品に影響を与えていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild/ナバホギルド』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)の代表を務め、インディアンスクールでも講師をしていたナバホ巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の進めていたプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。1976年出版の書籍『Indian Silver Volume Two』の中では類似した作品が1947年頃のPine Springs Trading Postで販売された作品と紹介されています。

ある程度キャストで成形されたインゴットシルバーを、ハンマーによるパウンティング(鍛造)とヤスリで削るファイルワークによって、厚みがあって彫りが深く三次元的に美しい彫刻の様な造形のバンドを形作っています。サイドからターミナルにかけても有機的な曲線で構成され、躍動感のあるシェイプに仕上げられています。そして、その彫込んだ造形に合わせダイヤ(菱)型にコーラル/珊瑚がインレイでセットされています。おそらく、完成したバンドにコーラルをセットする為の窪みをカッティングによって空洞として切り出し、内側に別のシルバーを張り合わせることで仕上げていると思われます。非常に手間の掛るシルバーワークで造形された作品であり、オールドナバホジュエリーの粗野な質感と細部まで拘った作者の技術力の双方を感じることが出来るピースです。

また、セットされた美しいレッドコーラルはイタリア産か東南アジア産と思われ、紅珊瑚らしい少しオレンジがかった赤に少しマーブルの入るコーラル/珊瑚です。経年を感じさせず現在でもその美しい発色を保っています。


【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
それは、1930年代以降に隆盛した、量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するという目的と共に、アメリカ政府がアメリカから世界に発信し得るアートとして、インディアンの手工芸品を育てていくという計画も大きく働いたようです。
サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つAmbrose Roanhorseの二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドも上記のIACB等と同様の目的を持ち、1941年にAmbrose Roanhorseが代表として組織されました。ナバホギルドは、U.S.NAVAJOやUITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的としていたようです。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。


こちらの作品もシンプルながら高い完成度を持ち、ナバホの伝統的で基本的な技術を重視したミニマムな造形によってインディアンジュエリー独特の味わいや武骨さを生み出すという、Ambrose Roanhorseが推奨した価値観やスタイルが踏襲され、洗練された造形美を持ったバングルです。
また、当時モダンスタイルと言われたクリーンな印象や上質感が与えられており、インゴットならではの心地よい重みと、かなりのパウンディングを感じさせる固く滑らかなシルバーの肌は、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

コーラルの赤は、アクセントとして存在感がありますがナチュラルな素材特有のなじみの良い表情を持ち、特に近年は注目度の高い素材となっています。シンプルなシルバーワークによって非常に汎用性も高く、シンプルで洗練されたハイエンドな作品。長年にわたってご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、作者の独特なセンスを宿し、アートピースとしても価値の高い作品です。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも良好です。多少の使用感と僅かなクスミが見られますが特にダメージ無く良い状態を保っています。コーラルも少し経年を感じさせ、小さなクラックが確認できますが、その多くは元々の天然石が持つものと思われ、ガタツキなどは無く、着用に不安のないコンディションです。
Size

メンズサイズ M - L 程度。
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約60.5㎜    正面幅(高さ) 約10.9㎜
内周 約138㎜    開口部 約28㎜
Inside Measurement 5 7/16inch   opening 1 1/8inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。SMサイズ以上、XLサイズ以下の男性、X Lサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver, Coral
        約39.5g