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JBO002913

Vtg Navajo Ingot Silver Half-Round Wire Filed Cuff c.1940~

Vtg Navajo Ingot Silver Half-Round Wire Filed Cuff c.1940~
88,000 円(税込)
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Vtg Navajo Ingot Silver Half-Round Wire Filed Cuff  c.1940~
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【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された非常に重厚なハーフラウンドワイヤーをベースに、ファイルワークという削るだけの技法でデザインが構成された威厳とミニマムな美しさを感じさせるアンティーク/ビンテージバングルです。

1930年代末~1950年代前半頃に作られたと思われる作品で、このようなキャスト(鋳物)によってある程度成形されたインゴットを作り、それをハンマーワークで成形することでハーフラウンドワイヤーに近いシェイプを制作、そこにスタンプワークではなくファイルワークだけでデザインを構成した作品は、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスピリングストレーディングポストで多く制作されていた記録が残っています。またそれらは、ナバホの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が中心になって運営されていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)等と関係するプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。

こちらのバングルもある程度キャストで成形されたシルバーをハンマーによるパウンティング(鍛造)と削ることで半円形に近い断面のハーフラウンドワイヤーに造形しています。細い幅でありながら45gを超える重厚な作品で、丁寧にパウンティングされたシルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられています。 そこにファイルワークと呼ばれるヤスリで削ることで深い溝がライン状に作られ、正面だけでなく厚み部分にも及ぶ流麗なラインが施されています。それらにより、彫刻作品の様な立体感と存在感のある造形がもたらされています。
シンプルながら高い完成度を持ち、ナバホの伝統的で基本的な技術を重視したミニマムな造形によってインディアンジュエリー独特の味わいや武骨さを生み出すというAmbrose Roanhorseが推奨した価値観やスタイルが踏襲されたピースです。

同様の価値観や造形スタイルは後進の作家達にも受け継がれており、特に【Hopi】ホピの【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)や【Cochiti】コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)等が、こちらのような作品を制作しています。


【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
それは、1930年代以降に隆盛した、量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するという目的と共に、アメリカ政府がアメリカから世界に発信し得るアートとして、インディアンの手工芸品を育てていくという計画も大きく働いたようです。
サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つAmbrose Roanhorseの二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。

【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドも上記のIACB等と同様の目的を持ち、1941年にAmbrose Roanhorseが代表として組織されました。ナバホギルドは、U.S.NAVAJOやUITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的としていたようです。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。


こちらの作品も、上記の組織と同じような価値観・美意識によって制作された作品と思われ、非常にシンプルで洗練されたデザインは、ハンマーワークとファイルワークという原始的な技術だけで形作られた造形ですが、とてつもないセンスを感じさせる作品です。
また、上記の様な丁寧なシルバーワークによって、当時モダンスタイルと言われたクリーンな印象や上質感が与えられており、それらによってもたらされた滑らかなシルバーの肌は、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

普遍的で美しい造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、作者の気持ちを宿したアートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての資料価値も高い作品です。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーの僅かなクスミや小傷等がみられますが良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、インゴットシルバー(銀塊)から成形された非常に重厚なハーフラウンドワイヤーをベースに、ファイルワークという削るだけの技法でデザインが構成された威厳とミニマムな美しさを感じさせるアンティーク/ビンテージバングルです。

1930年代末~1950年代前半頃に作られたと思われる作品で、このようなキャスト(鋳物)によってある程度成形されたインゴットを作り、それをハンマーワークで成形することでハーフラウンドワイヤーに近いシェイプを制作、そこにスタンプワークではなくファイルワークだけでデザインを構成した作品は、アリゾナ州のニューメキシコ州境に近い位置で運営されていた【Pine Springs Trading Post】パインスピリングストレーディングポストで多く制作されていた記録が残っています。またそれらは、ナバホの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が中心になって運営されていた『U.S.NAVAJO』【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)や『Navajo Guild』【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)等と関係するプロジェクトの影響を受けた作品群であったようです。

こちらのバングルもある程度キャストで成形されたシルバーをハンマーによるパウンティング(鍛造)と削ることで半円形に近い断面のハーフラウンドワイヤーに造形しています。細い幅でありながら45gを超える重厚な作品で、丁寧にパウンティングされたシルバーの質感はとてもなめらかに仕上げられています。 そこにファイルワークと呼ばれるヤスリで削ることで深い溝がライン状に作られ、正面だけでなく厚み部分にも及ぶ流麗なラインが施されています。それらにより、彫刻作品の様な立体感と存在感のある造形がもたらされています。
シンプルながら高い完成度を持ち、ナバホの伝統的で基本的な技術を重視したミニマムな造形によってインディアンジュエリー独特の味わいや武骨さを生み出すというAmbrose Roanhorseが推奨した価値観やスタイルが踏襲されたピースです。

同様の価値観や造形スタイルは後進の作家達にも受け継がれており、特に【Hopi】ホピの【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)や【Cochiti】コチティの【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)等が、こちらのような作品を制作しています。


【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
それは、1930年代以降に隆盛した、量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するという目的と共に、アメリカ政府がアメリカから世界に発信し得るアートとして、インディアンの手工芸品を育てていくという計画も大きく働いたようです。
サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、フォートウィンゲート及びサンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つAmbrose Roanhorseの二人によって、その素材から製法・仕上げに至るまで『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する厳しいガイドラインが設定されました。

【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドも上記のIACB等と同様の目的を持ち、1941年にAmbrose Roanhorseが代表として組織されました。ナバホギルドは、U.S.NAVAJOやUITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的としていたようです。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベース(地金)に、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、洗練された美しい作品が多く制作されました。


こちらの作品も、上記の組織と同じような価値観・美意識によって制作された作品と思われ、非常にシンプルで洗練されたデザインは、ハンマーワークとファイルワークという原始的な技術だけで形作られた造形ですが、とてつもないセンスを感じさせる作品です。
また、上記の様な丁寧なシルバーワークによって、当時モダンスタイルと言われたクリーンな印象や上質感が与えられており、それらによってもたらされた滑らかなシルバーの肌は、腕にとても心地よい着用感をもたらしています。

普遍的で美しい造形美はどんな装いにもフィットし長くご愛用いただけると思われます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、作者の気持ちを宿したアートピースのような佇まいを持ち、練り上げられた工芸品としての資料価値も高い作品です。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーの僅かなクスミや小傷等がみられますが良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ S - ML 程度。
レディースサイズ XL - XXL 程度

内径最大幅 約57.8㎜    正面幅(高さ) 約9.1㎜
内周 約131㎜    開口部 約25㎜
Inside Measurement 5 1/8inch   opening 1inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。XSサイズ以上、Lサイズ以下の男性、Lサイズ以上の女性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver
        約45.9g