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JPO010924

【Frank Patania Sr.】 Vintage Large Turquoise ConchoPin c.1950

【Frank Patania Sr.】 Vintage Large Turquoise ConchoPin c.1950
NORMAL PRICE: 69,000
51,750 円(税込)
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1927年に創業したサウスウエストスタイルのシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】を経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の作品で、同作者が独自に生み出したクリーンでエレガントな造形を持つアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1950年代~1960年代頃の作品と思われ、とてもFrank Pataniaらしい洗練された印象を持つ作品で、弟子である【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)が受け継いで制作したデザイン/造形でもあります。
オーバル型のベースはコンチョの様に立体的なアールがつけられています。これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせるハンマーワークで成形されています。そして、そこに大きさのあるターコイズがセットされ、ベゼルの外側にはオーバーレイと思われるディテールによりシャドーボックスの様な凹みによる影が作られています。さらに、両サイドにはさりげなくライン模様が刻まれ、ミニマルでクリーンなシルバーワークによってモダンで洗練された質感を作り上げており、味わい深くアーシーなターコイズの表情との間に素晴らしいコントラストを生み出しています。
裏面に刻印されているホールマークは【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STRLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されています。

セットされたターコイズは、とても珍しい特徴と色味を持ち、古い石の為鉱山の特定は困難ですが、澄んだ水色に鈍いグリーンのグラデーションが見られ、ブラウンやベージュのマトリックスが入ります。
スパイダーウェブや濃いブルーを持った石ではありませんが、水の流れを見るような形式が形成されており、複雑でナチュラルな表情はとても美しいターコイズです。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird style の美意識と新しい試みを感じさせるデザインのピースです。造形やその製法などは伝統を踏襲し、クラシックでありながらモダンでクリーンな現代的センスを感じさせる作品です。
また、大きさのあるターコイズと共にボリューム感のある作品ですが、シンプルで普遍的な造形美を持つこちらの作品は、多くのスタイルに違和感なくフィットすると思われます。また、ピンブローチは色々なアイテムに取り入れやすく、ラペルやハット・キャップのワンポイントなど、色々な使い方で効果的なアクセントになってくれます。

【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトの作品としても評価の高い造形スタイルの作品ですが、その師でありミュージアム収蔵品も多いFrank Pataniaの貴重なオリジナルピースです。

◆着用サンプル画像(5枚)はこちら◆


全体に多少のクスミはありますが良好なコンディションです。ターコイズを含め良好なコンディションを保っています。
1927年に創業したサウスウエストスタイルのシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】を経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の作品で、同作者が独自に生み出したクリーンでエレガントな造形を持つアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1950年代~1960年代頃の作品と思われ、とてもFrank Pataniaらしい洗練された印象を持つ作品で、弟子である【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト(1925-)が受け継いで制作したデザイン/造形でもあります。
オーバル型のベースはコンチョの様に立体的なアールがつけられています。これは、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせるハンマーワークで成形されています。そして、そこに大きさのあるターコイズがセットされ、ベゼルの外側にはオーバーレイと思われるディテールによりシャドーボックスの様な凹みによる影が作られています。さらに、両サイドにはさりげなくライン模様が刻まれ、ミニマルでクリーンなシルバーワークによってモダンで洗練された質感を作り上げており、味わい深くアーシーなターコイズの表情との間に素晴らしいコントラストを生み出しています。
裏面に刻印されているホールマークは【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STRLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されています。

セットされたターコイズは、とても珍しい特徴と色味を持ち、古い石の為鉱山の特定は困難ですが、澄んだ水色に鈍いグリーンのグラデーションが見られ、ブラウンやベージュのマトリックスが入ります。
スパイダーウェブや濃いブルーを持った石ではありませんが、水の流れを見るような形式が形成されており、複雑でナチュラルな表情はとても美しいターコイズです。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird style の美意識と新しい試みを感じさせるデザインのピースです。造形やその製法などは伝統を踏襲し、クラシックでありながらモダンでクリーンな現代的センスを感じさせる作品です。
また、大きさのあるターコイズと共にボリューム感のある作品ですが、シンプルで普遍的な造形美を持つこちらの作品は、多くのスタイルに違和感なくフィットすると思われます。また、ピンブローチは色々なアイテムに取り入れやすく、ラペルやハット・キャップのワンポイントなど、色々な使い方で効果的なアクセントになってくれます。

【Julian Lovato】ジュリアン・ロバトの作品としても評価の高い造形スタイルの作品ですが、その師でありミュージアム収蔵品も多いFrank Pataniaの貴重なオリジナルピースです。

◆着用サンプル画像(5枚)はこちら◆


全体に多少のクスミはありますが良好なコンディションです。ターコイズを含め良好なコンディションを保っています。
Size

縦 約4.2㎝   横 約5.7㎝ 

Material

Sterling Silver, Turquoise