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JBO052427

【Frank Patania】 Vtg HollowSilver TQ Row Cuff Bracelet c.1950

【Frank Patania】 Vtg HollowSilver TQ Row Cuff Bracelet c.1950
NORMAL PRICE: 88,000
66,000 円(税込)
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1927年に創業したサウスウエストスタイルのシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】を経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の作品で、Hollow Style/ホロウスタイルと呼ばれる中空構造で構成されたバンド/地金に美しいターコイズがセットされた独特でエレガントな造形を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

1950年代頃の作品と思われ、ナバホの伝統的な造形スタイルを踏襲しながらも、ホロウスタイルによる非常に高さのあるバンドをベースにしており、とてもFrank Pataniaらしい独自性とモダンで洗練された印象を持つ作品です。
高い技術による中空構造で、柔らかな曲面とボリューム感のあるとても太いハーフラウンドワイヤーを造形しており、そこにナバホのトラディショナルなスタイルである石を連続して羅列した『ローワーク』と呼ばれるデザインで構成されたピース。5つのターコイズがバンドの厚み/高さをさらに際立たせるように立体的にセットされています。さらに、石の両サイドと間には10個ものシルバーボールが施されており、ターコイズを含めた全体の奥行きを強調しています。
一見、ナバホのオーセンティックな造形のバングルに見えますが、実際には非常に特殊な構成で形作られ、フランク・パタニアという巨匠の創作性と突出した造形センスを感じさせるピースです。細部まで丁寧に仕上げられたシルバーワークによっても上質感がもたらされています。
裏面に刻印されているホールマークは【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STRLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されています。

セットされたターコイズは、断定することは出来ませんが【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズか【Morenci Turquoise】モレンシターコイズと思われます。とても澄んだ水色に僅かなマトリックスが入り、美しい透明感と艶を持った石です。複雑なウェブの入る石ではありませんが、澄んだ色味や現在も保っている艶は宝石としての価値を持った素晴らしいクオリティーのターコイズです。


【Hollow Style】中空構造/ホロウスタイルは、1940年代後半頃からみられる技法の一つで、この作品が制作された当時はまだ、新しいスタイルとして取り入られられた技術と推測されます。それは、ナバホのトラディショナルな技術を踏襲しながらもオーバーレイやヨーロッパ式の技術も取り入れたFrank Pataniaの新しいシルバーワークに対する貪欲な姿勢が反映されています。また、美しく造形するには高い技術を必要としたため、現存する作品の少ないスタイルの一つでもあり、こちらの様に立体的で綺麗なフォルムを作り上げるのは容易ではありません。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird style の美意識と新しい試みを感じさせるデザインのピースで、造形スタイルやその製法などはナバホジュエリーの伝統を踏襲し、クラシックでありながらモダンで現代的なセンスを感じさせる作品です。

柔らかなボリュームと独特の存在感を持つ美しいバングルですが、精巧な作りによって違和感のない装着感と、無駄のないデザイン/造形によって多くのスタイルに馴染やすい表情を持っています。
ミュージアム収蔵品も多いFrank Pataniaの作品の中でも秀逸な造形を持った貴重なオリジナルピースです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


全体に多少のクスミはありますが良好なコンディションです。ターコイズを含め良好なコンディションを保っています。
1927年に創業したサウスウエストスタイルのシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】を経営したイタリア系の作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の作品で、Hollow Style/ホロウスタイルと呼ばれる中空構造で構成されたバンド/地金に美しいターコイズがセットされた独特でエレガントな造形を持つアンティーク/ビンテージバングルです。

1950年代頃の作品と思われ、ナバホの伝統的な造形スタイルを踏襲しながらも、ホロウスタイルによる非常に高さのあるバンドをベースにしており、とてもFrank Pataniaらしい独自性とモダンで洗練された印象を持つ作品です。
高い技術による中空構造で、柔らかな曲面とボリューム感のあるとても太いハーフラウンドワイヤーを造形しており、そこにナバホのトラディショナルなスタイルである石を連続して羅列した『ローワーク』と呼ばれるデザインで構成されたピース。5つのターコイズがバンドの厚み/高さをさらに際立たせるように立体的にセットされています。さらに、石の両サイドと間には10個ものシルバーボールが施されており、ターコイズを含めた全体の奥行きを強調しています。
一見、ナバホのオーセンティックな造形のバングルに見えますが、実際には非常に特殊な構成で形作られ、フランク・パタニアという巨匠の創作性と突出した造形センスを感じさせるピースです。細部まで丁寧に仕上げられたシルバーワークによっても上質感がもたらされています。
裏面に刻印されているホールマークは【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STRLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されています。

セットされたターコイズは、断定することは出来ませんが【Sleeping Beauty Turquoise】スリーピングビューティーターコイズか【Morenci Turquoise】モレンシターコイズと思われます。とても澄んだ水色に僅かなマトリックスが入り、美しい透明感と艶を持った石です。複雑なウェブの入る石ではありませんが、澄んだ色味や現在も保っている艶は宝石としての価値を持った素晴らしいクオリティーのターコイズです。


【Hollow Style】中空構造/ホロウスタイルは、1940年代後半頃からみられる技法の一つで、この作品が制作された当時はまだ、新しいスタイルとして取り入られられた技術と推測されます。それは、ナバホのトラディショナルな技術を踏襲しながらもオーバーレイやヨーロッパ式の技術も取り入れたFrank Pataniaの新しいシルバーワークに対する貪欲な姿勢が反映されています。また、美しく造形するには高い技術を必要としたため、現存する作品の少ないスタイルの一つでもあり、こちらの様に立体的で綺麗なフォルムを作り上げるのは容易ではありません。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのもが特徴です。


こちらの作品もそんなPatania Thunderbird style の美意識と新しい試みを感じさせるデザインのピースで、造形スタイルやその製法などはナバホジュエリーの伝統を踏襲し、クラシックでありながらモダンで現代的なセンスを感じさせる作品です。

柔らかなボリュームと独特の存在感を持つ美しいバングルですが、精巧な作りによって違和感のない装着感と、無駄のないデザイン/造形によって多くのスタイルに馴染やすい表情を持っています。
ミュージアム収蔵品も多いFrank Pataniaの作品の中でも秀逸な造形を持った貴重なオリジナルピースです。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


全体に多少のクスミはありますが良好なコンディションです。ターコイズを含め良好なコンディションを保っています。
Size

レディースサイズ L - XL 程度
メンズサイズ S - ML 程度。

内径最大幅 約57.4㎜    正面幅(高さ) 約11.9㎜
内周 約126㎜    開口部 約32㎜
Inside Measurement 5inch   opening 1 1/4inch 

  ※バングルはサイズ調整可能ですが、こちらは非常に硬く厚いシルバーの為、調整幅は大きくありません。MLサイズ以下の男性、Mサイズ以上の女性であれば多くの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Sterling Silver, Turquoise