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JPO011786

【Morris Robinson】 Hopi Antique Silver Pin w/Gem TQ c.1930~

【Morris Robinson】 Hopi Antique Silver Pin w/Gem TQ c.1930~
NORMAL PRICE: 110,000
88,000 円(税込)
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【HOPI】ホピの偉大な作家【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の作品で、独特なシェイプのモチーフは不明ですが、同作者らしいスタンプワークが全体に施された手の込んだピースで、センターには美しいジェムクオリティーターコイズがセットされたアンティーク/ビンテージのピンブローチです。

おそらくインゴットシルバー(銀塊)からプレート上に成形された地金をベースにして、細かなカッティングでクラウド?デビル?のようなシルエットにカットされ、全体にとても細かく力強いスタンプワークが刻まれています。スタンプ(鏨)は、ナバホの伝統的なスタイルを踏襲し、ベルト用のコンチョを彷彿とさせるオーバルデザインを基調として非常に多種のスタンプで構成されています。

この当時の作品は、まだホピ族の特徴を感じるデザイン/造形ではなく、ナバホジュエリーと共通したシルバーワークやデザインスタイルがベースになっています。しかしながら、その中にもオリジナルのスタンプ(鏨)や他に類を見ない造形や構成等、モリス・ロビンソンという作者の独自性が垣間見られるピースです。
また、裏面にはHOPI(ホピ)を表す『H』の文字とMorris Robinsonのクラン(母系の氏族を表す動物)である蛇のホールマークが刻まれています。


【Morris Robinson】モリス・ロビンソンは、1901年にアリゾナ州北部のオライビに生まれますが、1906年の【The Oraibi split】オライビ スプリットによってさらに北部であるホートビラ=バカビに移住します。その当時、幼かったことからも過酷な幼少期が想像されますが、このころの記録は残っていないようです。

※【The Oraibi split】オライビ スプリットとは、1800年代後半からスペイン人の入植と共に宣教師がホピ族の村であったオライビにも布教を進め、政府の介入によりホピの子供たちに学校教育を強要しようとします。1906年、それらアメリカ政府の方針に従った住民と、反対した住民が対立・分裂してしまった出来事。その後、反対派住民の多くはオライビを追われ、当時は何もなかったホートビラ=バカビに移り苦難の末に定住しました。

その後、1920年頃にはフェニックスにあるインディアンスクールに在籍しており、従弟である作家【Grant Jenkins】グラント・ジェンキンス(1909-1933)と共に暮らし、シルバースミスとしてのスキルも彼から学びました。
そして、Vaughn's Indian Storeを買収したFred Wilson's INDIAN TRADING POST等、ほとんどのキャリアをフェニックスとその周辺都市で過ごし、シルバースミスとしての腕を磨きました。そして、そのころにはすでに多くの賞を受賞し、トラディッショナルなスタイルを受け継ぎながらも独自性のあるジュエリーを多く生み出しています。
1961年からは、スコッツデールにあった【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969)が経営する【Sakyesva Jewelry】で制作をしていましたが、Harry Sakyesvaが病気療養のためコロラド州に移るとMorris Robinsonもホートビラ=バカビに戻ります。バカビでは、兄弟と共に牧羊をして生活していましたが、シルバースミスとしてのツールは手放すことなく、僅かながらジュエリーの制作も継続していたそうです。その後、1984年にホピの村で亡くなっています。

こちらの作品にみられる『H』と『スネーク』のホールマークは1931年頃から使用していたとされており、個人のホールマークを使用した最初期の作家の一人です。
現在では、アンティークインディアンジュエリーのオーセンティックな作品として定着しているスタイルの作品を多く残したMorris Robinsonですが、活躍していた当時には突出した技術を持ち、独自性を持った作品は多くの作家に影響を与えています。そういった意味での貢献度は、ナバホのフレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やホピの【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)にも並ぶ偉大な先人であり、ミュージアムに収蔵される傑作を多く残しています。
また、その技術によりジュエリーだけでなくボックスやカトラリー等多くのシルバー工芸品が制作されており、【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイよりも早くゴールドジュエリーを制作していたことでも知られています。


セットされた石は、美しく澄んだ水色に細かなグラデーションや複雑なウェブが入るターコイズです。明確に鉱山を特定することは出来ませんが、おそら【Nevada Blue Turquoise】ネバダブルーターコイズと思われ、濃い青ではありませんが、硬度を感じさせる艶と透明感を持ち、力のある発色と独特な存在感のある石です。
【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトや【Burnham/Godber Turquoise】バーナム/ガドバーターコイズ等の鉱山でも似た特徴を持った石を産出しており、断定できませんが僅かなマトリックスの特徴やターコイズ自体の色相はネバダブルーに最も近いと思われます。

【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズは1901年に発見され、【Timberline Mine】ティンバーラインという別名を持つターコイズです。ナゲット(塊)で採掘され、高い硬度と美しい色、独特の複雑な景色を持つターコイズを産出する鉱山です。


こちらは独自性の強いシェイプを持ち、モチーフ等も不明ですがモリス・ロビンソン独特のセンスを感じるスタンプワーク、素晴らしいターコイズなどを含め、非常にハイエンドなピース。
また、使いやすいサイズやクラシックな質感は多くのアイテムに馴染みやすい印象のピンブローチです。アウターのアクセントとしてラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースだと思われます。

また、アンティークインディアンジュエリー独特の味わい深い印象と、【Morris Robinson】モリス・ロビンソンと言う偉大な作家による伝統的ながら独自性のある造形美を持つ作品であり、史料価値も高いアンティークピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションも非常に良好です。シルバーに摩耗等の使用感がほとんど感じられず、ターコイズも僅かな擦れ程度で現在も美しい発色と艶を保っています。
【HOPI】ホピの偉大な作家【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)の作品で、独特なシェイプのモチーフは不明ですが、同作者らしいスタンプワークが全体に施された手の込んだピースで、センターには美しいジェムクオリティーターコイズがセットされたアンティーク/ビンテージのピンブローチです。

おそらくインゴットシルバー(銀塊)からプレート上に成形された地金をベースにして、細かなカッティングでクラウド?デビル?のようなシルエットにカットされ、全体にとても細かく力強いスタンプワークが刻まれています。スタンプ(鏨)は、ナバホの伝統的なスタイルを踏襲し、ベルト用のコンチョを彷彿とさせるオーバルデザインを基調として非常に多種のスタンプで構成されています。

この当時の作品は、まだホピ族の特徴を感じるデザイン/造形ではなく、ナバホジュエリーと共通したシルバーワークやデザインスタイルがベースになっています。しかしながら、その中にもオリジナルのスタンプ(鏨)や他に類を見ない造形や構成等、モリス・ロビンソンという作者の独自性が垣間見られるピースです。
また、裏面にはHOPI(ホピ)を表す『H』の文字とMorris Robinsonのクラン(母系の氏族を表す動物)である蛇のホールマークが刻まれています。


【Morris Robinson】モリス・ロビンソンは、1901年にアリゾナ州北部のオライビに生まれますが、1906年の【The Oraibi split】オライビ スプリットによってさらに北部であるホートビラ=バカビに移住します。その当時、幼かったことからも過酷な幼少期が想像されますが、このころの記録は残っていないようです。

※【The Oraibi split】オライビ スプリットとは、1800年代後半からスペイン人の入植と共に宣教師がホピ族の村であったオライビにも布教を進め、政府の介入によりホピの子供たちに学校教育を強要しようとします。1906年、それらアメリカ政府の方針に従った住民と、反対した住民が対立・分裂してしまった出来事。その後、反対派住民の多くはオライビを追われ、当時は何もなかったホートビラ=バカビに移り苦難の末に定住しました。

その後、1920年頃にはフェニックスにあるインディアンスクールに在籍しており、従弟である作家【Grant Jenkins】グラント・ジェンキンス(1909-1933)と共に暮らし、シルバースミスとしてのスキルも彼から学びました。
そして、Vaughn's Indian Storeを買収したFred Wilson's INDIAN TRADING POST等、ほとんどのキャリアをフェニックスとその周辺都市で過ごし、シルバースミスとしての腕を磨きました。そして、そのころにはすでに多くの賞を受賞し、トラディッショナルなスタイルを受け継ぎながらも独自性のあるジュエリーを多く生み出しています。
1961年からは、スコッツデールにあった【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969)が経営する【Sakyesva Jewelry】で制作をしていましたが、Harry Sakyesvaが病気療養のためコロラド州に移るとMorris Robinsonもホートビラ=バカビに戻ります。バカビでは、兄弟と共に牧羊をして生活していましたが、シルバースミスとしてのツールは手放すことなく、僅かながらジュエリーの制作も継続していたそうです。その後、1984年にホピの村で亡くなっています。

こちらの作品にみられる『H』と『スネーク』のホールマークは1931年頃から使用していたとされており、個人のホールマークを使用した最初期の作家の一人です。
現在では、アンティークインディアンジュエリーのオーセンティックな作品として定着しているスタイルの作品を多く残したMorris Robinsonですが、活躍していた当時には突出した技術を持ち、独自性を持った作品は多くの作家に影響を与えています。そういった意味での貢献度は、ナバホのフレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やホピの【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)にも並ぶ偉大な先人であり、ミュージアムに収蔵される傑作を多く残しています。
また、その技術によりジュエリーだけでなくボックスやカトラリー等多くのシルバー工芸品が制作されており、【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイよりも早くゴールドジュエリーを制作していたことでも知られています。


セットされた石は、美しく澄んだ水色に細かなグラデーションや複雑なウェブが入るターコイズです。明確に鉱山を特定することは出来ませんが、おそら【Nevada Blue Turquoise】ネバダブルーターコイズと思われ、濃い青ではありませんが、硬度を感じさせる艶と透明感を持ち、力のある発色と独特な存在感のある石です。
【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトや【Burnham/Godber Turquoise】バーナム/ガドバーターコイズ等の鉱山でも似た特徴を持った石を産出しており、断定できませんが僅かなマトリックスの特徴やターコイズ自体の色相はネバダブルーに最も近いと思われます。

【Nevada Blue】ネバダブルーターコイズは1901年に発見され、【Timberline Mine】ティンバーラインという別名を持つターコイズです。ナゲット(塊)で採掘され、高い硬度と美しい色、独特の複雑な景色を持つターコイズを産出する鉱山です。


こちらは独自性の強いシェイプを持ち、モチーフ等も不明ですがモリス・ロビンソン独特のセンスを感じるスタンプワーク、素晴らしいターコイズなどを含め、非常にハイエンドなピース。
また、使いやすいサイズやクラシックな質感は多くのアイテムに馴染みやすい印象のピンブローチです。アウターのアクセントとしてラペルや襟等にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースだと思われます。

また、アンティークインディアンジュエリー独特の味わい深い印象と、【Morris Robinson】モリス・ロビンソンと言う偉大な作家による伝統的ながら独自性のある造形美を持つ作品であり、史料価値も高いアンティークピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥


コンディションも非常に良好です。シルバーに摩耗等の使用感がほとんど感じられず、ターコイズも僅かな擦れ程度で現在も美しい発色と艶を保っています。
Size

縦 約3.4㎝   横 約4.1㎝ 

  ターコイズ 縦 約10.2㎜  横 約14.1㎜

Material

Silver (probably Ingot Silver), Gem Grade Turquoise