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JBO000968

Antique Ingot Silver Flat Twisted Wire Cuff Bracelet c.1937~

Antique Ingot Silver Flat Twisted Wire Cuff Bracelet c.1937~
69,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、大変高度なハンマーワークによりフラットに成形され、さらに細かなスタンプワークが施されたツイステッドワイヤーのアンティーク/ビンテージバングルです。

また、こちらの作品にはホールマークがありませんが、もともとは全く同じバングルの2本セットだったピースで、片方には【U.S.NAVAJO 1】の刻印された作品でした。そのため、Indian Arts & Crafts Boardの認証したピースであり、末尾に記されたトレーディングポスト等の制作元を表すナンバーは【1】つまり、【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイルで制作された作品と判断することが出来ます。

上記のIndian Arts & Crafts Board認証のホールマークから、1937年~1940年代前半頃に制作されたピースと推定されます。非常に珍しいインゴット(銀塊)から成形されたシルバーワイヤーが用いられ、それらの2本のワイヤーを撚り合わせてできたツイステッドワイヤーをハンマーで叩くことでフラットなシェイプに成形し、バングルに造形された作品です。 こちらのようなハンマーワークと組み合わされたツイステッドワイヤーの造形は、それだけでも高い熟練度が必要で、ハンドメイドのインディアンジュエリー独特の味わいと技術力を感じることのできる造形スタイルです。 均一なクオリティーに仕上げるのが難しいため、ほとんど見られなくなった技術の一つでもあります。現代では高度な技術を持ったベテラン作家の【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホースや【Ernie Lister】 アーニー・リスター、【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等、限られた作家しか用いることのない技術になってしまいました。
さらに、こちらの作品ではハンマーによってフラットになった上から力強いスタンプワークが施され、奥行きのある表情が作られています。 また、ターミナル(バングルの両端部分)には小さいシルバータブが施されており、特徴的なスタンプワークが刻まれています。アンティーク作品らしい丁寧で手間のかかったシルバーワークによって仕上げられています。

また、高い技術を感じさせるハンマーワークにより丁寧に叩きなめされており、パウンディング(鍛造)によって硬くなめらかに仕上げられたシルバーの肌は武骨ながら上質感のある仕上がりで、心地良く手首にフィットします。


【U.S.NAVAJO】が表している【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 中でもこちらのIndian Arts & Crafts Boardは、『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
実際には、1930年代以降に隆盛した、【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の"Manufacturers"とされる量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するために発足されました。上記のような現在『フレッド・ハービースタイル』と呼ばれるメーカーでは、ジュエリー等の製作に分業化や機械化を進め、結果的にインディアンジュエリー作家の独立や生計を圧迫しました。 そのため、古くからインディアン達と密接に付き合い、インディアンアート/クラフトを扱うトレーディングポストやトレーダー、さらにはインディアンアーティスト自身たちによって、伝統的なインディアンハンドメイド作品を守り、量産化を図るメーカーに対する対抗策が講じられました。Indian Arts & Crafts Boardはそれらの活動を代表する組織であり、サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、サンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の二人によって、『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する選定が厳しく行われました。しかしながら1942年~1943年頃には、認定の責任者であるAmbrose Roanhorseが【The Navajo Arts & Crafts Guild】 通称『ナバホギルド』の代表に就任したためか、『U.S.NAVAJO』のホールマークは使われなくなったようです。

前述の様に末尾のナンバーはそれぞれトレーディングポストや工房を表しています。現在、判明しているナンバーは・・・
U.S.NAVAJO 1 = Gallup Mercantile
U.S.ZUNI 1 & U.S.NAVAJO 2 = C. G. Wallace Trading Post 等がありますが、
『20』『40』『60』等、末尾の数字が二桁のものはアメリカ中西部にいくつか点在している政府が運営するインディアンスクールの彫金クラスで制作されたピースです。


【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル=『U.S.NAVAJO 1』は、現在でも最も多くのナバホ族出身シルバースミスが制作活動を行っている町、ニューメキシコ州ギャラップで古くから営まれるトレーディングポストの一つです。当時、とても大規模にナバホ族を中心としたインディアンの生活をバックアップし、日用品からインディアンジュエリーに限らずラグやポッテリー等のインディアンクラフト全般を扱っていました。ズニのアーティストをメインにバクアップし、大変多くの名作を送り出した【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレス トレーディングポストと双璧をなし、加盟順とされている末尾の番号『1』が表す通り、当時主導的な立場にあった有力なトレーディングポストの一つです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品の一部に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もインゴットシルバーから成形された地金がツイステッドワイヤーに成形された珍しいピースで、非常に高い技術を持った作者による物と推測でき、大変な手間と長い時間が必要なシルバーワークによって構成されています。
また、現代においても新鮮でシンプルなデザインは多くのスタイルにフィットし、素朴で武骨な雰囲気ですが、どこか現代的で、普遍的な造形美と高い完成度を持っており、性別を問わず長年にわたってご愛用いただけるピースです。さらに、こちらのようなツイステッドワイヤーで構成された作品は、造形の彫が深いため、日常的な着用により凹凸のコントラストが強くなり、その奥行きと完成度を高めていきます。

当時は、それなりに制作されていたトラディショナルな造形/デザインの中でも初期に作られた作品であり、同様のスタイルを持つ作品の製法や背景を知るうえで、歴史的な資料価値も高いハイエンドなピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションは、一部にインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。 その他、シルバーにはクスミや細かなキズなどが見られますが、ダメージは無く良好なコンディションです。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、大変高度なハンマーワークによりフラットに成形され、さらに細かなスタンプワークが施されたツイステッドワイヤーのアンティーク/ビンテージバングルです。

また、こちらの作品にはホールマークがありませんが、もともとは全く同じバングルの2本セットだったピースで、片方には【U.S.NAVAJO 1】の刻印された作品でした。そのため、Indian Arts & Crafts Boardの認証したピースであり、末尾に記されたトレーディングポスト等の制作元を表すナンバーは【1】つまり、【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイルで制作された作品と判断することが出来ます。

上記のIndian Arts & Crafts Board認証のホールマークから、1937年~1940年代前半頃に制作されたピースと推定されます。非常に珍しいインゴット(銀塊)から成形されたシルバーワイヤーが用いられ、それらの2本のワイヤーを撚り合わせてできたツイステッドワイヤーをハンマーで叩くことでフラットなシェイプに成形し、バングルに造形された作品です。 こちらのようなハンマーワークと組み合わされたツイステッドワイヤーの造形は、それだけでも高い熟練度が必要で、ハンドメイドのインディアンジュエリー独特の味わいと技術力を感じることのできる造形スタイルです。 均一なクオリティーに仕上げるのが難しいため、ほとんど見られなくなった技術の一つでもあります。現代では高度な技術を持ったベテラン作家の【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホースや【Ernie Lister】 アーニー・リスター、【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等、限られた作家しか用いることのない技術になってしまいました。
さらに、こちらの作品ではハンマーによってフラットになった上から力強いスタンプワークが施され、奥行きのある表情が作られています。 また、ターミナル(バングルの両端部分)には小さいシルバータブが施されており、特徴的なスタンプワークが刻まれています。アンティーク作品らしい丁寧で手間のかかったシルバーワークによって仕上げられています。

また、高い技術を感じさせるハンマーワークにより丁寧に叩きなめされており、パウンディング(鍛造)によって硬くなめらかに仕上げられたシルバーの肌は武骨ながら上質感のある仕上がりで、心地良く手首にフィットします。


【U.S.NAVAJO】が表している【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は、【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストやトレーダーによって1937年に組織されました。 中でもこちらのIndian Arts & Crafts Boardは、『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した公的な意味合いを重視した組織です。
実際には、1930年代以降に隆盛した、【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の"Manufacturers"とされる量産化を推し進めたメーカーによるマスプロ品と、その製法や工程において正当なインディアンジュエリーであること等を差別化するために発足されました。上記のような現在『フレッド・ハービースタイル』と呼ばれるメーカーでは、ジュエリー等の製作に分業化や機械化を進め、結果的にインディアンジュエリー作家の独立や生計を圧迫しました。 そのため、古くからインディアン達と密接に付き合い、インディアンアート/クラフトを扱うトレーディングポストやトレーダー、さらにはインディアンアーティスト自身たちによって、伝統的なインディアンハンドメイド作品を守り、量産化を図るメーカーに対する対抗策が講じられました。Indian Arts & Crafts Boardはそれらの活動を代表する組織であり、サンタフェの人類学研究所キュレーターである【Kenneth Chapman】ケネス・チャップマンと、サンタフェインディアンスクールで彫金クラスを受け持つナバホの巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)の二人によって、『U.S.NAVAJO』の刻印を許可する選定が厳しく行われました。しかしながら1942年~1943年頃には、認定の責任者であるAmbrose Roanhorseが【The Navajo Arts & Crafts Guild】 通称『ナバホギルド』の代表に就任したためか、『U.S.NAVAJO』のホールマークは使われなくなったようです。

前述の様に末尾のナンバーはそれぞれトレーディングポストや工房を表しています。現在、判明しているナンバーは・・・
U.S.NAVAJO 1 = Gallup Mercantile
U.S.ZUNI 1 & U.S.NAVAJO 2 = C. G. Wallace Trading Post 等がありますが、
『20』『40』『60』等、末尾の数字が二桁のものはアメリカ中西部にいくつか点在している政府が運営するインディアンスクールの彫金クラスで制作されたピースです。


【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル=『U.S.NAVAJO 1』は、現在でも最も多くのナバホ族出身シルバースミスが制作活動を行っている町、ニューメキシコ州ギャラップで古くから営まれるトレーディングポストの一つです。当時、とても大規模にナバホ族を中心としたインディアンの生活をバックアップし、日用品からインディアンジュエリーに限らずラグやポッテリー等のインディアンクラフト全般を扱っていました。ズニのアーティストをメインにバクアップし、大変多くの名作を送り出した【C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレス トレーディングポストと双璧をなし、加盟順とされている末尾の番号『1』が表す通り、当時主導的な立場にあった有力なトレーディングポストの一つです。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品の一部に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


こちらの作品もインゴットシルバーから成形された地金がツイステッドワイヤーに成形された珍しいピースで、非常に高い技術を持った作者による物と推測でき、大変な手間と長い時間が必要なシルバーワークによって構成されています。
また、現代においても新鮮でシンプルなデザインは多くのスタイルにフィットし、素朴で武骨な雰囲気ですが、どこか現代的で、普遍的な造形美と高い完成度を持っており、性別を問わず長年にわたってご愛用いただけるピースです。さらに、こちらのようなツイステッドワイヤーで構成された作品は、造形の彫が深いため、日常的な着用により凹凸のコントラストが強くなり、その奥行きと完成度を高めていきます。

当時は、それなりに制作されていたトラディショナルな造形/デザインの中でも初期に作られた作品であり、同様のスタイルを持つ作品の製法や背景を知るうえで、歴史的な資料価値も高いハイエンドなピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションは、一部にインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。 その他、シルバーにはクスミや細かなキズなどが見られますが、ダメージは無く良好なコンディションです。
Size

メンズサイズ L - XXL 程度。

内径最大幅 約61.7㎜    正面幅(高さ) 約6.2㎜
内周 約151㎜    開口部 約23㎜
Inside Measurement 5 15/16inch   opening 15/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Lサイズ以上、XXXLサイズ以下の男性であれば調整によりほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver