【NAVAJO】ナバホの1940年代の作品と思われるシルバービーズとナジャのみで構成されたアンティーク/ビンテージネックレスです。 非常に珍しい小さ目のピースで、とても古い作品ながらミニマムで現代的な印象に仕上がったピースです。
大変クオリティーの高いシルバービーズが特徴的で、現在ではほとんど見ることが出来ないベンチメイド(ハンドメイド)による丁寧に作られたシルバービーズに、細かなシルバーワークによって構成されたナジャがセットされています。
こちらのような完全なハンドメイドのシルバービーズは、材料の加工からの全ての工程を手作業により作り上げられており、コンチョを作るような手法で半球体を制作し、それらを二つロウ付けすることでビーズに成形しています。そのため、その形状や大きさは不均一ですが、重厚で独特の味わいが感じられます。特にこちらのような小さなビーズを作るには高い技術を必要とし、とても難しい造形の一つです。
トップのナジャはスクエアワイヤー(断面が四角形のワイヤー)を用いたツイステッドワイヤーで構成されており、これは40年代の特徴的なディテールの一つです。 先端には小さなシェルコンチョが施され、センターには美しいターコイズがセットされています。
セットされたターコイズは、ニューメキシコ州の【Cerrillos Turquoise】 セリリョスターコイズと思われ、現在もきれいな艶を保つグリーンターコイズです。 Cerrillos Turquoiseは、北米産出のターコイズの中でも最も古い鉱山の一つで、過去にはティファニー社が長く保有し、多くのターコイズが採掘された歴史を持っています。 火山に近い場所に位置し、グリーンターコイズが多く産出しましたが、グリーン以外にも非常に多くのバリエーションを持つ鉱山です。
モチーフのナジャは子宮を表す造形で、大地や自然と子孫繁栄、それに女性を称賛する意味合いが込められているそうです。
全体のバランスや作りの良さなど、大変秀逸な作品。 また、とても珍しい小ぶりなサイズ感は女性に向いた作品です。
ハンドメイドインディアンジュエリーの味わいを残したアンティークピースですが、不思議に身に付けた時にはクリーンでエレガントな印象を作ります。
着用画像はこちら↓
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コンディションも良好でビーズには多少のクスミや製造時のムラなどは見られますが、ダメージはありません。 また、ターコイズも良好な状態を保っています。