【NAVAJO】ナバホ族、BoxBowスタイルのスカッシュブロッサムナジャネックレスです。大変希少なアンティーク作品で、素晴らしいクオリティーのピースです。
1920年代後半~30年代頃に作られたものと思われ、1910年代後半から現在に至るまで見られる伝統的なスタイルの一つで、【Box Bow】(プレゼントボックスのリボン)と呼ばれるリボン型のシェイプにそれぞれターコイズがセットされた独特の造形を持つスカッシュブロッサムが20個にもわたり施された作品です。
それぞれが2連になったシルバービーズに施されており、シルバービーズはもちろんベンチメイド(ハンドメイド)、 現在ではほとんど見ることができなくなってしまった、材料の加工からの全ての工程を手作業により作り上げられたシルバービーズです。 それはチェーンが通されている穴までが、ボール盤(ドリル)ではなくポンチ(ハンドツール)であけられています。これもアンティーク作品にしか見られない特徴で、その形状や大きさは少し不均一ですが、重厚で独特の味わいがあります。
また、スカッシュブロッサムにはBox Bowスタイル特有のスタンプワークが施されており、その表情に深さを与えています。
トップのナジャはキャストではなくインゴット(銀塊)から成形されたトライアングルワイヤーで形成されており、武骨で素朴な仕上がりです。
トータル23個セットされたターコイズも大変味わい深く美しい石です。色味は経年により、澄んだ水色~深い緑までマルチカラーになっていますが、どれもハイグロスを保ち、現在も素晴らしい透明感とナチュラルな煌めきを見せています。
黒いシルバーの肌はアンティークピースの威厳を感じさせ、プリミティブなアンティークインディアンジュエリーながら、素晴らしい技術と造形センスが感じられます。
モチーフのナジャはもともとは馬蹄をもとにしたデザインで、インディアンアートにおいては子宮を表す造形として用いられ、大地や自然と子孫繁栄、それに女性を称賛する意味合いが込められているそうです。
また、スクワッシュブロッサムは『豊穣』を表すかぼちゃの花(本当は石榴の花)です。
ネックレスとしてはとても存在感のあるボリューム感ですが、トップのナジャは少し控えめなサイズ感ですので大きなサイズのものよりもさりげなく、男女問わず使いやすい作品です。
非常に貴重なアンティークナジャネックレス、なかなか出会うことのできない歴史的な資料価値も高いハイエンドな作品です。
着用画像はこちら↓
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大変古い作品ながら良好なコンディションだと思います。シルバーにクスミや製造時にインゴット独特の僅かな欠けが見られる程度で、大変良好かと思います。