【Les Baker Shop】の作品で、ナバホの作家による作品と思われる、オーセンティックな造形・デザインのビンテージバングルです。
1960年代後半～1970年代に作られた作品と思われ、トライアングルワイヤー(竜骨型)に挟まれるように3つの美しいターコイズがセットされたバングル。ターコイズの間には6個のシルバーボールが配されており、ベースにはツイステッドワイヤーが施されることでナバホの伝統的な印象を高められています。
【Les Baker Shop】レス・ベーカーショップは、白人作家Les Baker(1935-2014)が運営していた有名インディアンジュエリーショップです。オーナーであるレス・ベーカーはナバホの職人よりシルバースミスとしての技術を教わり、アルバカーキの【Maisel's】等に作品を供給していたようです。
その後、多くのナバホシルバースミスを雇い入れる工房を運営し、その技術を伝授したり、ともに新しいスタイルのジュエリーを創作しました。【Fritson Toledo】や,【Johnny Watson】 、【Harry Sandoval】等の有名作家も彼と共に仕事をしていたようです。大変残念ながら2014年、Les Baker氏は亡くなられています。
氏は、インディアンジュエリーにゴールドやダイヤモンドと言う新しいマテリアルを取り入れた最初のアーティストの一人としても知られています。
1970年代にはアメリカ国内でのインディアンジュエリー流行により、多くの作品を残しています。こちらの作品もLes Baker Shopのホールマークとともに『DC』のスタンプが見られ、所属していたナバホの作家によるピースと推測されます。
ターコイズはおそらく【Sleeping BeautyTurquoise】と思われ、 とても発色の良い水色にパイライトやクウォーツ(水晶)のマトリックスが入る、ラフカットながら美しい艶のターコイズがセットされています。
オーセンティックで確かな技術が感じられるピースです。程よいボリューム感や伝統的な造形はなじみが良く、使いやすいバングルです。
着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
コンディションも良く、シルバーにクスミは見られますが、使用感の少ない良好な状態です。
