【Cochiti】コチティ族の巨匠【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホースの作品で、トゥーファキャストで成形されたドラゴンフライクロスフォブネックレスです。
現在、多くの作品を生み出している偉大な作家、Cippy CrazyHorse(1946-)は、稀代のシルバースミス【Joe H. Quintana】ジョー・H.キンタナの息子として生まれ、プエブロのトラディッショナルスタイルを守りながらも、常に新しいクリエーションを続ける人物です。
こちらの作品もプエブロの伝統的なモチーフ『ドラゴンフライクロス』をトゥーファキャストで成形し、シルバービーズとホワイトハーツグラスビーズをあしらった独特のスタイルを持つネックレスです。
コチティプエブロのクリーンで洗練された印象と、トゥーファキャストによる武骨な雰囲気を持ち、大変な迫力のあるピースです。同デザインのトップはいくつも制作していますが、すべて一点物で、ドラゴンフライクロスのシェイプは一つとして同じ物はありません。
モチーフとなっている【Dragonfly Cross】ドラゴンフライ=蜻蛉(トンボ) はナバホ族の大変古いモチーフのひとつで水の中に住むヤゴから脱皮し生まれ変わる様子から、チェンジや新しく生まれ変わると言う意味、水を表す象徴として用いられるようです。 蛇にも近い意味合いのモチーフ。
Isleta CrossやPueblo Crossとも呼ばれ、1500年代頃にムーア人とスペイン人によりデザインされたものとされていますが、それよりも以前からプエブロの人々の間ではトンボの象徴として用いられていたようです。
目標や夢を達成するための守り神や、何事も可能であると思い出させる象徴としても使われるドラゴンフライクロスはインディアンにとって大変重要なモチーフの一つです。
クロスよりもプエブロやナバホの伝統的な印象を強く受けるモチーフです。
製法の【Tufa Cast】トゥーファキャストは、アメリカ中西部の山岳で取れるトゥーファストーンという石を使用した、ナバホ族の伝統的な鋳造製法です。トゥーファ鉱山より採掘される軽石のような柔らかい石(トゥーファストーン)で、これを削ることによって作品の型を制作します。
2枚用意されたトゥーファの片方にデザインを彫刻し、2枚合わせたトゥーファの溝にシルバーを流し込んで行うキャスト製法です。
手間が掛かる上、量産には向かず、多くが一点物の作品になるため、多くのアーティストが扱う技術ではありません。
しっかりとしたサイズ感で迫力のあるドラゴンフライクロスですが、とても使いやすく、多くのスタイリングに馴染む作品です。 グラスビーズを外すとまた違った表情になります。
着用画像はこちら↓
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新品・未使用品。