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JBO005898

Historic Navajo Stamped Ingot Slv Triangle Wire Cuff c.1900~

Historic Navajo Stamped Ingot Slv Triangle Wire Cuff c.1900~
143,000 円(税込)
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  • Historic Navajo Stamped Ingot Slv Triangle Wire Cuff c.1900~
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  • Historic Navajo Stamped Ingot Slv Triangle Wire Cuff c.1900~
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【NAVAJO】ナバホの「ファーストフェーズ」とも呼ばれる古典期に近い時代に作られた大変貴重なアンティークジュエリー。インゴットシルバー(銀塊)から成形された硬く重厚なトライアングルワイヤー(竜骨型)をベースにした作品であり、力強くプリミティブなスタンプワークも特徴的なアンティーク/ビンテージバングルです。

1890年代末頃~1920年代頃に制作されたピースと思われ、本作はまだインディアンクラフトとしてジュエリー制作が普及する以前に作られた物であり、販売することではなく作者自身が自らの財産として身に着ける為に制作されたものではないかと思われます。確かな技術力を感じさせるシルバーワークにより、職業的なインディアンシルバースミスによる作品である事も考えられますが、その場合にも最初期から活動するシルバースミスによる作品と推測されます。
原料となるシルバーも身の回りの銀貨や銀食器等を溶かして得たものと思われ、メキシカンコインシルバー(銀含有率95.0%)の銀貨が含まれることで、シルバーの純度/品位925~950程度の高純度シルバーであるように感じられます。これは、インディアンジュエリーにおける『コインシルバー=銀含有率90.0%』の地金とは相反した特徴であり、アメリカン銀貨(900)ではなくメキシカン銀貨(950)を含んだインディアンジュエリー史上でも古典期の作品だけに見られる特徴です。


アーリーナバホジュエリー特有の質感は、やはりインゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークによって成形されることで生まれる独特の硬くなめらかなシルバーの肌であり、それによってプリミティブなデザインワークながら上質感と深みのある表情も見せています。
本作では、インゴットシルバー(銀塊)をトライアングル型に彫り込んだ溝にハンマーで叩きこむ事でトライアングルワイヤー(竜骨型)に成形しており、そのバンドは7㎜程度の幅でありながら<30g>を超える重厚な作りとなっています。そして、そのハンマーワークによりパウンティング(鍛造)されることで、とても硬く重厚なバンドとなっており、インゴット製法によって生み出されるシルバーのなめらかな質感は、とても素晴らしい着用感も実現しています。さらに、上下のエッジ内側部分は少し削り鞣され、柔らかなトライアングルシェイプを描く断面が作られている事も古い作品の特徴であり、本作の上質感を生み出している重要な要素となっています。
そうして成形されたバンドをベースとして、原始的でありながら非常に魅力的なスタンプワークが施されています。僅か2種類のみのスタンプ(鏨)ツールを使い巧みに幾何学模様が刻み込まれ、まだナバホとプエブロの作品に明確なデザイン/造形の差異のない時代のピースですが、おそらく初期のナバホ作品と推測されます。
その原始的な製法とスタンプワークによって構成された独特な完成度は、現代作品にはない威厳を感じさせ、単純なスタンプによる刻印ながら端整なデザインは、古い作品とは思えない現代的な印象さえ与えます。

内側には文字と思われるスクラッチが確認できますが、何を表す文字列か解読することは出来ません。

現代においてもナバホのオーセンティックなスタイルの一つとしてトライアングルワイヤーをベースにした作品は数多く制作されていますが、こちらの作品は現在制作されている作品群のソース/源流となったピースであり、そのプリミティブな製法は、既製のトライアングルワイヤーを使った現代の作品群とは全く違った表情や迫力を持っています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)やワイヤーを加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。本作において、一部に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


インディアンジュエリーの歴史上においても初期に近い時期の作品であり、非常にプリミティブな技術で作り上げられた素朴なアンティークバングルですが、すでに高い完成度を誇り、作者が無欲にシルバーと向き合ったその魂を宿すような威厳ある佇まいを持っています。そして、現在ではアンティーク工芸品としてだけでなく、アートピースとしても高く評価されるウェアラブルアートの一つとなっています。

原始的なシルバーワークによる無骨なアンティークブレスレットでありながら、どこかエレガントでハイジュエリーの様な洗練された印象を併せ持ち、そのシンプルなデザイン/造形と少しエッジーなシェイプは、多くのスタイルによく馴染むバングル。また、トライアングルワイヤーをベースとしたバングルは重ね付けにも向いていますが、こちらの様な厚みと太さを持つ作品は単独でも強い存在感を示します。
アンティーク特有のプリミティブでタフなシルバーワークと、無駄のない造形美により長年にわたってご愛用いただけるハイエンドなピースとなっています。

本作のような年代に作られたトライアングルワイヤーのバングルは現存数が少なく、類似した作品の多くが博物館に収蔵されている為、ミュージアムクオリティーと言える大変貴重なのアンティークナバホジュエリーです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーに多少の摩耗が見られますが、アンティーク作品としてはダメージのないとても良好な状態を保っています。
また、前述のように一部に僅かなのシルバーの重なりがみられますが、これらは制作中にできる『インゴット製法』独特の特徴で、ご使用により破損につながるものではありません。
【NAVAJO】ナバホの「ファーストフェーズ」とも呼ばれる古典期に近い時代に作られた大変貴重なアンティークジュエリー。インゴットシルバー(銀塊)から成形された硬く重厚なトライアングルワイヤー(竜骨型)をベースにした作品であり、力強くプリミティブなスタンプワークも特徴的なアンティーク/ビンテージバングルです。

1890年代末頃~1920年代頃に制作されたピースと思われ、本作はまだインディアンクラフトとしてジュエリー制作が普及する以前に作られた物であり、販売することではなく作者自身が自らの財産として身に着ける為に制作されたものではないかと思われます。確かな技術力を感じさせるシルバーワークにより、職業的なインディアンシルバースミスによる作品である事も考えられますが、その場合にも最初期から活動するシルバースミスによる作品と推測されます。
原料となるシルバーも身の回りの銀貨や銀食器等を溶かして得たものと思われ、メキシカンコインシルバー(銀含有率95.0%)の銀貨が含まれることで、シルバーの純度/品位925~950程度の高純度シルバーであるように感じられます。これは、インディアンジュエリーにおける『コインシルバー=銀含有率90.0%』の地金とは相反した特徴であり、アメリカン銀貨(900)ではなくメキシカン銀貨(950)を含んだインディアンジュエリー史上でも古典期の作品だけに見られる特徴です。


アーリーナバホジュエリー特有の質感は、やはりインゴットシルバー(銀塊)からハンマーワークによって成形されることで生まれる独特の硬くなめらかなシルバーの肌であり、それによってプリミティブなデザインワークながら上質感と深みのある表情も見せています。
本作では、インゴットシルバー(銀塊)をトライアングル型に彫り込んだ溝にハンマーで叩きこむ事でトライアングルワイヤー(竜骨型)に成形しており、そのバンドは7㎜程度の幅でありながら<30g>を超える重厚な作りとなっています。そして、そのハンマーワークによりパウンティング(鍛造)されることで、とても硬く重厚なバンドとなっており、インゴット製法によって生み出されるシルバーのなめらかな質感は、とても素晴らしい着用感も実現しています。さらに、上下のエッジ内側部分は少し削り鞣され、柔らかなトライアングルシェイプを描く断面が作られている事も古い作品の特徴であり、本作の上質感を生み出している重要な要素となっています。
そうして成形されたバンドをベースとして、原始的でありながら非常に魅力的なスタンプワークが施されています。僅か2種類のみのスタンプ(鏨)ツールを使い巧みに幾何学模様が刻み込まれ、まだナバホとプエブロの作品に明確なデザイン/造形の差異のない時代のピースですが、おそらく初期のナバホ作品と推測されます。
その原始的な製法とスタンプワークによって構成された独特な完成度は、現代作品にはない威厳を感じさせ、単純なスタンプによる刻印ながら端整なデザインは、古い作品とは思えない現代的な印象さえ与えます。

内側には文字と思われるスクラッチが確認できますが、何を表す文字列か解読することは出来ません。

現代においてもナバホのオーセンティックなスタイルの一つとしてトライアングルワイヤーをベースにした作品は数多く制作されていますが、こちらの作品は現在制作されている作品群のソース/源流となったピースであり、そのプリミティブな製法は、既製のトライアングルワイヤーを使った現代の作品群とは全く違った表情や迫力を持っています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)やワイヤーを加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。本作において、一部に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


インディアンジュエリーの歴史上においても初期に近い時期の作品であり、非常にプリミティブな技術で作り上げられた素朴なアンティークバングルですが、すでに高い完成度を誇り、作者が無欲にシルバーと向き合ったその魂を宿すような威厳ある佇まいを持っています。そして、現在ではアンティーク工芸品としてだけでなく、アートピースとしても高く評価されるウェアラブルアートの一つとなっています。

原始的なシルバーワークによる無骨なアンティークブレスレットでありながら、どこかエレガントでハイジュエリーの様な洗練された印象を併せ持ち、そのシンプルなデザイン/造形と少しエッジーなシェイプは、多くのスタイルによく馴染むバングル。また、トライアングルワイヤーをベースとしたバングルは重ね付けにも向いていますが、こちらの様な厚みと太さを持つ作品は単独でも強い存在感を示します。
アンティーク特有のプリミティブでタフなシルバーワークと、無駄のない造形美により長年にわたってご愛用いただけるハイエンドなピースとなっています。

本作のような年代に作られたトライアングルワイヤーのバングルは現存数が少なく、類似した作品の多くが博物館に収蔵されている為、ミュージアムクオリティーと言える大変貴重なのアンティークナバホジュエリーです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーに多少の摩耗が見られますが、アンティーク作品としてはダメージのないとても良好な状態を保っています。
また、前述のように一部に僅かなのシルバーの重なりがみられますが、これらは制作中にできる『インゴット製法』独特の特徴で、ご使用により破損につながるものではありません。
Size

メンズサイズ ML - L 程度

内径最大幅 約59.6㎜    正面幅(高さ) 約7.2㎜
内周 約142㎜    開口部 約24.5㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1inch 

※バングルはサイズ調整可能です。MLサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。 ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

サイズ(手首寸法)をお伝えいただければ、当店でお渡し前の調整が可能です。お気軽にお申し付けくださいませ。

Material

Ingot Silver
        約30.4g