ITEM CODE:
JPO002247

Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin c.1930~

Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin c.1930~
35,200 円(税込)
35,200 円(税込)
Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
  • Antique Navajo Big Thunderbird Stamped Silver Pin  c.1930~
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、細部まで全てハンドメイドの丁寧なシルバーワークによって作り出された大きなサンダーバードシェイプの作品。シルバーワークと同様に質の高いスタンプワークが施され、ツーリストジュエリーながらハイエンドなアンティーク/ビンテージピンブローチです。

20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれるスーベニアアイテム(土産物)の一つ。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、過去に取り扱ったホールマークが刻印された作品やディテールによって、【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の中でも、末尾のナンバー『22』の【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで制作された作品であると推定されるピンブローチです。

1930年代~1950年代前半頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、手作業によって迫力のある大きいサンダーバードのシェイプが丁寧なカッティングワークで切り出されています。そこに、細かなスタンプワークによってサンダーバードの細部が描き出され、翼部分は巧みなハンマーワークによって立体的で柔らかいアール/曲面に仕上げられており、フラットなシェイプよりも美しく、奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。またこのような立体的な造形は、現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作る古い技法によって形作られています。
キャッチーな印象を持つサンダーバードモチーフですが、インゴット(銀塊)から成形された地金や武骨なスタンプワークなど、ナバホの伝統的な技術やハンドメイドの味わいが感じられるピースです。また、量産された同スタイルのピンに比べ、丁寧に仕上げられたシルバーワークや造形センスなど、あらゆる部分でその差異が確認でき、威厳も感じさせる作品となっています。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はこちらのようなピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、こちらの作品の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


こちらの作品もサンダーバードモチーフでツーリストジュエリーのキャッチーな印象を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせます。
また、比較的珍しい石の付かない作品であり、石の破損を気にせずにバッグ等にもご使用いただきやすいピンブローチ。その他にもアウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやアウターのワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。

ビンテージインディアンジュエリー独特のポップでキュートなモチーフとデザインがら、伝統的で質の高いシルバーワークにより重厚な雰囲気も与えられた作品であり、トレジャーハントプライスなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは全体にシルバーのクスミ等は見られますが、使用感を感じさせずダメージもない大変良好な状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、細部まで全てハンドメイドの丁寧なシルバーワークによって作り出された大きなサンダーバードシェイプの作品。シルバーワークと同様に質の高いスタンプワークが施され、ツーリストジュエリーながらハイエンドなアンティーク/ビンテージピンブローチです。

20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれるスーベニアアイテム(土産物)の一つ。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、過去に取り扱ったホールマークが刻印された作品やディテールによって、【United Indian Trader's Association】(UITA)に参加していたトレーダー(トレーディングポスト)の中でも、末尾のナンバー『22』の【Dean Kirk of Manuelito】ディーン・カーク オブマヌエリートで制作された作品であると推定されるピンブローチです。

1930年代~1950年代前半頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金をベースに、手作業によって迫力のある大きいサンダーバードのシェイプが丁寧なカッティングワークで切り出されています。そこに、細かなスタンプワークによってサンダーバードの細部が描き出され、翼部分は巧みなハンマーワークによって立体的で柔らかいアール/曲面に仕上げられており、フラットなシェイプよりも美しく、奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。またこのような立体的な造形は、現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作る古い技法によって形作られています。
キャッチーな印象を持つサンダーバードモチーフですが、インゴット(銀塊)から成形された地金や武骨なスタンプワークなど、ナバホの伝統的な技術やハンドメイドの味わいが感じられるピースです。また、量産された同スタイルのピンに比べ、丁寧に仕上げられたシルバーワークや造形センスなど、あらゆる部分でその差異が確認でき、威厳も感じさせる作品となっています。


【the United Indian Trader's Association】(以下UITA)は1931年に組織され、C. G. WallaceやGARDEN OF THE GODS TRADING POST、Tobe Turpen等をはじめ、最終的には75のトレーディングポスト/インディアンアートトレーダーが加盟する組織となりました。
UITAが組織された目的は、BELL TRADING POSTやMaisel's等のManufacturersと呼ばれるインディアン工芸品の分業化や量産化を推し進めたメーカー(マスプロ)に対抗するためで、伝統的な製法や材料、一つの作品を一人のシルバースミスが全行程を通して制作するという体制等を守ることなどを規定し、上記のマスプロ品との差別化を計ることでした。
当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるMaisel'sやBell等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やGARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属したAwa Tsirehのデザイン、VAUGHN'S Indian Storeの作品等は多くの模倣品が作られています。
特にこれらの模倣作品はこちらのようなピンブローチが多く、UITAの作品はブレスレットやコンチョベルト等すべてのアイテムに見つけることが出来ますが、ピンブローチに比較的多く刻印されている傾向があるのは、模倣品との明確な区別を促すためだったのではないかと推測されます。

また、UITAではそれぞれのトレーダー(ショップ)ごとにナンバーを割り振っており、『UITA』の末尾にそれぞれのナンバーが刻印されています。それらの内、いくつかのナンバーはそのトレーダーが判明していますが、いまだ不明となっているナンバーも多く存在しています。
『1』 = 【Gallup Mercantile】 ギャラップ マーカンタイル
『2』 = 【C. G. Wallace INDIAN TRADER】C.G.ウォレスインディアントレーダー
『12』 = 【Packards Indian Trading】パッカーズインディアントレーディング
『21』 = 【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS/Ganscraft】サウスウエスト アーツアンドクラフト
等々・・・


【Dean Kirk of Manuelito Trading Post】ディーン・カーク オブマヌエリート トレーディングポストは、1881年に【Mike Kirk】マイク・カークによってニューメキシコ州ギャラップで創業した歴史あるトレーディングポストのすぐそばで、1942年代の同氏の死後、息子である【Dean Kirk】ディーン・カークが始めたトレーディングポストです。
その作品群は多岐にわたり、プエブロの作品を想起させるシンプルなブレスレットから、ツーリストスタイルのピンブローチ等も多く見られます。また、多くのシルバースミスが所属していたと推測され、その作者を特定することは出来ませんが、こちらの作品の様に素晴らしいクオリティーを持つ作品が多く残されており、UITAの刻印が入ると云うことは、その製法や材料等について厳しい条件をクリアしていることを表しています。


こちらの作品もサンダーバードモチーフでツーリストジュエリーのキャッチーな印象を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせます。
また、比較的珍しい石の付かない作品であり、石の破損を気にせずにバッグ等にもご使用いただきやすいピンブローチ。その他にもアウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやアウターのワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。

ビンテージインディアンジュエリー独特のポップでキュートなモチーフとデザインがら、伝統的で質の高いシルバーワークにより重厚な雰囲気も与えられた作品であり、トレジャーハントプライスなピースとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは全体にシルバーのクスミ等は見られますが、使用感を感じさせずダメージもない大変良好な状態を保っています。
Size

縦 約3.4㎝   横 約9.5㎝

Material

Silver