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JBF004019

Atq【IH】CoinSilver FlatTwisted & Half-Round Wires Cuff c.1930

Atq【IH】CoinSilver FlatTwisted & Half-Round Wires Cuff c.1930
66,000 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのアンティークジュエリー、内側に【IH】=『Indian Handmade/Handcraft』と【COIN SILVER】の刻印があり、これは当時の代表的な工房の一つである『SILVER PRODUCTS』『Silver Arrow』と同じ【Silver Products Manufacturing Company】シルバープロダクツマニュファクチャリング社製と考えられています。
ナローなハーフラウンドワイヤー(半円型)を2連に配し、それらの間にハンマーワークによりフラットに成形された大変重厚なツイステッドワイヤーを挟み込んでバンド/地金を構成した、アンティーク/ビンテージバングルです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つですが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、『IH=Indian Handmade/Handcraft』の刻印が表す通り、制作工程に機械化が導入され、量産されたピースではなく、全てハンドメイドによって作り上げられた作品です。

1920年代末~1930年代頃に制作された作品と思われ、2本のワイヤーを撚り合わせてできた『ツイステッドワイヤー』をハンマーで叩くことでフラットなシェイプに成形した重厚なフラットツイステッドワイヤーを中央に配し、その上下をハーフラウンドワイヤーで挟むことでバンドを構成した作品。さらに、中央のツイステッドワイヤーには、フラットなシェイプへ成型後に力強いスタンプが刻まれており、ナバホジュエリーらしい表情とアンティークながら現代的で、チェーンブレスレットにも見えるデザインが特徴的なバングルとなっています。
また、柔らかな曲面・曲線がメインに構成されていながら、どこか構築的で強さを感じさせる作品です。

本作を形作るディテールのようなハンマーワークと組み合わされたツイステッドワイヤーの造形は、それだけでも高い熟練度が必要で、ハンドメイドインディアンジュエリーの味わいと技術力を感じることのできる造形スタイルです。均一なクオリティーに仕上げるのが難しく、ほとんど見られなくなった技術の一つであり、現代では【Tahe】タヒファミリーやコチティのベテラン作家の【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース、ナバホの【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等、限られた作家しか用いることのない技術になってしまいました。

また、ツイステッドワイヤーをフラットなシェイプに成形する技術は、一部の作家のみが受け継ぐことになってしまいましたが、こちらのようなハーフラウンドワイヤーやトライアングルワイヤーとツイステッドワイヤーを組み合わせた造形スタイルは、古典期から見られるスタイルの一つであり、現代においても制作されている伝統的でオーセンティックな造形となっています。


【SILVER PRODUCTS MFG.】シルバープロダクツマニュファクチャリング社は、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト傘下の企業で、ツーリストジュエリーの量産部門を担う工房としてカンザスシティーに存在していました。
【IH = Indian Handmade/Handcraft】【SILVER PRODUCTS】【Silver Arrow】の3つのホールマーク(ショップや作者のサイン)を用いていたとされ、ツーリストジュエリーらしい量産タイプのピースから独創的でオリジナリティーのある造形までバラエティー豊かなデザイン展開が特徴です。
1940年代中頃には前述の【Silver Arrow】ブランドに統一され、それに伴って地金のシルバーはコインシルバー900から、スターリングシルバー925に統一されたようです。

本作には【IH COIN SILVER】の刻印が施されており、 一説には「IH COIN SILVER」のホールマークが入る作品は1910年代頃の作品と紹介されることがありますが、おそらく1930年代末頃まで使われていたと思われ、【SILVER PRODUCTS】【Silver Arrow】のホールマークよりは古い作品に比較的多い程度と思われます。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】ウィル・バンデバー等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


こちらの作品もコインシルバー製でありながらフラットツイステッドワイヤーを構成する大変手の込んだブレスレットとなっており、ツーリストジュエリーではとても珍しい長くご愛用頂けるしっかりとした造りと重量感を持った作品です。

アンティークジュエリーとは思えない非常に洗練された雰囲気を持ち、現代においても新鮮な印象と高い完成度を誇ります。また石がマウントされず、シルバーのみで構成されている為、多くのスタイルに大変馴染みやすく、高い汎用性を持ったブレスレットです。
さらに、こちらのようなツイステッドワイヤーで構成された作品は造形の彫りが深いため、日常的な着用により凹凸のコントラストが強くなり、その奥行きと完成度を高めていきます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、練り上げられた工芸品としても高い価値を有し、ホールマークによってその制作背景が考察可能な作品。史料価値も高く、大変コレクタブルでキラーピースの一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーには僅かなクスミが見られますが、使用感を感じないとても良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホか【PUEBLO】プエブロのアンティークジュエリー、内側に【IH】=『Indian Handmade/Handcraft』と【COIN SILVER】の刻印があり、これは当時の代表的な工房の一つである『SILVER PRODUCTS』『Silver Arrow』と同じ【Silver Products Manufacturing Company】シルバープロダクツマニュファクチャリング社製と考えられています。
ナローなハーフラウンドワイヤー(半円型)を2連に配し、それらの間にハンマーワークによりフラットに成形された大変重厚なツイステッドワイヤーを挟み込んでバンド/地金を構成した、アンティーク/ビンテージバングルです。

【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテム(土産物)の一つですが、そんなスーベニアアイテムの中でも初期のピースと思われ、『IH=Indian Handmade/Handcraft』の刻印が表す通り、制作工程に機械化が導入され、量産されたピースではなく、全てハンドメイドによって作り上げられた作品です。

1920年代末~1930年代頃に制作された作品と思われ、2本のワイヤーを撚り合わせてできた『ツイステッドワイヤー』をハンマーで叩くことでフラットなシェイプに成形した重厚なフラットツイステッドワイヤーを中央に配し、その上下をハーフラウンドワイヤーで挟むことでバンドを構成した作品。さらに、中央のツイステッドワイヤーには、フラットなシェイプへ成型後に力強いスタンプが刻まれており、ナバホジュエリーらしい表情とアンティークながら現代的で、チェーンブレスレットにも見えるデザインが特徴的なバングルとなっています。
また、柔らかな曲面・曲線がメインに構成されていながら、どこか構築的で強さを感じさせる作品です。

本作を形作るディテールのようなハンマーワークと組み合わされたツイステッドワイヤーの造形は、それだけでも高い熟練度が必要で、ハンドメイドインディアンジュエリーの味わいと技術力を感じることのできる造形スタイルです。均一なクオリティーに仕上げるのが難しく、ほとんど見られなくなった技術の一つであり、現代では【Tahe】タヒファミリーやコチティのベテラン作家の【Cippy CrazyHorse】シピー・クレイジーホース、ナバホの【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等、限られた作家しか用いることのない技術になってしまいました。

また、ツイステッドワイヤーをフラットなシェイプに成形する技術は、一部の作家のみが受け継ぐことになってしまいましたが、こちらのようなハーフラウンドワイヤーやトライアングルワイヤーとツイステッドワイヤーを組み合わせた造形スタイルは、古典期から見られるスタイルの一つであり、現代においても制作されている伝統的でオーセンティックな造形となっています。


【SILVER PRODUCTS MFG.】シルバープロダクツマニュファクチャリング社は、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポスト傘下の企業で、ツーリストジュエリーの量産部門を担う工房としてカンザスシティーに存在していました。
【IH = Indian Handmade/Handcraft】【SILVER PRODUCTS】【Silver Arrow】の3つのホールマーク(ショップや作者のサイン)を用いていたとされ、ツーリストジュエリーらしい量産タイプのピースから独創的でオリジナリティーのある造形までバラエティー豊かなデザイン展開が特徴です。
1940年代中頃には前述の【Silver Arrow】ブランドに統一され、それに伴って地金のシルバーはコインシルバー900から、スターリングシルバー925に統一されたようです。

本作には【IH COIN SILVER】の刻印が施されており、 一説には「IH COIN SILVER」のホールマークが入る作品は1910年代頃の作品と紹介されることがありますが、おそらく1930年代末頃まで使われていたと思われ、【SILVER PRODUCTS】【Silver Arrow】のホールマークよりは古い作品に比較的多い程度と思われます。


【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストは、1923年にMaurice Maiselにより創業された店で、当時の観光産業隆盛によるインディアン工芸品(土産物)ビジネスとして開業され、フレッド・ハービーホテルの向いに店舗を構えていました。 その後、1939年にはアルバカーキダウンタウンに移転し、現在でも同じロケーションで【Skip Maisel's Indian Jewelry】として営業しています。当時のピークには150人以上のインディアンの職人を雇い入れ、その作業を外から見える形で運営していました。そのスタイルは現在でも受け継がれ、【Will Vandever】ウィル・バンデバー等、腕の良いベテラン作家が今も作品を制作しています。さらに、ジュエリー以外のインディアンアートや工芸品、お土産物も多く遺しており、現在までビジネスを継続している数少ないトレーディングポスト兼工房です。


【Coin Silver】コインシルバーとは、インディアンジュエリーにおいては銀含有率90.0%の地金を表します。 また、アメリカの古い硬貨における銀含有率は900ですが、日本では800~900や古い100円硬貨では600、メキシカンコインは950であり、900シルバーが最も多く使われていますが世界中で共通した純度ではありません。同じように【Sterling Silver】スターリングシルバー=【925シルバー】は、銀含有率92.5%の地金であり、『割金』と呼ばれる残り7.5%は、銅やアルミニウム等が含まれています。 (※現在のSterling Silverは、割金に銅のみを含んだシルバーを表しています。)
925シルバーは熱処理によって時効硬化性をもち、細かな細工や加工に向いていたため食器や宝飾品等様々な物に利用されていますが、インディアンジュエリーにおいては、その初期に身近にあった銀製品、特にシルバーコインを溶かすことで、材料を得ていた背景があるため、現代でも限られた作家によりコインシルバーを用いる伝統が残されています。
シルバーの色味や質感は、割金や製法に左右され、コインシルバー900とスターリングシルバー925の差異を見た目で判断するのは困難です。その差異は極僅かですが、コインシルバーは少し硬く、着用によってシルバー本来の肌が現れた時に、スターリングシルバーよりも深く沈んだ色味が感じられる事が多いと思います。


こちらの作品もコインシルバー製でありながらフラットツイステッドワイヤーを構成する大変手の込んだブレスレットとなっており、ツーリストジュエリーではとても珍しい長くご愛用頂けるしっかりとした造りと重量感を持った作品です。

アンティークジュエリーとは思えない非常に洗練された雰囲気を持ち、現代においても新鮮な印象と高い完成度を誇ります。また石がマウントされず、シルバーのみで構成されている為、多くのスタイルに大変馴染みやすく、高い汎用性を持ったブレスレットです。
さらに、こちらのようなツイステッドワイヤーで構成された作品は造形の彫りが深いため、日常的な着用により凹凸のコントラストが強くなり、その奥行きと完成度を高めていきます。

ビンテージインディアンジュエリーの力強い武骨さだけでなく、練り上げられた工芸品としても高い価値を有し、ホールマークによってその制作背景が考察可能な作品。史料価値も高く、大変コレクタブルでキラーピースの一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーには僅かなクスミが見られますが、使用感を感じないとても良い状態を保っています。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度。

内径最大幅 約60.9㎜    正面幅(高さ) 約14.9㎜
内周 約141㎜    開口部 約31㎜
Inside Measurement 5 9/16inch   opening 1 1/4inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Coin Silver 900
        約34.8g