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JRO005264

Vtg Attributed to【Ambrose Roanhorse】Cast Silver Ring c.1930~

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42,900 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリーで、大巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982) による作品とされる本作にとても類似した作品が、アリゾナ州フェニックスの博物館『Heard Museum』に収蔵されており、同作者による作品と推測されるピース。サンドキャスト(砂型鋳物)で成形された非常にシンプルな作品で、ミニマルで洗練された印象を持つアンティーク/ビンテージリングです。

ただし、こちらはホールマーク(作者のサイン)の刻印がなく、サンドキャストやトゥーファキャストによるシルバーの成形は、ナバホジュエリー創成期からみられる技術の一つであり、古くから完成された技術/技法は現在に至るまで大きな変化なく受け継がれている為、正確な制作年代や作者等の背景を判断するのが困難となっています。その為、Ambrose Roanhorseが代表を務めた組織である【The Navajo Arts & Crafts Guild】通称ナバホギルドの残した作品や、ナバホギルドに所属した経験を持つシルバースミスによって制作された可能性も考えられます。

デザイン/造形は、とてもオーセンティックでシンプルですが、量産向けにパターン化された『型』によるピースではなく、作者のオリジナリティーと高い技術を感じさせ、裏面の研磨等の仕上げ工程や、厚みがありエッジのしっかりとした造り等のディテールによって1940年代~1950年代頃に制作された作品であることが推測できます。しかし、可能性としては1930年代~1960年代頃まで考えられます。

大変丁寧に仕上げ工程が施されており、多くのサンドキャストに見られる独特の細かな凹凸のある質感が、表裏ともに削り磨くことでなめらかなでスムースな肌に仕上げられており、現代作品に比べ多くの手間と時間が費やされています。
それらの手間の掛かった仕上げや、完成度の高いシルバーワークによって洗練された表情や現代的な印象となっていますが、ナバホの伝統的なスタイルを受け継いだ造形スタイルであり、こちらの様なデザインの元となった作品は、すでに1900年代には存在していました。それらを元に1940年代~1950年代頃、当時モダンスタイルと呼ばれるような完成度と美しく流麗なデザインでリバイバルとして制作されたピースと推測されます。左右対称にフローラルなシェイプが形作られ、センター部分はダイヤ型に肌が透ける”抜け”のデザインとなっています。また、全体をトライアングルシェイプに近い断面に構成しており、少しエッジーな表情を作っています。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)はナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。
その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き。その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ホピ族の巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイや【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Allen Kee】アレン・キーも氏から技術を教授された一人です。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、Ambrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、こちらの作品のような昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、シンプルで洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
Kenneth Begay、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック、Louis Lomay等もナバホギルドのメンバーでした。
現代では、2013年に亡くなられた【Thomas Curtis】トーマス・カーティス等がナバホギルドの影響を強く感じさせます。独自性が強く見える氏のジュエリーですが、根幹には【NAVAJO GUILD】の主義思想が根付いているようでした。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、発見するのは大変困難です。


本作も古典期の造形を踏襲しながらも洗練された表情が与えられたリング。現代でもサンドキャストで成形された作品は多く作られていますが、本作と類似したものは『ありそうでない』デザインとなっています。さらに、細部にも行き届いた丁寧なシルバーワークと卓越した立体造形センスによって、現代作品にはない威厳のある表情が与えられているようです。

シンプルで武骨なデザイン/造形は汎用性が高い為、性別やスタイルを問わず馴染みやすく、普遍的な造形美はとても長くご愛用いただける印象です。
また、経年により少し黒っぽくなったシルバーの肌はアンティークらしい迫力をもたらしていますが、ご着用時の摩擦により徐々にシルバー本来の色味へと変化していきます。

奥行きのある重厚な造りと、クラシックながらエッジ―で洗練された印象を与えるデザイン/造形が大変魅力的なピース。歴史的な資料価値も高く、非常にコレクタブルで貴重なリングの一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーにクスミや多少のキズ等が見られますが、ダメージはなくとても良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリーで、大巨匠【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982) による作品とされる本作にとても類似した作品が、アリゾナ州フェニックスの博物館『Heard Museum』に収蔵されており、同作者による作品と推測されるピース。サンドキャスト(砂型鋳物)で成形された非常にシンプルな作品で、ミニマルで洗練された印象を持つアンティーク/ビンテージリングです。

ただし、こちらはホールマーク(作者のサイン)の刻印がなく、サンドキャストやトゥーファキャストによるシルバーの成形は、ナバホジュエリー創成期からみられる技術の一つであり、古くから完成された技術/技法は現在に至るまで大きな変化なく受け継がれている為、正確な制作年代や作者等の背景を判断するのが困難となっています。その為、Ambrose Roanhorseが代表を務めた組織である【The Navajo Arts & Crafts Guild】通称ナバホギルドの残した作品や、ナバホギルドに所属した経験を持つシルバースミスによって制作された可能性も考えられます。

デザイン/造形は、とてもオーセンティックでシンプルですが、量産向けにパターン化された『型』によるピースではなく、作者のオリジナリティーと高い技術を感じさせ、裏面の研磨等の仕上げ工程や、厚みがありエッジのしっかりとした造り等のディテールによって1940年代~1950年代頃に制作された作品であることが推測できます。しかし、可能性としては1930年代~1960年代頃まで考えられます。

大変丁寧に仕上げ工程が施されており、多くのサンドキャストに見られる独特の細かな凹凸のある質感が、表裏ともに削り磨くことでなめらかなでスムースな肌に仕上げられており、現代作品に比べ多くの手間と時間が費やされています。
それらの手間の掛かった仕上げや、完成度の高いシルバーワークによって洗練された表情や現代的な印象となっていますが、ナバホの伝統的なスタイルを受け継いだ造形スタイルであり、こちらの様なデザインの元となった作品は、すでに1900年代には存在していました。それらを元に1940年代~1950年代頃、当時モダンスタイルと呼ばれるような完成度と美しく流麗なデザインでリバイバルとして制作されたピースと推測されます。左右対称にフローラルなシェイプが形作られ、センター部分はダイヤ型に肌が透ける”抜け”のデザインとなっています。また、全体をトライアングルシェイプに近い断面に構成しており、少しエッジーな表情を作っています。


【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)はナバホギルドの代表も務めた人物で、現在に至るまでの大変多くのインディアンジュエリー作家に多大な影響を与えた人物の一人です。1904年、ガナード近くで生まれ、なんと9歳のころから祖父を手伝ってシルバースミスとしての技術を学び始めました。
その後、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】で働き。その早熟な技術により26歳ごろにはサンタフェのインディアンスクールで彫金技術のクラスを受け持ち、大変多くの教え子を持っていました。 サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えたました。ホピ族の巨匠【Louis Lomay】ルイス・ロメイや【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイ、【Allen Kee】アレン・キーも氏から技術を教授された一人です。


【The Navajo Arts & Crafts Guild】(NACG)※以下ナバホギルドは【The United Indian Trader’s Association】(UITA)等と共にインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために現地トレーディングポストや作家たちの手によって組織されました。
中でもナバホギルドは、UITA等に比べナバホの職人主導で組織された団体で、Ambrose Roanhorseが代表を務め、後進の育成や伝統的な技術の伝承、インディアンジュエリーのさらなる普及などを目的に1941年にギルドとして発足しました。
ナバホギルドによる作品のスタイルは特徴的で、Ambrose Roanhorseの意図が強く働いた影響のためか、インゴットから作られたベースに、クリーンで構築的なスタンプワークをメインとしたデザインと、こちらの作品のような昔ながらのキャストワークによるピースが多く、どちらも回顧主義的なオールドスタイルでありながら、シンプルで洗練された美しい作品が多く制作されました。
また、もう一つの特徴はその構成メンバーです。当時から有名で最高の技術を究めた作家が名を連ねています。
Kenneth Begay、【Mark Chee】マーク・チー、【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン、【Allan Kee】アレン・キー、【Ivan Kee】アイバン・キー、【Jack Adakai】ジャック・アダカイ、【Billy Goodluck】ビリー・グッドラック、Louis Lomay等もナバホギルドのメンバーでした。
現代では、2013年に亡くなられた【Thomas Curtis】トーマス・カーティス等がナバホギルドの影響を強く感じさせます。独自性が強く見える氏のジュエリーですが、根幹には【NAVAJO GUILD】の主義思想が根付いているようでした。

また、【The Navajo Arts & Crafts Guild】 (NACG)ナバホギルドのピースは、アメリカ国内では非常に高い知名度を誇っていますが、それに比例せず、現存数がとても少ないことも特徴です。 コレクターのもとには一定数があると思われますが市場に出る個体は少なく、発見するのは大変困難です。


本作も古典期の造形を踏襲しながらも洗練された表情が与えられたリング。現代でもサンドキャストで成形された作品は多く作られていますが、本作と類似したものは『ありそうでない』デザインとなっています。さらに、細部にも行き届いた丁寧なシルバーワークと卓越した立体造形センスによって、現代作品にはない威厳のある表情が与えられているようです。

シンプルで武骨なデザイン/造形は汎用性が高い為、性別やスタイルを問わず馴染みやすく、普遍的な造形美はとても長くご愛用いただける印象です。
また、経年により少し黒っぽくなったシルバーの肌はアンティークらしい迫力をもたらしていますが、ご着用時の摩擦により徐々にシルバー本来の色味へと変化していきます。

奥行きのある重厚な造りと、クラシックながらエッジ―で洗練された印象を与えるデザイン/造形が大変魅力的なピース。歴史的な資料価値も高く、非常にコレクタブルで貴重なリングの一つです。

◆着用サンプル画像(10枚)はこちら◆


コンディションも大変良好です。シルバーにクスミや多少のキズ等が見られますが、ダメージはなくとても良い状態を保っています。
Size

日本規格 約 13号   円周 約 53.4㎜   us 6.5
正面幅 約 16.4㎜

Material

Silver