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JBO015251

Antique Navajo Crimped Wire Cuff w/Gem Turquoise c1940~

Antique Navajo Crimped Wire Cuff w/Gem Turquoise c1940~
121,000 円(税込)
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Antique Navajo Crimped Wire Cuff w/Gem Turquoise  c1940~
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【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、美しいターコイズと『クリンプトワイヤー』と呼ばれる細かなシルバーワークがメインに構成された作品で、女性に向いたサイズのアンティーク/ビンテージバングルです。

本作にはホールマーク(作者のサイン)等が入らず、正確な作者は不明となっていますが、フロント部分のワイヤーワークによるデザイン/造形や、バンドとなっている2本のワイヤーにハーフラウンドワイヤーが使用されているディテール等からは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を強く想起させます。マウントされた石も同作者の作品で多く見られるターコイズと共通した質となっています。

1940年代~1950年代前半頃の作品と思われ、2本のハーフラウンドワイヤーをバンドに構成しており、センター部分はフェイスのシェイプに合わせベースのワイヤーも丸く造形されています。そのセンター部分にはラウンドカットされた美しいターコイズがマウントされており、そのベゼル(覆輪)にはツイステッドワイヤーが施されています。また、石を中心にして上下左右には、細かく曲げたシルバーワイヤーと直線のシルバーワイヤーを巧みに組み合わせた手の込んだシルバーワークが施され、立体的な影と奥行きを生み出す特徴的なディテールとなっています。このようなディテールは『Crimped Wire/クリンプトワイヤー』(波型をつけたワイヤー)とも呼ばれ、その発祥は不明となっていますが、古くからみられる造形スタイルの一つで、やはりFred Peshlakaiが好んだシルバーワークの一つです。
ターミナル(両端部分)には小さなシルバーパーツが備えられることで、バンドを構成する2本のワイヤーがしっかりとまとめられています。
スタンプワークが見られない造形/デザインとなっていますが、繊細で構築的な印象を持ったシルバーワークで構成され、そのデザイン/造形は当時の新しい試みとオリジナリティーが感じられるものとなっており、繊細でありながらもナバホのクラシックで素朴な印象を残す作品です。

そして、アンティーク作品では非常に貴重なジェムクオリティのターコイズがマウントされた作品です。おそらく【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズと思われますが、【Burnham】【Godber】バーナム/ガドバーターコイズの可能性も考えられます。それなりの使用感と摩耗はあり、再研磨も検討できますが、今も宝石としてのグレードと変色/劣化のない美しい色を湛えています。深く濃いブルーに、ブラウンやブラック~ネイビーのタイトスパイダーウェブが入ります。とてもワイルドで複雑な景色を見せ、深いブルーを湛える無添加ナチュラルのターコイズです。


【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり、北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。
非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。 【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。
現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのような石がルースとして市場に出ることはほとんどありません。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後ナバホラグでも有名なクリスタルにおいて19人と言う大きな家族で育ちました。そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。 そんな恵まれた環境にあったFred Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。
1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年にはシルバースミスとしての仕事を再開し、1931年からはフォートウィンゲートインディアンスクールでシルバーワークを教える講師として働く等、精力的に活動するようになります。1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍していました。
そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。そこでジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み重ねていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻ります。そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。

ナバホの古典技術を、第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術とスタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家です。やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケネス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。


こちらのピースもとても古い技術で構成されたアンティーク作品でありながら、丁寧なシルバーワークや独特のディテールは非常に素晴らしく、圧倒的なデザイン/造形のセンスを感じさせる作品。また、アンティークインディアンジュエリーらしい伝統的でプリミティブな技術による、細かく繊細なシルバーワークと言う相反する要素は、どこか現代的でアーティーな魅力を生み出しているようです。

宝石としての価値を持ったターコイズと、構築的なシルバーワークによって品位も感じさせる作品であり、性別を問わず多くのスタイルにフィットするバングルとなっています。

おそらく制作された当時には、強い独自性と作者のアイデンティティーを宿した作品であったと思われ、普遍的な造形美を持った非常にハイエンドなブレスレット。小さいサイズの為、大変コレクタブルなピースながらトレジャーハントプライスとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミなど多少の使用感がありますが、特にダメージは見られません。また、ターコイズも少しマットな質感になっていますが、現在も美しい色を保っています。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、美しいターコイズと『クリンプトワイヤー』と呼ばれる細かなシルバーワークがメインに構成された作品で、女性に向いたサイズのアンティーク/ビンテージバングルです。

本作にはホールマーク(作者のサイン)等が入らず、正確な作者は不明となっていますが、フロント部分のワイヤーワークによるデザイン/造形や、バンドとなっている2本のワイヤーにハーフラウンドワイヤーが使用されているディテール等からは、ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)を強く想起させます。マウントされた石も同作者の作品で多く見られるターコイズと共通した質となっています。

1940年代~1950年代前半頃の作品と思われ、2本のハーフラウンドワイヤーをバンドに構成しており、センター部分はフェイスのシェイプに合わせベースのワイヤーも丸く造形されています。そのセンター部分にはラウンドカットされた美しいターコイズがマウントされており、そのベゼル(覆輪)にはツイステッドワイヤーが施されています。また、石を中心にして上下左右には、細かく曲げたシルバーワイヤーと直線のシルバーワイヤーを巧みに組み合わせた手の込んだシルバーワークが施され、立体的な影と奥行きを生み出す特徴的なディテールとなっています。このようなディテールは『Crimped Wire/クリンプトワイヤー』(波型をつけたワイヤー)とも呼ばれ、その発祥は不明となっていますが、古くからみられる造形スタイルの一つで、やはりFred Peshlakaiが好んだシルバーワークの一つです。
ターミナル(両端部分)には小さなシルバーパーツが備えられることで、バンドを構成する2本のワイヤーがしっかりとまとめられています。
スタンプワークが見られない造形/デザインとなっていますが、繊細で構築的な印象を持ったシルバーワークで構成され、そのデザイン/造形は当時の新しい試みとオリジナリティーが感じられるものとなっており、繊細でありながらもナバホのクラシックで素朴な印象を残す作品です。

そして、アンティーク作品では非常に貴重なジェムクオリティのターコイズがマウントされた作品です。おそらく【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズと思われますが、【Burnham】【Godber】バーナム/ガドバーターコイズの可能性も考えられます。それなりの使用感と摩耗はあり、再研磨も検討できますが、今も宝石としてのグレードと変色/劣化のない美しい色を湛えています。深く濃いブルーに、ブラウンやブラック~ネイビーのタイトスパイダーウェブが入ります。とてもワイルドで複雑な景色を見せ、深いブルーを湛える無添加ナチュラルのターコイズです。


【Lone Mountain Turquoise】ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり、北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。
非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。 【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。
現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けており、こちらのような石がルースとして市場に出ることはほとんどありません。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後ナバホラグでも有名なクリスタルにおいて19人と言う大きな家族で育ちました。そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。 そんな恵まれた環境にあったFred Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。
1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年にはシルバースミスとしての仕事を再開し、1931年からはフォートウィンゲートインディアンスクールでシルバーワークを教える講師として働く等、精力的に活動するようになります。1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍していました。
そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。そこでジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み重ねていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻ります。そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。

ナバホの古典技術を、第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術とスタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家です。やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケネス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。


こちらのピースもとても古い技術で構成されたアンティーク作品でありながら、丁寧なシルバーワークや独特のディテールは非常に素晴らしく、圧倒的なデザイン/造形のセンスを感じさせる作品。また、アンティークインディアンジュエリーらしい伝統的でプリミティブな技術による、細かく繊細なシルバーワークと言う相反する要素は、どこか現代的でアーティーな魅力を生み出しているようです。

宝石としての価値を持ったターコイズと、構築的なシルバーワークによって品位も感じさせる作品であり、性別を問わず多くのスタイルにフィットするバングルとなっています。

おそらく制作された当時には、強い独自性と作者のアイデンティティーを宿した作品であったと思われ、普遍的な造形美を持った非常にハイエンドなブレスレット。小さいサイズの為、大変コレクタブルなピースながらトレジャーハントプライスとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションは、シルバーのクスミなど多少の使用感がありますが、特にダメージは見られません。また、ターコイズも少しマットな質感になっていますが、現在も美しい色を保っています。
Size

レディースサイズ SM - L 程度
メンズサイズ XXS - S 程度

内径最大幅 約51.9㎜    正面幅(高さ) 約24.7㎜
内周 約124㎜    開口部 約24㎜
Inside Measurement 4 7/8inch   opening 15/16inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。こちらは、メンズのSサイズ以下、女性のSMサイズ以上の方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Silver, Gem Quality Turquoise
        約30.5g