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ITEM CODE:
JPO014926

Atq Thunderbird Shape Pin w/Sq. Gem Quality Turquoise c.1930

【PUEBLO】プエブロか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、少し大きめのサンダーバードシェイプに、美しいスクエアカットターコイズがセットされた作品。多くのツーリストアイテムのデザインソースになったオリジナル作品であり、スペシャリティと独自性を持ったハンドメイドアンティーク/ビンテージピンブローチです。

1930年代~1940年代頃に作られた作品と思われ、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形された地金は、比較的薄く仕上げられていますが、手作業のカッティングワークによって少し大きくエッジ―なサンダーバードのシェイプが細かなカッティングワークで切り出されています。そこに、細かなスタンプワークによってサンダーバードの細部が描き出されており、それらの構成やデザインには独自性と作者の突出したセンスを感じさせます。また、刻印されているスタンプ(鏨)ツールのクオリティは、一つ一つが非常に細かな文様を刻む高い質を誇り、アンティーク作品独特のクオリティーを持っています。

そして、センターにはスクエアカットのターコイズがマウントされており、このターコイズも素晴らしい質を持った美しい石となっています。残念ながら鉱山を特定することは出来ませんが、透明感のあるアクアカラーに珍しいグリーンのウェブ状マトリックスが入ります。アンティーク作品にとても良く馴染んでいますが、ジェムクオリティ/宝石としての価値を持った石であり、煌めきを見せる無添加ナチュラルターコイズです。

20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる作品の一つと思われます。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、ターコイズの両サイドに刻まれているリーフをモチーフにしたスタンプのディテールにより、おそらく【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーに所属したシルバースミスの作品ではないかと推測されます。
また当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れる【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストや、【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト等も創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)や【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストに所属した【Awa Tsireh】アワ・ツィレー(1898-1955)のデザインを作品をはじめ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品や、本作と同様と推測される【C. G. Wallace Trading Post】チャールズ・ガレット・ウォレス トレーディングポストの工房で作られたなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品も、量産化を進めたメーカー/マニュファクチャーがデザインソースとした『オリジナル』作品の一つです。


【C. G. Wallace INDIAN TRADER/C. G. Wallace Trading Post】C.G.ウォレスインディアントレーダーは、【Charles Garrett Wallace】チャールズ・ガレット・ウォレスが、1928年にZUNI /ズ二のジュエリーを専門に扱うトレーダーとしてズニの町で創業し、非常に多くのズニジュエリー作家を支援しました。創業後すぐに、ナバホのシルバー彫金技術を必要として【Ike Wilson】アイク・ウィルソン(1901-1942)とその兄である【Austin Wilson】オースティン・ウィルソン(1901-1976)、他にも【Billy Hoxie】ビリー・ホクシー、【Charles Begay】チャールズ・ビゲイ(1912-1998)等の一説には二十数人と言われるナバホ出身のシルバースミスが在籍していたと云われており、こちらのシルバーワークを担当した作者もその中の一人だと思われます。彼らの様にズニの町でシルバースミスをしていたナバホの職人は、技術的にはナバホの伝統的な彫金技術を重視していたようですが、そのデザインスタイルやナバホジュエリーにはあまり見られない繊細な仕事はズニの影響を受けていると考えられます。
そんな少し特殊な環境や優秀な職人による伝統の継承、さらに経営者であるCharles Garrett Wallaceの献身的なインディアンアーティストへのバックアップにより大変多くの傑作を生み出し、後世に残したトレーディングポストです。それら残された作品群の一部であるCharles Garrett Wallaceの個人コレクションの約半数は、1975年にアリゾナ州フェニックスのバードミュージアムに寄贈されました。また、残りの一部はSotheby Parke Bernet社のオークションに出品され、そのオークションカタログは現在でも多くの研究者やコレクターにとっての第一級の資料となっています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


本作もサンダーバードモチーフでツーリストジュエリーのキャッチーな印象を持っていますが、シルバーワークの高い技術力を反映する完成度は、量産されたピースにはない良質感やハンドメイド独特の温もりを感じさせます。

また、本作のようにアンティーク作品において、ジェムクオリティーのターコイズがセットされた作品は非常に稀有であり、そのようなジェムクオリティーターコイズがセットされることで、キャッチーでアイコニックなサンダーバードモチーフでありながら、チープな印象のないジュエリーとしての魅力を持ったピースに仕上がっていますので、男性のラフなスタイルにも、落ち着いた大人向けのアイテムとしても良いと思います。
アウターのアクセントととして、ラペルや襟等にもフィットしますし、ハットやバッグのワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。

ビンテージインディアンジュエリーらしい質感や武骨さを持ち、直線的で独特の魅力があるサンダーバードデザインとシルバーワーク、そしてジェムクオリティのターコイズによって非常に貴重でコレクタブルなキラーピースとなっています。

◆着用サンプル画像(9枚)はこちら◆


コンディションはシルバーに多少のクスミや細かなキズ等は見られますが、ダメージはなく大変良好。ターコイズもハイグロスを保っています。
PRICE:
51,700 円(税込)
SIZE:
縦 約2.4㎝   横 約8.2㎝ 

  ターコイズ 縦 約6.3㎜  横 約6.2㎜
MATERIAL:
Silver, Gem Quality Turquoise
ORDER:
QUANTITY
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