【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、細部まで丁寧なシルバーワークで作られたベースに、とても綺麗なターコイズがマウントされた小さなスカッシュブロッサムをトップに構成したアンティーク/ビンテージネックレスです。

こちらの作品は、同様のスカッシュブロッサムパーツが複数発見された為、当店で独自にネックレスとして組み上げたピースになります。元々がどのような目的で作られたパーツなのか不明ですが、ワイヤーを通す為に開けられた穴の方向とターコイズの向きから、スカッシュブロッサムナジャネックレスのパーツとして作られたパーツではないと推測されます。

1940年代～1950年代頃に作られた作品と思われ、スカッシュブロッサムの花弁の上部がシルバービーズで構成されており、さらにその上に小粒ながらとても美しいターコイズがセットされています。小さな作品ですがとても流麗でバランスの良いシェイプに仕上げられています。また、ナバホジュエリーの伝統的な技術/技法で作り上げられていますが、武骨な表情と共に繊細で可愛い印象を持ったネックレスとなっています。
付属のシルバーチェーンは新しいものですが、重厚な925シルバー製で、独自にアンティーク加工を施しており、ビンテージ作品によく馴染む表情になっております。

セットされたターコイズは、小粒ながら美しい色彩とワイルドな表情を持ったコマーシャルグレード以上にグレーディングできるオールドローンマウンテンターコイズと思われます。ナンバーエイトターコイズやインディアンマウンテンターコイズでも似た特徴を持った石が散見されますが、透明感とブラウンのマトリックスは複雑な表情を作り、ローンマウンテンらしい色相と煌めきを持っています。とても小さい為、その複雑な奥行きを確認するためには至近距離から観察する必要がありますが、現在も高い硬度を感じさせる透明感と濃いブルーを保つ無添加ナチュラルのターコイズです。


【Lone Mountain Turquoise】 ローンマウンテンターコイズは、ネバダ州のエスメラルダ郡にあり、北米4大ターコイズの一角です。長い歴史のある鉱山であり、1920年代後半から現在の『Lone Mountain』と言う名称になり、現在もわずかながら採掘されている鉱山です。非常に硬度が高く、変色や劣化に強いターコイズとして知られ、採掘される原石はどんなに小さなものでもカットされ、そのほとんどがジュエリーに用いられました。
【Charles Loloma】チャールズ・ロロマや【Mark Chee】マーク・チー等も好んでジュエリーにしたターコイズです。現在ではそのクオリティーと希少性からランダーブルーに次ぐ評価を受けるターコイズです。


【Squash Blossom】スクワッシュブロッサムは『豊穣』を表すかぼちゃの花(本当は石榴の花)です。 こちらは花弁が4枚にデザインされています。


とても小さなサイズですが、ナバホジュエリー独特の素朴でアーシーな魅力を持ち、性別を問わずお使いいただけるネックレスとなっています。
また、アーリーナバホのスタイルを受け継ぐクラシックな造形と、宝石としての価値を持った美しいターコイズによって、高い完成度とエレガントな印象も感じられる秀逸な作品です。

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コンディションは、シルバーのクスミやハンドメイドによる造形特有の制作上のムラ等が見られますが、ダメージは無くとても良好な状態です。