ガラスとブラス(真鍮)で作られたガラスケース/ジュエリーボックス。量産された製品か、個人的に制作されたものか判別できず、おそらく1980年代前後のものと推測されますが、その背景や詳細については不明なままとなっています。

ブラックとクリアのガラス板をステンドグラスの様にブラス(真鍮)のフレームで接着することで、綺麗なシェイプを持つボックスに形作られています。このようなガラスとブラスを組み合わせて作られたケースやキャンドル用のランタン等はアンティーク品でも見られ、ハンドクラフトとしても伝統的なアイテムです。
蓋のトップ部分には、カクタス/サボテンやタタンカスカルと太陽がエングライビングで描かれており、アリゾナやニューメキシコの砂漠の風景をイメージしたデザイン。また、底面はミラー仕様となっています。
背景は不明ながら、インディアンリザベーションに近い街の小さなアンティークショップに眠っていたピースで、アメリカかメキシコで作られたものだと思われます。

小物入れとしても小さなものが小分けして収納しやすく、ジュエリーケースとしても使いやすいサイズに内側が区切られています。


コンディションは、少しブラスのクスミや極細かなキズなどが見られますが、欠けやクラック等のダメージや目立った汚れは無く、ヒンジの動きもスムーズで良好な状態を保っています。
ハンドメイドと思われ、ブラスの接着部分などにはハンダ付けの跡が確認できます。