【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリー、オールドナバホジュエリーらしい武骨なコンチョをベースに素晴らしいクオリティーのターコイズがセットされたビンテージ/アンティークピンブローチです。

1940年代後半～1960年代に作られた作品で、おそらくインゴットシルバー(銀塊)から成形されたフラワーコンチョをベースにしたピース。大きくセットされたターコイズがメインに構成されており、石のベゼルには2本のワイヤーを撚り合わせたツイステッドワイヤーが施されています。また、『スキャロップドエッジ』(ホタテ貝)とも呼ばれるカットのエッジに合わせてビンテージ作品らしい高いクオリティーのスタンプ(鏨)によって細かな紋様が刻まれています。
ビンテージコンチョとしてはオーセンティックなシェイプとデザイン/造形であり、やはり非常に美しくワイルドな石を生かすシンプルなシルバーワークとなっています。また、もちろんすべてハンドメイドで仕上げられており、シンプルな造形ですが丁寧で高い技術によって作り上げられた作品です。

セットされたターコイズは、【Kingman Turquoise】キングマンターコイズか【Number Eight Turquoise】ナンバーエイトターコイズと思われます。非常に美しい発色を持ち、ワイルドな印象のウェブが入ります。一部には母岩の凹凸が現れており、さらに大きな自然の力を感じさせる表情となっています。ウェブの入り方や母岩と色相の印象はアリゾナ州の大きな鉱山であるキングマンターコイズを想起させますが、ネバダ州のナンバーエイトターコイズでもこちらの様な色味とマトリックスの特徴を持ったターコイズが産出しています。
古い作品の為、正確な鉱山は不明ですが、現在も硬度を感じさせる艶を保ち、比較的高さがあるハイドームカットにより素晴らしい存在感とクオリティーを持ったターコイズです。


オーセンティックなナバホジュエリーのプリミティブで武骨な表情を持っていますが、ジェムクオリティーターコイズによってワイルドなだけでなく、品位も漂わせており、性別やスタイルを問わず多くの場面でとても効果的なアクセントとなってくれる作品です。ラペルや胸元にもフィットしますし、ハット等のワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。

また、ナバホジュエリーを代表するアイテムの一つであるコンチョをベースにした造形はエスニシティーで素朴な魅力を宿しています。さらに、アンティーク独特の重厚感や迫力も感じさせるコレクタブルなピースであり、トレジャーハントプライスな作品です。

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コンディションはシルバーに多少のクスミは見られますが、使用感は少なく大変良好です。また、ターコイズの一部には母岩が抜けたことによる凹みが見られますが、それらはカットされた時からの天然石が持つ凹凸で、現在も素晴らしいグロスを保っています。