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JBH003260

【Eldon James】 Vintage Hopi Overlay Cuff Bracelet c.1960~

【Eldon James】 Vintage Hopi Overlay Cuff Bracelet c.1960~
54,000 円(税込)
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【Eldon James】 Vintage Hopi Overlay Cuff Bracelet  c.1960~
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【Hopi】ホピの巨匠【Eldon James】エルドン・ジェームス(19??-1979)による作品で、オーバーレイ技法を用いて同作者の得意としたSpiral/渦巻きのモチーフの描かれたピース。同作者の中でも少し古い作品と思われるオールドホピジュエリーらしい特徴を持ったビンテージバングルです。

1960年代後半~1970年代前半頃に制作された作品と思われ、オーバーレイ技法によって独特の紋様が描き出されたバンド(地金)は、古いオーバーレイ作品の特徴といえる、現代よりも厚いシルバープレートをカッティングし、逆に少し薄いシルバープレートをベースにしてオーバーレイされています。また、ハンマーワークによって全体に僅かなアールがつけられ、微妙な立体的と曲線・曲面が与えられ、柔らかな造形美と腕になじむ上質感を感じさせます。このようなディテールは、木(丸太)に彫り込んだ溝に、タガネを使い地金を沿わせるように繊細なハンマーワークによってドーム状の膨らみを作り上げています。高度な技術と手間を必要とするため、現在ホピの作品ではあまり見ることが出来なくなりました。ホピのトラディショナルなスタイルを守ったデザイン/造形ながら細部には作者の高い技術やこだわりがうかがえます。
また、おそらく『波/Wave』がモチーフとなっていますが、素晴らしいセンスにより有機的な曲線のカッティングにエッジーで現代的な印象が付加され、独特のリズムを持った波と渦巻きのパターンが描かれています。左右が不対称であり、違った印象を持ったパターンで構成されているのも面白いポイントなっていると思います。

裏側には同作者のホールマーク(Rabbit/ラビット)が刻まれています。また、エッチングにより名前とナンバー?も刻まれていますが、おそらくこれらは作者ではなく昔の持ち主の名前と思われます。また、ナンバーについては、アメリカの個人識別番号にあたる【ソーシャルセキュリティーナンバー】(社会保障番号)と思われます。このように持ち主が自身のソーシャルセキュリティーナンバーを刻むのは、1940年代後半~60年代にかけて見られる防犯用の処置です。稀に、似たナンバーの羅列が2段、3段になっているのは、祖母や祖父から父親、母親、その子供へと受け継がれ、そのたびに自身のナンバーを刻んだものと言われています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで、立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代には【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。こちらもそんな黎明期に制作された作品であり、シンプルながら力強くすでに高い完成度を誇っています。


【Eldon James】エルドン・ジェームは、アリゾナ州ホートビラの生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)はRabbit/ラビット。生年月日が不明となっていますが、1960年代初頭からシルバーワークに携わっていたようです。結婚後にはションゴポーヴィに移住し、ショップ『Hopi Crafts』に創業初期から所属した作家として知られています。
オーセンティックなオーバーレイを使った作品が多く残されていますが、こちらのバングルにもみられるようなSpiral/渦巻きのモチーフも代表的なデザインの一つです。また、Spiral/渦巻きの様な複雑な曲線を巧みに取り入れた独自性に富んだ作品も散見されます。【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ(1935or36-2010)や【Peter Shelton】ピーター・シェルトン、前述の巨匠Harry Sakyesvaの影響も受けていると思われ、丁寧なカッティングワークによる完成度の高いオーバーレイジュエリーを制作した作家であり、オーバーレイ技術のホピジュエリー定着に貢献した作家の一人でもあります。1979年没。


【Hopi Crafts】ホピクラフツは、ホートビラ出身の【Emory & Wayne Sekaquaptewa】エモリー&ウェイン セカクアプテワ兄弟によって、1960年に創業されたホピのオーバーレイを用いた作品を専門的に扱った工房でありショップです。当時は、シルバーワーク技術指導に巨匠Harry Sakyesvaを招いていました。1962年にはホピネーション内であるカイコツムービービレッジに移り、1983年頃まで営業していました。こちらの作者以外にもBernard Dawahoyaや【Emery Holmes Sr】エメリー・ホルムズ等多くの作家が在籍した工房です。


ホピの人々は基本的に農耕民族であり、どこか優し気で日本人にも共通する自然モチーフが図案化されたデザインは、ナチュラルでアーシーな表情を持ち、多くのスタイルに馴染みやすく性別やシーンを問わずお使いいただける作品です。

また、こちらの作者であるEldon Jamesが持っている感覚は日本の伝統工芸品を想起させるような曲線やバランスが感じられ、日本人に響く美意識を持っているようです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは多少の使用感と細かなキズは見られますが、ダメージやリペアの跡などはなく良好な状態を保っています。
【Hopi】ホピの巨匠【Eldon James】エルドン・ジェームス(19??-1979)による作品で、オーバーレイ技法を用いて同作者の得意としたSpiral/渦巻きのモチーフの描かれたピース。同作者の中でも少し古い作品と思われるオールドホピジュエリーらしい特徴を持ったビンテージバングルです。

1960年代後半~1970年代前半頃に制作された作品と思われ、オーバーレイ技法によって独特の紋様が描き出されたバンド(地金)は、古いオーバーレイ作品の特徴といえる、現代よりも厚いシルバープレートをカッティングし、逆に少し薄いシルバープレートをベースにしてオーバーレイされています。また、ハンマーワークによって全体に僅かなアールがつけられ、微妙な立体的と曲線・曲面が与えられ、柔らかな造形美と腕になじむ上質感を感じさせます。このようなディテールは、木(丸太)に彫り込んだ溝に、タガネを使い地金を沿わせるように繊細なハンマーワークによってドーム状の膨らみを作り上げています。高度な技術と手間を必要とするため、現在ホピの作品ではあまり見ることが出来なくなりました。ホピのトラディショナルなスタイルを守ったデザイン/造形ながら細部には作者の高い技術やこだわりがうかがえます。
また、おそらく『波/Wave』がモチーフとなっていますが、素晴らしいセンスにより有機的な曲線のカッティングにエッジーで現代的な印象が付加され、独特のリズムを持った波と渦巻きのパターンが描かれています。左右が不対称であり、違った印象を持ったパターンで構成されているのも面白いポイントなっていると思います。

裏側には同作者のホールマーク(Rabbit/ラビット)が刻まれています。また、エッチングにより名前とナンバー?も刻まれていますが、おそらくこれらは作者ではなく昔の持ち主の名前と思われます。また、ナンバーについては、アメリカの個人識別番号にあたる【ソーシャルセキュリティーナンバー】(社会保障番号)と思われます。このように持ち主が自身のソーシャルセキュリティーナンバーを刻むのは、1940年代後半~60年代にかけて見られる防犯用の処置です。稀に、似たナンバーの羅列が2段、3段になっているのは、祖母や祖父から父親、母親、その子供へと受け継がれ、そのたびに自身のナンバーを刻んだものと言われています。


【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで、立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの作家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術で、40年代~50年代には【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)等により、ホピの代表的なスタイルの一つとして定着させられました。こちらもそんな黎明期に制作された作品であり、シンプルながら力強くすでに高い完成度を誇っています。


【Eldon James】エルドン・ジェームは、アリゾナ州ホートビラの生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)はRabbit/ラビット。生年月日が不明となっていますが、1960年代初頭からシルバーワークに携わっていたようです。結婚後にはションゴポーヴィに移住し、ショップ『Hopi Crafts』に創業初期から所属した作家として知られています。
オーセンティックなオーバーレイを使った作品が多く残されていますが、こちらのバングルにもみられるようなSpiral/渦巻きのモチーフも代表的なデザインの一つです。また、Spiral/渦巻きの様な複雑な曲線を巧みに取り入れた独自性に富んだ作品も散見されます。【Bernard Dawahoya】バーナード・ダワホヤ(1935or36-2010)や【Peter Shelton】ピーター・シェルトン、前述の巨匠Harry Sakyesvaの影響も受けていると思われ、丁寧なカッティングワークによる完成度の高いオーバーレイジュエリーを制作した作家であり、オーバーレイ技術のホピジュエリー定着に貢献した作家の一人でもあります。1979年没。


【Hopi Crafts】ホピクラフツは、ホートビラ出身の【Emory & Wayne Sekaquaptewa】エモリー&ウェイン セカクアプテワ兄弟によって、1960年に創業されたホピのオーバーレイを用いた作品を専門的に扱った工房でありショップです。当時は、シルバーワーク技術指導に巨匠Harry Sakyesvaを招いていました。1962年にはホピネーション内であるカイコツムービービレッジに移り、1983年頃まで営業していました。こちらの作者以外にもBernard Dawahoyaや【Emery Holmes Sr】エメリー・ホルムズ等多くの作家が在籍した工房です。


ホピの人々は基本的に農耕民族であり、どこか優し気で日本人にも共通する自然モチーフが図案化されたデザインは、ナチュラルでアーシーな表情を持ち、多くのスタイルに馴染みやすく性別やシーンを問わずお使いいただける作品です。

また、こちらの作者であるEldon Jamesが持っている感覚は日本の伝統工芸品を想起させるような曲線やバランスが感じられ、日本人に響く美意識を持っているようです。

◆着用サンプル画像(8枚)はこちら◆


コンディションは多少の使用感と細かなキズは見られますが、ダメージやリペアの跡などはなく良好な状態を保っています。
Size

メンズサイズ SM - ML 程度。
レディースサイズ L - XXL 程度

内径最大幅 約57.1㎜    正面幅(高さ) 約12.8㎜
内周 約133㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 5 1/4inch   opening 1 1/8 inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。S以上、Lサイズ以下の男性、女性のLサイズ以上の方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Silver
        約23.4g