【NAVAJO】ナバホのビンテージジュエリーで、バーナム/ガドバーターコイズと思われる非常に美しいスパイダーウェブターコイズがセットされた小さなトップのビンテージネックレスです。

1940年代後半～60年代製と思われ、とてもシンプルに石の美しさを活かした作品で、もともとはスクリューバックタイプのイヤリングだった作品をペンダントトップとしてリメイクされたピースです。
シルバーチェーンは新しいものですが、独自にアンティーク加工を施しており、ビンテージ作品によく馴染む表情になっております。

カボションカットターコイズのベゼルにツイステッドワイヤーが施されたナバホの伝統的なデザイン/造形を持つ作品。セットされたターコイズは澄んだ曇りのない水色にブラック/ブラウンの細かななウェブが入り複雑なグラデーションによって大変美しい景色を形成しています。また、古い作品でありながらハイグロスで非常に高い硬度を感じさせるハイクオリティーなターコイズ。アンティーク作品においてこちらのようなグレードのターコイズが用いられていることは非常に稀で、作品の希少価値を高めています。
古い作品のため鉱山の特定は非常に困難ですが、おそらく【Old Burnham】【Godber】バーナム/ガドバーターコイズと思われます。 現在も失われていない透明感と艶、澄んだ色味によりハイグレードにグレーディングできるターコイズであり、こちらの様なクオリティーのターコイズは石だけでもコレクタブルです。

また、内側の『HAND MADE』と言うスタンプによって1930年代後半～60年代に、ツーソン、ギャラップ(アリゾナ州)～サンタフェ、アルバカーキ(ニューメキシコ州)のアメリカ中西部に誕生した多くのインディアンジュエリーショップの中でもいくつかのショップ/工房が推測されます。
最初に『HAND MADE AT THE INDIANS』 『HAND MADE BY INDIANS』を使
用したのは1920年にコロラド州で創業した【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッド トレーディングポストです。そして、1940年代アリゾナ州にオープンし、【Kenneth Begay】ケネス・ビゲイと【Allan Kee】アレン・キーと言う名工によってその名を馳せた【White Hogan Shop】があります。
ツーリストジュエリー/フレッド・ハービーと呼ばれるピースを生産した工房では【Maisel's Indian Trading Post】や、【SILVER PRODUCTS MFG.】の『IH』=『INDIAN HAND MADE』が見られますが、こちらの作品はそのクオリティーや造形などから、量産化されたツーリストジュエリーの作品ではなく、 1930年代にはアルバカーキでオープンし、【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナが所属していたことでも知られる【Seligman's】セリグマンズで1950年代末頃までに制作された可能性が高いと推測されます。



サイズは小さ目ですがターコイズはカボションカットにより良いボリューム感を持ち、シンプルなデザインは程よい存在感です。複雑で奥行きを持った表情は多くのスタイルにとても馴染の良い印象です。

また、トラディッショナルでシンプルな造形/デザインながらアンティーク作品独特のシルバーワークや良質なターコイズなど、クオリティーの高いピース。普遍的なデザインの良さや綺麗な石を活かした上質感は秀逸で、長くご愛用いただけると思います。

着用画像はこちら↓
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コンディションも大変良好です。シルバーのクスミ等わずかな使用感が見られますが、ターコイズは高い艶を保ち素晴らしいコンディションです。ターコイズのマトリックスによる表面に凹凸等は天然石の持つもともとの性質です。