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JBF012262

Antique Thunderbird Patch Ingot Silver Cuff Bracelet c.1930~

Antique Thunderbird Patch Ingot Silver Cuff Bracelet c.1930~
38,800 円(税込)
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【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、センターにサンダーバードのアップリケが施され、特殊な背景を持つスタンプが刻まれた貴重なアンティーク/ビンテージバングルです。

ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代のサウスウエスト観光産業の隆盛に伴って観光客向けに制作されたスーベニアアイテムの一つと推測されますが、インゴットシルバー(銀塊)から成形された風格のある作品で、量産化されたフレッド・ハービースタイルのピースではなく、インディアンシルバースミスによって全てハンドメイドで製作されたオリジナルのアンティーク/ビンテージバングルです。
また、こちらの作品のサイドやサンダーバードの翼にみられるようなスティック状のスタンプは、1930年代後半にインディアンスクールの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が受け持つ彫金クラスの中でもキワ/サントドミンゴの生徒がAmbrose Roanhorseの教えを受けてキワ/サントドミンゴの伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄をモチーフに生み出した記録が残っています。その後、ナバホ出身の生徒も影響を受けたスタンプ(鏨)を制作しており、明確にキワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同スタイル/デザインはツーリストジュエリーにも取り入れられることになり、1930年代後半~1940年代には散見されるディテールとなっています。

インゴット(銀塊)から成形されたベースはそれほど厚い造形ではありませんが硬く重厚な質感で、おそらくコインシルバー製と推測されます。センターには可愛い印象のサンダーバードがシャンクに沿ってアップリケ/パッチワークされ、サイド~ターミナルにかけては前述のような背景を持つ独創的で幾何学模様のようなスタンプワークが施されています。さらにセンターにはラウンドカットの美しいターコイズがセットされており、とても効果的なアクセントになっています。
また、内側にはホールマーク(作者や工房などのサイン)のような刻印が見られますが、解読することが出来ずホールマークではない可能性も高く、詳細不明のディテールとなっています。


こちらの作品のような時期に制作され、類似したスタイルを持つピースについては、観光客向けに作られたツーリストジュエリーとして認識されていますが、この作品については、【Manufacturers】メーカーによって量産されたものではなくそれらのデザインソースとなった『オリジナル』作品であり、その希少性と価値を高めています。
1910年代~1940年代当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるArrow NoveltyやMaisel's等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やC. G. Wallaceの工房で作られた作品をはじめ、【Fred Peshlakai】、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属した【Awa Tsireh】のデザインなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品においても多くの量産メーカーにおいて類似するデザインのピースが生産されており、それらのデザインソースとなった作品の一つです。


【Kewa】キワ族/【Santo Domingo】サントドミンゴ族は、プエブロと呼ばれるナバホ以外のアメリカサウスウエスト地区居住のインディアン部族の中でも最大規模の部族で、アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
現在でも素晴らしい作品を創作するアーティストを多数擁しており、独特の技術やスタイルを持ったジュエリーを制作しています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。
1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品の内側の一部に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


こちらもキャッチーでどこか可愛らしい印象を持ったサンダーバードが特徴的なバングルであり、とても味わい深い作品です。 また、ポップでキャッチーな印象とともにアンティーク独特の質感とインゴットから成形されたシルバーの重厚感は、チープな印象を作らずに男性のスタイリングに良い『ギャップ』と深みを与えてくれると思います。

珍しいポッテリーの図案がもとになったスタンプが刻まれ、フレッド・ハービースタイルのジュエリーのデザインソースとなった史料価値も高いアンティークピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④


コンディションも良好でシルバーは黒い肌になっていますが、使用感は少なく良いコンディションを保っています。また、内側にインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。
【Kewa】キワ/【Santo Domingo】サントドミンゴか【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリーで、センターにサンダーバードのアップリケが施され、特殊な背景を持つスタンプが刻まれた貴重なアンティーク/ビンテージバングルです。

ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代のサウスウエスト観光産業の隆盛に伴って観光客向けに制作されたスーベニアアイテムの一つと推測されますが、インゴットシルバー(銀塊)から成形された風格のある作品で、量産化されたフレッド・ハービースタイルのピースではなく、インディアンシルバースミスによって全てハンドメイドで製作されたオリジナルのアンティーク/ビンテージバングルです。
また、こちらの作品のサイドやサンダーバードの翼にみられるようなスティック状のスタンプは、1930年代後半にインディアンスクールの【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース(1904-1982)が受け持つ彫金クラスの中でもキワ/サントドミンゴの生徒がAmbrose Roanhorseの教えを受けてキワ/サントドミンゴの伝統的なポッテリー(陶器・焼き物)の図柄をモチーフに生み出した記録が残っています。その後、ナバホ出身の生徒も影響を受けたスタンプ(鏨)を制作しており、明確にキワ/サントドミンゴによる作品とは断定できません。また、同スタイル/デザインはツーリストジュエリーにも取り入れられることになり、1930年代後半~1940年代には散見されるディテールとなっています。

インゴット(銀塊)から成形されたベースはそれほど厚い造形ではありませんが硬く重厚な質感で、おそらくコインシルバー製と推測されます。センターには可愛い印象のサンダーバードがシャンクに沿ってアップリケ/パッチワークされ、サイド~ターミナルにかけては前述のような背景を持つ独創的で幾何学模様のようなスタンプワークが施されています。さらにセンターにはラウンドカットの美しいターコイズがセットされており、とても効果的なアクセントになっています。
また、内側にはホールマーク(作者や工房などのサイン)のような刻印が見られますが、解読することが出来ずホールマークではない可能性も高く、詳細不明のディテールとなっています。


こちらの作品のような時期に制作され、類似したスタイルを持つピースについては、観光客向けに作られたツーリストジュエリーとして認識されていますが、この作品については、【Manufacturers】メーカーによって量産されたものではなくそれらのデザインソースとなった『オリジナル』作品であり、その希少性と価値を高めています。
1910年代~1940年代当時、サウスウエスト地方の観光の隆盛に伴ってスーベニア産業もその需要に応えるため、多くのショップやメーカーが生まれました。それらは元々トレーディングポストとして運営されていましたが、やがて多くのインディアンを雇い入れるArrow NoveltyやMaisel's等のメーカーも創業されることになります。初期の1910年代~20年代までは、双方の作品には製法やデザインに大きな差がありませんでした。 しかし、後者のメーカーは1930年代に入ると工房で多くのインディアンに同時制作させることにより分業化や機械化をはじめ、少しずつ伝統的な製法や作品の味わいは失われていきました。
また、それらのメーカーの生産する作品の多くはクリエイティブな作家を要するトレーディングポストで生まれた作品の模倣も多く、NAVAJO GUILDの作品やC. G. Wallaceの工房で作られた作品をはじめ、【Fred Peshlakai】、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTに所属した【Awa Tsireh】のデザインなどの作品等は多くの模倣品が作られています。そのため当時、模倣品との明確な区別を促すため、UITA【United Indian Trader's Association】などが組織され、上記のような量産化された作品と差別化が図られた歴史もあります。
こちらの作品においても多くの量産メーカーにおいて類似するデザインのピースが生産されており、それらのデザインソースとなった作品の一つです。


【Kewa】キワ族/【Santo Domingo】サントドミンゴ族は、プエブロと呼ばれるナバホ以外のアメリカサウスウエスト地区居住のインディアン部族の中でも最大規模の部族で、アルバカーキからサンタフェにかけてのリオグランデ(川)流域で古くからジュエリーを制作することで知られていました。
現在でも素晴らしい作品を創作するアーティストを多数擁しており、独特の技術やスタイルを持ったジュエリーを制作しています。


【Indian School】インディアンスクールは、アメリカ中西部のインディアンリザベーションで古くから運営されるインディアン向けの学校で、基礎教育から職業訓練まで幅広い活動を行っています。
1930年代には、【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)やAmbrose Roanhorseが彫金クラスで教員として技術を教えており、近代では【Perry Shorty】ペリー・ショーティーなども教員を務めています。


【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで叩き伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやバーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
こちらの作品の内側の一部に見られるようなシルバーの重なったような部分は、ハンマーワークによるインゴット成形作品の特徴です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。


【Thunderbird】サンダーバード はインディアンジュエリーの伝統的なモチーフの一つで、伝説の怪鳥であり、雷や雲、ひいては雨とつながりが深く幸福を運んでくるラッキーシンボルでもあります。
ジュエリーでは、限界の無い幸福を表すシンボルであり、ネイティブアメリカンの守り神的存在です。


こちらもキャッチーでどこか可愛らしい印象を持ったサンダーバードが特徴的なバングルであり、とても味わい深い作品です。 また、ポップでキャッチーな印象とともにアンティーク独特の質感とインゴットから成形されたシルバーの重厚感は、チープな印象を作らずに男性のスタイリングに良い『ギャップ』と深みを与えてくれると思います。

珍しいポッテリーの図案がもとになったスタンプが刻まれ、フレッド・ハービースタイルのジュエリーのデザインソースとなった史料価値も高いアンティークピースです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④


コンディションも良好でシルバーは黒い肌になっていますが、使用感は少なく良いコンディションを保っています。また、内側にインゴット製法による独特の亀裂がみられますが、これらは制作中にできるもので、ご使用にあたって破損につながる亀裂ではありません。
Size

メンズサイズ M - L 程度。

内径最大幅 約57.5㎜    正面幅(高さ) 約15.2㎜
内周 約140㎜    開口部 約23㎜
Inside Measurement 5 1/2inch   opening 7/8inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。SM以上、XLサイズ以下の男性、XLサイズ以上の女性方であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Ingot Silver(probably Coin Silver), Unknown Turquoise
        約17.7g