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JOP121927

Vintage Turquoise Clip On Earrings Frank Patania? c.1950

Vintage Turquoise Clip On Earrings Frank Patania? c.1950
59,000 円(税込)
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Vintage Turquoise Clip On Earrings Frank Patania?  c.1950
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美しいターコイズを使い、植物のような有機的な造形を形作っているビンテージイヤリングです。
ホールマークが入らない作品ですが、こちらの特徴的なデザイン/造形は、『Floral Spray』とも呼ばれ、1927年に創業したサウスウエストスタイルのシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】を経営したイタリア人のジュエリー作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の作品(デザイン)と推測されます。

1940年代後半~1950年代のピースと思われ、このようなArt Nouveau/アール・ヌーボーの影響を感じさせる有機的なスタイルは、多くの新しい様式や技術をインディアンジュエリーの世界に持ち込んだFrank Pataniaの作品の中でも代表的な造形スタイルの一つであり、当時のアメリカでアール・ヌーボーのリバイバルが起こっていたことにも影響されたスタイルだと推測されます。同様の造形は、後に教え子の一人である【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)などが受け継ぎ、素晴らしい作品を残しています。

ラウンドワイヤーとターコイズを巧みに使い、植物のつぼみのようなパーツを制作し、それらを左右各6本づつ束ねることでブーケ/Floral Sprayのような印象の独特のスタイルを形作っています。さらに、ターコイズの間を埋めるように小さなシルバーボールを配しています。ワイヤーを束ねる下部には大きさがグラデーションになったボール型のコンチョを施すことによって全体の有機的な造形美を崩さず、クリップオンタイプのイヤリングに仕上げられています。

セットされたターコイズは、鉱山は不明ながら澄んだ水色が美しい石で、小粒ではありますが高さのあるカボションカットターコイズで、植物のようなこちらの作品にとてもフィットする表情のターコイズです。また、現在もハイグロスを保ち高い硬度を感じさせます。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。
そしてまた、多くのインディアンアーティストを育てました。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
※こちらの作品では残念ながらホールマーク(サイン)が入らないため、正確な作者は不明です。 当時、サンダーバードショップには複数のインディアンシルバースミスが所属しており、フランク・パタニアのデザインを元に彼らによって制作されたピースも多かったようですので、そのような作品の一つである可能性もあります。


こちらの作品もそんなフランク・パタニアの美意識と1950年代後半~1960年代のアール・ヌーボーリバイバルの影響と、インディアンジュエリーにとっての新しい試みを感じさせるデザインのピース。少しヨーロッパのアンティークジュエリーのような表情を持ち、有機的な造形美とモダンで現代的なセンスを持った作品です。

独自性のある造形と伝統的な技術や製法を踏襲したビンテージインディアンジュエリーの素朴な味わいも感じられ、立体的な構造と躍動感あるターコイズの構成/配置によって、さりげなくも存在感のあるイヤリングです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④


コンディションもシルバーのクスミが見られ黒くなっていますが、特にダメージはなくターコイズを含め良いコンディションを保っています。クリップ部分も問題なく稼動し着用可能な状態です。
また、ハンドメイドによる造形ですので、多少の制作上のムラが見られます。
美しいターコイズを使い、植物のような有機的な造形を形作っているビンテージイヤリングです。
ホールマークが入らない作品ですが、こちらの特徴的なデザイン/造形は、『Floral Spray』とも呼ばれ、1927年に創業したサウスウエストスタイルのシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】を経営したイタリア人のジュエリー作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)の作品(デザイン)と推測されます。

1940年代後半~1950年代のピースと思われ、このようなArt Nouveau/アール・ヌーボーの影響を感じさせる有機的なスタイルは、多くの新しい様式や技術をインディアンジュエリーの世界に持ち込んだFrank Pataniaの作品の中でも代表的な造形スタイルの一つであり、当時のアメリカでアール・ヌーボーのリバイバルが起こっていたことにも影響されたスタイルだと推測されます。同様の造形は、後に教え子の一人である【Lewis Lomay】ルイス・ロメイ(1913-1996)などが受け継ぎ、素晴らしい作品を残しています。

ラウンドワイヤーとターコイズを巧みに使い、植物のつぼみのようなパーツを制作し、それらを左右各6本づつ束ねることでブーケ/Floral Sprayのような印象の独特のスタイルを形作っています。さらに、ターコイズの間を埋めるように小さなシルバーボールを配しています。ワイヤーを束ねる下部には大きさがグラデーションになったボール型のコンチョを施すことによって全体の有機的な造形美を崩さず、クリップオンタイプのイヤリングに仕上げられています。

セットされたターコイズは、鉱山は不明ながら澄んだ水色が美しい石で、小粒ではありますが高さのあるカボションカットターコイズで、植物のようなこちらの作品にとてもフィットする表情のターコイズです。また、現在もハイグロスを保ち高い硬度を感じさせます。


【Frank Patania Sr.】フランク・パタニアは1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。
6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。
そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。
そしてまた、多くのインディアンアーティストを育てました。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
※こちらの作品では残念ながらホールマーク(サイン)が入らないため、正確な作者は不明です。 当時、サンダーバードショップには複数のインディアンシルバースミスが所属しており、フランク・パタニアのデザインを元に彼らによって制作されたピースも多かったようですので、そのような作品の一つである可能性もあります。


こちらの作品もそんなフランク・パタニアの美意識と1950年代後半~1960年代のアール・ヌーボーリバイバルの影響と、インディアンジュエリーにとっての新しい試みを感じさせるデザインのピース。少しヨーロッパのアンティークジュエリーのような表情を持ち、有機的な造形美とモダンで現代的なセンスを持った作品です。

独自性のある造形と伝統的な技術や製法を踏襲したビンテージインディアンジュエリーの素朴な味わいも感じられ、立体的な構造と躍動感あるターコイズの構成/配置によって、さりげなくも存在感のあるイヤリングです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④


コンディションもシルバーのクスミが見られ黒くなっていますが、特にダメージはなくターコイズを含め良いコンディションを保っています。クリップ部分も問題なく稼動し着用可能な状態です。
また、ハンドメイドによる造形ですので、多少の制作上のムラが見られます。
Size

片方 縦 約3.1㎝   横 約1.6㎝

Material

Sterling Silver, Turquoise