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JRF001881

Vintage 【BELL TRADING】 Twisted Triangle Wire Ring c.1945~

Vintage 【BELL TRADING】 Twisted Triangle Wire Ring c.1945~
9,800 円(税込)
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Vintage 【BELL TRADING】 Twisted Triangle Wire Ring  c.1945~
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【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代当時、観光客向けに生産されたピース。それらの中でも有名工房である【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト社製で、シルバーワイヤーをツイストし、さらにそれをハンマーワークによってトライアングル(竜骨型)に叩きなめした造形のアンティーク/ビンテージリングです。

裏面に刻印されたBELLのホールマークデザインから1940年代末頃~60年代頃に作られたピースと推測され、ナローなボリュームながら重厚感のあるトライアングルワイヤーに造形されたシンプルな作品。
トラディショナルなツイステッドワイヤーのバリエーションの一つであるシルバーワイヤーを編んで構成したものを、同じく伝統的なシェイプであるトライアングル(竜骨型)に仕上げた作品です。 これは、一度ツイステッドワイヤーを制作してから木に彫り込んだトライアングルの溝や金型を使いハンマーで叩いて成形しており、シンプルながら手の込んだインディアンジュエリーらしさが感じられる造形です。非常に手間と時間がかかり、技術的に均一なクオリティーや仕上がりを保つことが難しい造形であり、完成した作品は素朴で派手さのない印象もあってか、現代の作家はあまり作らなくなてしまった造形の一つです。
また、こちらのようなシルバーワイヤーを編むことで作り出す複雑なスタイルのツイステッドワイヤーは、アンティークのメキシカンシルバー作品にもみられる造形の一つであり、それらがソースとなっているデザインと推測されます。いつ頃からインディアンジュエリーに取り入れられたものか正確には不明ですが、ホピの偉大な作家【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)の作品においても同様のディテールを見ることが出来、1930年代後半~1940年代前半にはインディアンジュエリーのディテールとしても用いられ始めていたと思われます。


【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストは、ニューメキシコ州のアルバカーキーで【Jack T Michelson】ジャック・ミケルソンとその妻により1932年頃に設立されました。また、『BELL』の名前は妻である【Jack Mildred】ジャック・ミドルトンの旧姓から名づけられました。
ツーリストジュエリーをメインに非常に多くのアイテムを供給し、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストと並ぶ有名メーカーとして知られていますが、創業からしばらくは、【Ganscraft/Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社と同じ姿勢を持ち、小規模で完全なハンドメイドによってジュエリーの制作を行っていました。しかし、代表であるJack T Michelsonは機械化することを望み、1940年にニューヨークポストに広告を掲載、そこで求めに応じた人物がツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンでした。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。そして、彼のコンサルティングにより、すでに機械化に成功していたMaisel's Indian Trading Postの生産工程/ビジネスモデルをベースにした機械化とその飛躍に成功しました。

しかしながら、チャケリアンは1956年までBELL社で働いたあと、その後はデンバーの【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社に短期間所属し、そこでは機械生産を止めさせて、伝統的なナバホジュエリー制作への回帰という、BELL社での施策とはまったく逆のことをしており、「伝統的な方法で作られたジュエリーはマシーンメイドのジュエリーとの競争に苦しむべきではない」との自論を持っていたそうです。当時のタンメン社は業績が酷く悪化していましたが機械化等を行わず、新たにナバホのシルバースミスを雇い入れました。さらに、一部の機械工程にもナバホの職人を雇うことで、「インディアンメイド」の標記を守らせたようです。

チャケリアンの手腕により機械化・量産化に成功したBELL社では、ホールマークが入らないOEM生産も多く行っていたようで、フレッド・ハービーのお店等、サウスウエスト観光各地で取り扱われていました。また、ナバホスタイルのデザインを多く生産していますが、ズニやプエブロのインディアン達も多く所属し、同じように制作していたようです。
残念ながら1972年には買収され、現存していないカンパニーですが現在でも知名度が高く、ベルトレーディングポストのインディアンジュエリーはアメリカ国内でも大変人気があります。


ビンテージインディアンジュエリーらしいミニマムで素朴な印象と、編み込まれたシルバーワイヤーによるモダンで男性的な表情を併せ持った秀逸なデザイン。 12号程度の小さいサイズながら、完成度の高い造形は性別を問わず多くのスタイルに違和感なく馴染みやすい作品です。

とても古いツーリストジュエリーながら、ロウ付けの跡もほとんど確認できない丁寧なシルバーワーク。それら、ハンドメイドながら綺麗に仕上げられたディテールも普遍的な造形美を生み、単独でもしっかりとした存在感がありますが、重ね付けにも向いたリングです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③


コンディションは、シルバーのクスミや使用による多少の摩耗等見られますが目立ったダメージはなく良好です。
【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルや【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと呼ばれる1910年代~1950年代当時、観光客向けに生産されたピース。それらの中でも有名工房である【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポスト社製で、シルバーワイヤーをツイストし、さらにそれをハンマーワークによってトライアングル(竜骨型)に叩きなめした造形のアンティーク/ビンテージリングです。

裏面に刻印されたBELLのホールマークデザインから1940年代末頃~60年代頃に作られたピースと推測され、ナローなボリュームながら重厚感のあるトライアングルワイヤーに造形されたシンプルな作品。
トラディショナルなツイステッドワイヤーのバリエーションの一つであるシルバーワイヤーを編んで構成したものを、同じく伝統的なシェイプであるトライアングル(竜骨型)に仕上げた作品です。 これは、一度ツイステッドワイヤーを制作してから木に彫り込んだトライアングルの溝や金型を使いハンマーで叩いて成形しており、シンプルながら手の込んだインディアンジュエリーらしさが感じられる造形です。非常に手間と時間がかかり、技術的に均一なクオリティーや仕上がりを保つことが難しい造形であり、完成した作品は素朴で派手さのない印象もあってか、現代の作家はあまり作らなくなてしまった造形の一つです。
また、こちらのようなシルバーワイヤーを編むことで作り出す複雑なスタイルのツイステッドワイヤーは、アンティークのメキシカンシルバー作品にもみられる造形の一つであり、それらがソースとなっているデザインと推測されます。いつ頃からインディアンジュエリーに取り入れられたものか正確には不明ですが、ホピの偉大な作家【Ralph Tawangyawma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)の作品においても同様のディテールを見ることが出来、1930年代後半~1940年代前半にはインディアンジュエリーのディテールとしても用いられ始めていたと思われます。


【BELL TRADING POST】ベルトレーディングポストは、ニューメキシコ州のアルバカーキーで【Jack T Michelson】ジャック・ミケルソンとその妻により1932年頃に設立されました。また、『BELL』の名前は妻である【Jack Mildred】ジャック・ミドルトンの旧姓から名づけられました。
ツーリストジュエリーをメインに非常に多くのアイテムを供給し、【Maisel's Indian Trading Post】マイセルズ インディアントレーディングポストと並ぶ有名メーカーとして知られていますが、創業からしばらくは、【Ganscraft/Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】ガンズクラフト社と同じ姿勢を持ち、小規模で完全なハンドメイドによってジュエリーの制作を行っていました。しかし、代表であるJack T Michelsonは機械化することを望み、1940年にニューヨークポストに広告を掲載、そこで求めに応じた人物がツーリストアイテムの歴史上、大変重要な人物である【M.J."Jerry"Chakerian】M.J.ジェリー・チャケリアンでした。チャケリアンはニューヨーク出身の敏腕ビジネスパーソンであり、ツーリストジュエリーの生産・流通に大きな影響を与えた人物です。そして、彼のコンサルティングにより、すでに機械化に成功していたMaisel's Indian Trading Postの生産工程/ビジネスモデルをベースにした機械化とその飛躍に成功しました。

しかしながら、チャケリアンは1956年までBELL社で働いたあと、その後はデンバーの【Harry Heye Tammen】H.H.タンメン社に短期間所属し、そこでは機械生産を止めさせて、伝統的なナバホジュエリー制作への回帰という、BELL社での施策とはまったく逆のことをしており、「伝統的な方法で作られたジュエリーはマシーンメイドのジュエリーとの競争に苦しむべきではない」との自論を持っていたそうです。当時のタンメン社は業績が酷く悪化していましたが機械化等を行わず、新たにナバホのシルバースミスを雇い入れました。さらに、一部の機械工程にもナバホの職人を雇うことで、「インディアンメイド」の標記を守らせたようです。

チャケリアンの手腕により機械化・量産化に成功したBELL社では、ホールマークが入らないOEM生産も多く行っていたようで、フレッド・ハービーのお店等、サウスウエスト観光各地で取り扱われていました。また、ナバホスタイルのデザインを多く生産していますが、ズニやプエブロのインディアン達も多く所属し、同じように制作していたようです。
残念ながら1972年には買収され、現存していないカンパニーですが現在でも知名度が高く、ベルトレーディングポストのインディアンジュエリーはアメリカ国内でも大変人気があります。


ビンテージインディアンジュエリーらしいミニマムで素朴な印象と、編み込まれたシルバーワイヤーによるモダンで男性的な表情を併せ持った秀逸なデザイン。 12号程度の小さいサイズながら、完成度の高い造形は性別を問わず多くのスタイルに違和感なく馴染みやすい作品です。

とても古いツーリストジュエリーながら、ロウ付けの跡もほとんど確認できない丁寧なシルバーワーク。それら、ハンドメイドながら綺麗に仕上げられたディテールも普遍的な造形美を生み、単独でもしっかりとした存在感がありますが、重ね付けにも向いたリングです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③


コンディションは、シルバーのクスミや使用による多少の摩耗等見られますが目立ったダメージはなく良好です。
Size

日本規格 約 11.5~12号  円周 約 51.9㎜    us 6.5
正面幅 約 5.0㎜

Material

Sterling Silver (925)