おそらく【ZUNI】ズニの作品と思われるOLDPAWNインディアンジュエリーで、サンドキャストで成形され、さらにスタンプワークが施されたOWL(フクロウ)型のトップが印象的なビンテージネックレスです。
1960年代後半~80年代頭頃までに作られたピースと思われ、当時のコスチュームジュエリーでも人気が高かった『フクロウ/梟』をモチーフにした作品です。
サンドキャストで成形されたしっかりとしたベースに細かなスタンプワークでフクロウが描き出されています。フクロウの特徴的な目の部分には、スネークアイと呼ばれる小さなラウンドカットターコイズがセットされています。
シルバーチェーンも正確な製造年代は不明ですが、ビンテージのシルバー製チェーンで、味わい深いフラットワイヤーによる小豆チェーンがセットされています。
サンドキャスト・トゥーファキャストは最初期のインディアンジュエリーからみられる技術の一つで、1950年代以降はブレスレットやナジャネックレスでも多く用いられるようになりました。 複雑な技術ではなく、インディアンジュエリーの素朴でプリミティブなジュエリーによくフィットし、それらのアンティークピースはカウボーイの作るシルバー作品や、1960年代~70年代にはバイカーによるシルバーアクセサリー、現代においてはクロムハーツ等にも多大な影響を与えたと言われています。
モチーフの【フクロウ】は古くから世界中でラッキーシンボルとされており、インディアンの思想でも本質を見抜く『目』や『知恵』、『家族を守る力』を表しています。インディアンジュエリーのモチーフとしても1930年代以前から見られ、ズニの作品では1960年代~70年代に多くの作品が残されました。その可愛くキャッチーな見た目からコレクターも多いモチーフです。
ズニ独特の世界観を持ったインレイのジュエリーは、キャッチーな印象とハンドメイドによるリラックス感があります。 また、遊び心を感じる動物をメインとしたモチーフの図案化は、日本人の価値観にも通じる美意識が感じられると思います。
ビンテージジュエリーではオーセンティックなデザインの一つであるフクロウモチーフの作品ですので、少しレトロな印象を作りますが、多くのスタイルによく馴染むネックレスです。
着用画像はこちら↓
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コンディションもシルバーのクスミが見られる程度で、特にダメージは見られず良好な状態です。