10th Anniversary Novelty Leather Tray Gift

Tah‘Bah TRADERSの10周年記念と致しまして、期間中にお買い物(50,000円以上)をして頂きましたお客様にプレゼントをご用意いたしました。

ジュエリーや小物を置くのに便利なオリジナル製作のレザートレイです。
上質な栃木レザーを使用し、職人によるコバ磨きや特殊なプリント技術を用いて表裏両面にデザインを施しました。

日常のジュエリートレイとしてご活用頂け、ボタンを外したフラットな形状は旅のお供にも。

また、時間をかけて芯までしっかりと鞣された栃木ヌメレザーは、経年と共に色味を濃く変化させます。それによってプリントは目立たなくなっていきますが・・・ プリントと革が馴染んで徐々に落ち着いた印象へと変わってゆく『経年変化』も楽しんでいただけます。



そのデザインは、ビンテージインディアンアート・ジュエリーの歴史において重要な役割を果たした2つの組織の象徴をモチーフとしております。

レザー銀面は【U.S.NAVAJO】の刻印で知られる【Indian Arts & Crafts Board】のシンボルをサンプリングしたデザインです。

トレイ内側のスエード面には、20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向け産業を発展させ、インディアンアートの普及に大きく寄与した【Fred Harvey Company】の紙袋をモチーフにして描き下ろしたデザインとなっています。

どちらも1930年代~1940年代のインディアンアートにとって非常に大きな役割を持ち、共通した部分と相反する理念・目的により『表裏一体』で同時期に存在していた組織です。

それら、二律背反ともいえる組織のアーカイブをデザインソースとし、レザーの両面に施すことでインディアンアートの歴史を切り取ったようなデザインのレザートレイを制作しました。

【Fred Harvey Company】は、1876年に鉄道利用者向けのレストランとして創業し、アメリカ中西部を中心に多くのレストラン・ホテルを運営しました。
そして、自社の運営するレストラン内では、多用なインディアンアートをスーベニア(土産物)として販売し、その普及に貢献しました。
1920年代〜1930年代には、観光客の増加と共に隆盛を極め、スーベニアとしてのインディアンアートや工芸品の需要も飛躍的に拡大。
また、それに伴ってインディアンメイドではないインディアン工芸品風の土産物も生産され、シルバースミス等の職人や工芸品作家の生活を圧迫することにも繋がってしまいました。

【Indian Arts & Crafts Board】(IACB)は1937年、昔ながらのハンドメイドインディアンアートの普及やクオリティーの保全、職人の地位向上等のために組織されました。
さらにそれは、ツーリスト向けに量産されるスーベニアアイテムへの対抗策でもあり『U.S.NAVAJO』のスタンプを使うことで、アメリカ政府の公認を表した、公的な意味合いを重視した組織です。
回顧主義的な作品を生み、古典技術の保護やインディアンジュエリーの原点ともいうべき価値観や美意識を後世に伝える役割を果たしました。
1943年までの短期間ではありますが、その理念の継承や後進の育成において非常に大きな功績を残した組織です。

全く異なる目的を持った2つの組織ですが、相互に強い影響を受けながら共存し、インディアンジュエリーの歴史を紡ぎました。
どちらが欠けても現在の様なインディアンアート・ジュエリーの伝統は築かれていなかったと思われます。



10周年記念品として100枚制作致しました。

6月29日〜始まる各地でのポップアップイベントで、50,000円(税込み)以上のお買い物をして頂きましたお客様に1枚プレゼント致します。

各会場10枚限定。(6月29日〜の渋谷LOARTのみ30枚)

また、6月30日22:00以降に当WEBSHOPでお買い物をして頂きましたお客様に20枚限定となります。(全て先着順)