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JBO00939

Antique Concho Repoused Stamped Silver Cuff Bracelet c.1930

Antique Concho Repoused Stamped Silver Cuff Bracelet c.1930
43,800 円(税込)
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Antique Concho Repoused Stamped Silver Cuff Bracelet  c.1930
  • Antique Concho Repoused Stamped Silver Cuff Bracelet  c.1930
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【NAVAJO】ナバホ、1930年代に作られたツーリストジュエリーと呼ばれるピースで、センターに迫力のあるシェルリポウズが施され、サイズ・ボリューム感ともに男性に向いた存在感のあるアンティーク/ビンテージバングルです。

ツーリストジュエリーらしいデザインの作品ですが、アロー以外に具体的なモチーフは見られず、とてもナバホらしい力強いスタンプワークが施されています。また、ツーリストジュエリーではありますが、量産化されたものではなく、機械による工程等が含まれない全てハンドメイドで仕上げられたバングルです。
また、使用されているスタンプ(鏨)やシルバー地金の質などから、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】サウスウエスト アーツアンドクラフト社による作品であることが推測されます。 地金のシルバーは、とても判断の困難なピースですが、SOUTHWEST ARTS & CRAFTS独特の【Slug Silver】スラッグシルバーと呼ばれる小さな銀塊(インゴット)から成形されたもの考えられます。


【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】(以下SWAC)は、もともとは法律家だった【JULIUS GANS 】ユリウス・ガンズによって1915年、サンタフェプラザに小さなインディアンアート/アンティークショップとして創業し、その後、サンタフェでも最大級の店に成長していきます。1927年ごろからは独自にナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスを雇い入れ、店頭にてその作業を見せるスタイルで運営されていました。 雇われていたアーティストは、非常に豪華で、その後有名作家として名を馳せる人物が多いのも特徴と言えます。 それは、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース、【David Taliman】デビッド・タリマン、【Mark Chee】マーク・チー、そして【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に優秀で後世にも多大な影響を与えた作家たちが所属していました。
そのため、当時からSWACの作品は大変評価が高くトラディッショナルなスタイルを守りながらも独自性のある作品も多く作られました。 しかし、その歴史は平坦でなかったようです。

SWACでは、現在フレッド・ハービースタイルと呼ばれるBELLやMaisel's等のメーカーとは異なり、一人の作家がすべての工程を担い、材料の加工から仕上げまでを行っていましたが、いち早くシルバーゲージ/シート(銀板)材料の導入を行いました。そのため、政府(米国公正取引委員会)の介入を受けることになり、Maisel's等と同様に扱われることになってしまいます。1930年代中ごろには国立公園内等での販売が出来なくなってしまいました。
そこで、復権のために導入されたのが『S』の刻印を持つ【Slug Silver】です。 Slug Silverは、それまでのインゴットに比べると小さなコインシルバーの塊で、大きく扱いにくいインゴットよりも効率がよく、制作しやすかったようです。前述の【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナもSWCA在籍時にはこの『S』の刻印を使用していたと証言しています。
こちらの作品では、上記の『S』の刻印が見られずSlug Silverから成形された作品と断定することは出来ませんが、シルバーの硬い質感や内側に見られる表情等から同様の製法によるものと推測されます。

【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと言うジャンルは、一般的に明確には定義されていませんが、【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の"Manufacturers"とされる、分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図った工房をフレッド・ハービースタイルと定義するのであれば、観光客向け=ツーリストジュエリーと言う共通の目的は持っていますが、【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】やこちらの【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】等で作られたピースは、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守りながら独自性を持って、工芸品/アートピースとして制作が行われており、上記のフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。
また、それらの区別を難しくしているのは、Awa Tsirehのポップで当時とても新しい側面を持っていた作品たちの多くが、お手本として【BELL TRADING POST】等の工房に模倣されたことであり、他にも【Fred Peshlakai】の作品や、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が、"Manufacturers"のデザインソースとなったことです。 そのために、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることがあります。
そういった工房の作品やこちらのピース等も、観光客向けであると言う意味ではツーリストジュエリー/スーベニアアイテムではありますが、現在カテゴライズされている『フレッド・ハービースタイル』には属さないピースであり、当店では区別してご紹介しています。


またこちらの作品は、幅2センチ程度のとても良いボリューム感を持つバングルです。プリミティブな技術で作り上げられたワイルドなデザイン/造形は男性的で、力強いリポウズやスタンプワークは奥行きのある表情を作り上げており、高い完成度と共に風格も感じさせるピース。
ターコイズがセットされていない作品ながら迫力があり、ビンテージインディアンジュエリー独特の味わいは、長くご愛用頂ける印象です。

また、Southwestern Arts and Craftsのピースは、ツーリストジュエリーとしてそれなりの数が作られたましたが、量産化されたメーカーに比べると現存数が少ないため貴重な作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションも非常に良好で、使用感少なくとても良い状態を保っています。
【NAVAJO】ナバホ、1930年代に作られたツーリストジュエリーと呼ばれるピースで、センターに迫力のあるシェルリポウズが施され、サイズ・ボリューム感ともに男性に向いた存在感のあるアンティーク/ビンテージバングルです。

ツーリストジュエリーらしいデザインの作品ですが、アロー以外に具体的なモチーフは見られず、とてもナバホらしい力強いスタンプワークが施されています。また、ツーリストジュエリーではありますが、量産化されたものではなく、機械による工程等が含まれない全てハンドメイドで仕上げられたバングルです。
また、使用されているスタンプ(鏨)やシルバー地金の質などから、【SOUTHWEST ARTS&CRAFTS】サウスウエスト アーツアンドクラフト社による作品であることが推測されます。 地金のシルバーは、とても判断の困難なピースですが、SOUTHWEST ARTS & CRAFTS独特の【Slug Silver】スラッグシルバーと呼ばれる小さな銀塊(インゴット)から成形されたもの考えられます。


【Julius Gan's Southwestern Arts and Crafts】(以下SWAC)は、もともとは法律家だった【JULIUS GANS 】ユリウス・ガンズによって1915年、サンタフェプラザに小さなインディアンアート/アンティークショップとして創業し、その後、サンタフェでも最大級の店に成長していきます。1927年ごろからは独自にナバホ・プエブロのインディアンシルバースミスを雇い入れ、店頭にてその作業を見せるスタイルで運営されていました。 雇われていたアーティストは、非常に豪華で、その後有名作家として名を馳せる人物が多いのも特徴と言えます。 それは、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホース、【David Taliman】デビッド・タリマン、【Mark Chee】マーク・チー、そして【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ等、非常に優秀で後世にも多大な影響を与えた作家たちが所属していました。
そのため、当時からSWACの作品は大変評価が高くトラディッショナルなスタイルを守りながらも独自性のある作品も多く作られました。 しかし、その歴史は平坦でなかったようです。

SWACでは、現在フレッド・ハービースタイルと呼ばれるBELLやMaisel's等のメーカーとは異なり、一人の作家がすべての工程を担い、材料の加工から仕上げまでを行っていましたが、いち早くシルバーゲージ/シート(銀板)材料の導入を行いました。そのため、政府(米国公正取引委員会)の介入を受けることになり、Maisel's等と同様に扱われることになってしまいます。1930年代中ごろには国立公園内等での販売が出来なくなってしまいました。
そこで、復権のために導入されたのが『S』の刻印を持つ【Slug Silver】です。 Slug Silverは、それまでのインゴットに比べると小さなコインシルバーの塊で、大きく扱いにくいインゴットよりも効率がよく、制作しやすかったようです。前述の【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナもSWCA在籍時にはこの『S』の刻印を使用していたと証言しています。
こちらの作品では、上記の『S』の刻印が見られずSlug Silverから成形された作品と断定することは出来ませんが、シルバーの硬い質感や内側に見られる表情等から同様の製法によるものと推測されます。

【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと言うジャンルは、一般的に明確には定義されていませんが、【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の"Manufacturers"とされる、分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図った工房をフレッド・ハービースタイルと定義するのであれば、観光客向け=ツーリストジュエリーと言う共通の目的は持っていますが、【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】やこちらの【Julius Gans Southwestern Arts and Crafts】等で作られたピースは、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守りながら独自性を持って、工芸品/アートピースとして制作が行われており、上記のフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。
また、それらの区別を難しくしているのは、Awa Tsirehのポップで当時とても新しい側面を持っていた作品たちの多くが、お手本として【BELL TRADING POST】等の工房に模倣されたことであり、他にも【Fred Peshlakai】の作品や、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が、"Manufacturers"のデザインソースとなったことです。 そのために、GARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることがあります。
そういった工房の作品やこちらのピース等も、観光客向けであると言う意味ではツーリストジュエリー/スーベニアアイテムではありますが、現在カテゴライズされている『フレッド・ハービースタイル』には属さないピースであり、当店では区別してご紹介しています。


またこちらの作品は、幅2センチ程度のとても良いボリューム感を持つバングルです。プリミティブな技術で作り上げられたワイルドなデザイン/造形は男性的で、力強いリポウズやスタンプワークは奥行きのある表情を作り上げており、高い完成度と共に風格も感じさせるピース。
ターコイズがセットされていない作品ながら迫力があり、ビンテージインディアンジュエリー独特の味わいは、長くご愛用頂ける印象です。

また、Southwestern Arts and Craftsのピースは、ツーリストジュエリーとしてそれなりの数が作られたましたが、量産化されたメーカーに比べると現存数が少ないため貴重な作品です。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤


コンディションも非常に良好で、使用感少なくとても良い状態を保っています。
Size

メンズサイズ ML - XL 程度。

内径最大幅 約60.0㎜    正面幅(高さ) 約21.6㎜
内周 約141㎜    開口部 約29㎜
Inside Measurement 5 5/8inch   opening 1 1/16 inch 

  ※バングルはサイズ調整可能です。Mサイズ以上、XXLサイズ以下の男性であればほとんどの方にフィットすると思います。
ただし、サイズ調整の際は無理な力を加えますと破損の原因となることがありますのでご注意ください。

Material

Silver