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JRO030927

Fred Peshlakai Twisted Shank Silver Ring w/Bisbee TQ c.1940

Fred Peshlakai Twisted Shank Silver Ring w/Bisbee TQ c.1940
0 円(税込)
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【NAVAJO】ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)の作品と推測される美しいアンティーク/ビンテージリングです。
ホールマークが入りませんが、ニューメキシコ州サンタフェにある『Museum of Indian Arts and Culture』が所蔵していたピースで、ミュージアムのキュレーターによっても作者の推究がなされており、ほぼ間違いなくFred Peshlakaiによる作品と考えられます。

1930年代末~50年代前半頃の作品と思われ、3つのオールドビズビーが縦方向にセットされており、その造形はFred Peshlakaiらしい繊細でありながらもナバホのクラシックで素朴な印象を残すピースです。
ターコイズの美しさを活かしたデザインですが、細部まで手の込んだ細かな造り込みは素晴らしい完成度を誇っています。 特に、シャンクがスクエアワイヤーをツイストして造形されている造形はFred Peshlakaiが得意とするシルバーワークですが、こちらの様にリングであしらわれたものは大変珍しく、Fred Peshlakai独特のディテールともいわれます。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後、ナバホラグでも有名なクリスタルで育ちました。 当時はまだ一夫多妻が珍しくなかったようで、父親であるシルバースミス【Besthlagai-ilth'ini Althts' osigi】(Ansosi Peshlakai)の4番目の妻の子供として生まれ、その兄弟は19人と言う大きな家族だったようです。 母親はDine(ナバホ)ではなく、タオスプエブロの人でした。 そして7歳~8歳年下の弟が【Frank Peshlakai】フランク・ペシュラカイで、シルバースミスとして長く共にキャリアを積んだ兄弟であり、同じイニシャルを持つFred PeshlakaiとFrank Peshlakaiはホールマークを含めその作品の区別は現在でも困難です。

そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。 Slender Maker of Silverは、インディアンジュエリーの創始者であり、ルーツとされる【Atsidi Sani】を兄に持ち、1800年代中頃からAnsosi Peshlakaiと共にシルバースミスとしての技術を教授されたと言われています。 また、Slender Maker of Silverは、現在でもインディアンジュエリー作家のバイブルとして出版されているOscar T. Branson著 『INDIAN JEWELRY MAKING』のカバーイラストのモデルとしても知られています。

また、『Peshlakai/ペシュラカイ』はナバホ語でシルバースミスを表します。ナバホ語は文字を持たないため、発音を英語で表記したものですが、ファミリーネームを『シルバースミス』と名乗る一家に生まれ、非常に恵まれた環境にあったFred PeshlakaiとFrank Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。

1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年には結婚、ガナードでシルバースミスとしての仕事を再開し、ギャラップで自身のショップを経営しました。 1931年からはフォートウィンゲートでシルバーワークを教える講師として働く等、精力的に活動するようになります。
そして、1934年にシカゴで開催された『Chicago World's Fair』では、ナバホのシルバースミスを代表し、トラディッショナルなシルバーワークのデモンストレーションを行ったとされています。

1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍していました。1937年頃には、Vaugn's Indian Storeがカリフォルニア州ハリウッドに移転したことに伴い、Fred Peshlakaiもロサンゼルスに移り住んでハリウッドの店で制作するようになります。

そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ロサンゼルスダウンタウンに隣接した位置にありますが、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。
そこで、ジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み上げていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻るまで30年以上にわたりOlvera Streetで制作を継続。 そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。
弟のFrank Peshlakaiは、ソーシャルセキュリティーレコードに1965年に亡くなったと言う記録が残されています。

彼らが非常に優秀なシルバースミスであったことは言うまでもありませんが、ナバホの古典技術を第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術とスタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家達です。
やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケニス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。

また、ターコイズの選定眼も素晴らしく、1950年代以前の作品ではほとんど見つけることが出来ない貴重なハイグレードターコイズがセットされた作品も多く残されています。

こちらの作品も大変希少なオールドビズビーターコイズがセットされており、澄んだ水色のエレガントな宝石らしい表情とワイルドな印象を作る複雑な景色を持った石で、色やマトリックス等、ジェムグレードにグレーディングできる石です。ビズビーらしい力強いマトリックスや独特の透明感は非常に素晴らしいクオリティーです。 もちろん無添加ナチュラルターコイズ。
ビズビーの多くは1970年代後半に算出されましたので、こちらの様な古い年代のオールドビズビーは大変希少です。

【Bisbee Turquoise】ビズビーターコイズは、アリゾナ州ビズビーにあったとても地下深い鉱山です。 もとは古くからの銅山であり、副産物として産出するターコイズを作業員が持ち出すことで、僅かな量が流通していましたが、1970年代から大規模に採掘され、その独特の青さと唯一無二の特徴は大変な人気を博し、閉山された後には値段が高騰しました。 現在では非常にコレクタブルなターコイズの一つとなりました。


こちらのリングもそんなビズビーターコイズの美しさを堪能することが出来る作品で、程よいボリュームの造形は、指によく馴染み独特の表情を見せます。
アンティーク作品ながらエレガントで、深淵な美しさを見せるターコイズは新鮮な印象を失っていません。Fred Peshlakaiの美意識と造形美が詰まった素晴らしいリングです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
画像④
画像⑤
画像⑥
画像⑦


コンディションはある程度の使用感が見られ、ベゼルの一部に摩耗による欠損等が見られますが、目立ったダメージは無く良好なコンディションです。
ターコイズについてもマトリックス部分に抜けた凹凸が見られますが、現在も美しい艶と透明感を保っています。


こちらの価格につきましてはお問い合わせください。お手数ですが、氏名・住所・電話番号・メールアドレスを必ずご記載下さいますようお願いいたします。  →お問合せはこちら
【NAVAJO】ナバホの偉大な作家【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイ(1896-1974)の作品と推測される美しいアンティーク/ビンテージリングです。
ホールマークが入りませんが、ニューメキシコ州サンタフェにある『Museum of Indian Arts and Culture』が所蔵していたピースで、ミュージアムのキュレーターによっても作者の推究がなされており、ほぼ間違いなくFred Peshlakaiによる作品と考えられます。

1930年代末~50年代前半頃の作品と思われ、3つのオールドビズビーが縦方向にセットされており、その造形はFred Peshlakaiらしい繊細でありながらもナバホのクラシックで素朴な印象を残すピースです。
ターコイズの美しさを活かしたデザインですが、細部まで手の込んだ細かな造り込みは素晴らしい完成度を誇っています。 特に、シャンクがスクエアワイヤーをツイストして造形されている造形はFred Peshlakaiが得意とするシルバーワークですが、こちらの様にリングであしらわれたものは大変珍しく、Fred Peshlakai独特のディテールともいわれます。


【Fred Peshlakai】 フレッド・ぺシュラカイは1896年ニューメキシコ州との州境に近いアリゾナ州ルカチュカイで生まれ、その後、ナバホラグでも有名なクリスタルで育ちました。 当時はまだ一夫多妻が珍しくなかったようで、父親であるシルバースミス【Besthlagai-ilth'ini Althts' osigi】(Ansosi Peshlakai)の4番目の妻の子供として生まれ、その兄弟は19人と言う大きな家族だったようです。 母親はDine(ナバホ)ではなく、タオスプエブロの人でした。 そして7歳~8歳年下の弟が【Frank Peshlakai】フランク・ペシュラカイで、シルバースミスとして長く共にキャリアを積んだ兄弟であり、同じイニシャルを持つFred PeshlakaiとFrank Peshlakaiはホールマークを含めその作品の区別は現在でも困難です。

そして、ナバホジュエリーの歴史においてその創始者の一人とされる【Slender Maker of Silver】(Peshlakai Atsidi)(1840?-1916)は、Fred Peshlakaiの父親の兄弟で、Fred Peshlakaiにとっては叔父であるとされています。 Slender Maker of Silverは、インディアンジュエリーの創始者であり、ルーツとされる【Atsidi Sani】を兄に持ち、1800年代中頃からAnsosi Peshlakaiと共にシルバースミスとしての技術を教授されたと言われています。 また、Slender Maker of Silverは、現在でもインディアンジュエリー作家のバイブルとして出版されているOscar T. Branson著 『INDIAN JEWELRY MAKING』のカバーイラストのモデルとしても知られています。

また、『Peshlakai/ペシュラカイ』はナバホ語でシルバースミスを表します。ナバホ語は文字を持たないため、発音を英語で表記したものですが、ファミリーネームを『シルバースミス』と名乗る一家に生まれ、非常に恵まれた環境にあったFred PeshlakaiとFrank Peshlakaiは、幼少期からシルバースミスとしての技術を教え込まれ、とても若くして高い技術を身に付けていたと推測されます。

1920年代には父親がシルバースミスを辞めたことから、Fred Peshlakaiもナバホリザベーションを離れ、映画俳優等いくつかの仕事をしていたようですが、1927年には結婚、ガナードでシルバースミスとしての仕事を再開し、ギャラップで自身のショップを経営しました。 1931年からはフォートウィンゲートでシルバーワークを教える講師として働く等、精力的に活動するようになります。
そして、1934年にシカゴで開催された『Chicago World's Fair』では、ナバホのシルバースミスを代表し、トラディッショナルなシルバーワークのデモンストレーションを行ったとされています。

1935年~37年にかけてはフェニックスにあったインディアンクラフトショップ【Vaugn's Indian Store】のためにジュエリーを制作しました。同時期のVaugn's Indian Storeには、ホピ族の初期に活躍した巨匠【Ralph Tawangyaouma】ラルフ・タワンギャウマ(1894-1972)や、同じくホピの【Morris Robinson】モリス・ロビンソン(1901-1984)等が在籍していました。1937年頃には、Vaugn's Indian Storeがカリフォルニア州ハリウッドに移転したことに伴い、Fred Peshlakaiもロサンゼルスに移り住んでハリウッドの店で制作するようになります。

そして、1940年にはロサンゼルスのユニオンステーションから近いOlvera Streetでインディアンクラフトショップを開店します。Olvera Streetはリトル東京からも非常に近い場所で、ロサンゼルスダウンタウンに隣接した位置にありますが、ユニオンステーションを利用する観光客向けに現在でも小さな路面店が並ぶショッピングディストリクトになっています。
そこで、ジュエリーの制作をつづけ、多くのショーでアワードを受賞するなど、さらにそのキャリアを積み上げていきました。1972年に体調を崩し、73年に娘と共にナバホリザベーションに戻るまで30年以上にわたりOlvera Streetで制作を継続。 そして1974年12月22日、ギャラップの病院で亡くなりました。
弟のFrank Peshlakaiは、ソーシャルセキュリティーレコードに1965年に亡くなったと言う記録が残されています。

彼らが非常に優秀なシルバースミスであったことは言うまでもありませんが、ナバホの古典技術を第一人者である叔父と父親から学び、それらを守るだけでなく、新しい技術とスタイル、そして次世代の伝統そのものを作り上げたパイオニアであり、アーティストとしての才能も突出した作家達です。
やはりベースにはナバホのクラシックなスタイルがありますが、それらの技術を使いながらも全く新しい造形や実験的な作品を多く残し、それらは後進の作家や工房に大きな影響を与え、今日ではトラディッショナルな造形と呼ばれている物が多く存在します。 【Kenneth Begay】 ケニス・ビゲイ の師でもあり、現代作家の多くが尊敬するアーティストです。

また、ターコイズの選定眼も素晴らしく、1950年代以前の作品ではほとんど見つけることが出来ない貴重なハイグレードターコイズがセットされた作品も多く残されています。

こちらの作品も大変希少なオールドビズビーターコイズがセットされており、澄んだ水色のエレガントな宝石らしい表情とワイルドな印象を作る複雑な景色を持った石で、色やマトリックス等、ジェムグレードにグレーディングできる石です。ビズビーらしい力強いマトリックスや独特の透明感は非常に素晴らしいクオリティーです。 もちろん無添加ナチュラルターコイズ。
ビズビーの多くは1970年代後半に算出されましたので、こちらの様な古い年代のオールドビズビーは大変希少です。

【Bisbee Turquoise】ビズビーターコイズは、アリゾナ州ビズビーにあったとても地下深い鉱山です。 もとは古くからの銅山であり、副産物として産出するターコイズを作業員が持ち出すことで、僅かな量が流通していましたが、1970年代から大規模に採掘され、その独特の青さと唯一無二の特徴は大変な人気を博し、閉山された後には値段が高騰しました。 現在では非常にコレクタブルなターコイズの一つとなりました。


こちらのリングもそんなビズビーターコイズの美しさを堪能することが出来る作品で、程よいボリュームの造形は、指によく馴染み独特の表情を見せます。
アンティーク作品ながらエレガントで、深淵な美しさを見せるターコイズは新鮮な印象を失っていません。Fred Peshlakaiの美意識と造形美が詰まった素晴らしいリングです。

着用画像はこちら↓
画像①
画像②
画像③
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画像⑤
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コンディションはある程度の使用感が見られ、ベゼルの一部に摩耗による欠損等が見られますが、目立ったダメージは無く良好なコンディションです。
ターコイズについてもマトリックス部分に抜けた凹凸が見られますが、現在も美しい艶と透明感を保っています。


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Size

日本規格 約 16~16.5号  円周 約 56.9㎜    us 8~8.5
正面幅 約 30.3㎜

Material

Silver, Bisbee Turquoise