【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、1940年代後半~1950年代頃に作られたと思われ、【NAVAJO GUILD】ナバホギルドの作品と推測されるピース。 INGOT(インゴット)から成形されたシャンクに美しいチゼルワークが施された素晴らしいビンテージバングルです。
インゴット(銀塊)から成形され、ずっしりとした重量感があり、かなりのパウンディングを感じさせる固くなめらかなシルバーの質感が持たされています。 また、その造形は高度な技術で微妙な厚みの違いを持たせたベースに、非常に細かなスタンプワークが施され、美しくも無骨な印象の作品に仕上げられています。
ホールマーク等の刻印がなく、ナバホの伝統的な造形を持つ作品のため作者を特定することはできませんが、少し独特なスタンプワークや大変な手間と高い技術を要する造形は、【Ambrose Roanhorse】アンブローズ・ローアンホースを想起させます。 ナバホギルドの代表を務めた【Ambrose Roanhorse】は サードジェネレーションと呼ばれる第3世代の作家ですが、さらに古い年代の伝統を重んじた作品を多く残し、独特の造形美や完成された技術は次世代に絶大な影響を与えた人物です。
シンプルながら秀逸なデザインと高度な技術を感じさせる作品。現代では【Ernie Lister】アーニー・リスターや【Perry Shorty】ペリー・ショーティー等のナバホの伝統をしっかりと受け継ぐ作家がこちらの様な作品を制作しています。こちらの作品はそれらの源流であり、史料価値も高いピースです。
素朴で無骨な雰囲気とエレガントな印象を併せ持つハイエンドな作品。どんなスタイルにもフィットし、無駄のないデザインは長くご愛用いただけるバングルです。
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コンディションも大変良好です。シルバーのクスミは見られますが、ダメージ、修理跡などもありません。