【NAVAJO】ナバホのOLDPAWNジュエリー、大変オーセンティックなトライアングル (竜骨型)ワイヤーにスタンプワークが施されたビンテージバングルです。
1970年代以降の作品と思われますが、昔ながらの製法であるインゴット(銀塊)から成形されたピースで、1980年代前半頃までに制作されたものと思われます。 非常に類似した作品がコチティの大巨匠【Joe H.Quintana】ジョー・キンタナ(1915-1991)の作品でも見られ、伝統的でオーセンティックなデザインですが、とても洗練された美しさを持ち、完成度の高い作品です。
現在では、トライアングルワイヤーをベースとした作品の多くは、資材としてトライアングル型に成形されたシルバーの地金が手に入るため、それらを使って作られています。それに対してこちらの作品は、銀を溶かし、キャストで棒状(インゴット)に成形した後、伸ばし叩くことによってトライアングル型のバングルへと成形していく製法によって作り上げられています。これは、大変原始的で手間の掛る手法ですが、インディアンジュエリーのとても重要なファクターです。
それに伴って造形は重厚でボリュームに対してずっしりと重く、腕なじみも良い作品となっています。
内側に『BY』のホールマーク刻印が見られますが、作者は不明です。また、V字のスタンプのみで仕上がられた印象はとてもシンプルですので他のバングルとの2連、3連にも良いと思います。
クリーンで洗練された造形が美しいピース。普遍的な造形美を持つトライアングルワイヤーをベースにしており、長年にわたってご愛用いただける作品です。
着用画像はこちら↓
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コンディションも多少の使用感は見られますが、良好です。