【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、古典期と呼ばれる1800年代末に近い、1900~1930年代頃の『セカンドジェネレーション』と呼ばれる時期に作られたと思われる作品です。 INGOT(インゴット)から成形されたシャンクに非常に美しいスタンプワークが施された威厳を感じるアンティークバングルです。
ナバホのトラディッショナルなスタンプワークで構成されていますが、大変独創的なデザインのピースで、同じ作者の作品と思われるバングルはいくつか残されていますが、非常に古い年代のため、作者の特定には至っていません。
特徴的なディテールは独創的なスタンプワークと共に部分的に施されたエングレイビング(削るだけの素朴な加工技術)による作品の立体感です。エッジのセンター、サイドに2か所づつ施されたエングレイビングにより、平打ちのバングルがとても躍動的な表情になっており、地味な仕事ですが、効果的なシルバーワークです。
また、美しいスタンプワークは大変古いタガネ(刻印)が使われており、『ファーストフェイズ』とか『古典期』と呼ばれるインディアンジュエリーの創成期から受け継がれるデザイン、具体的なモチーフはアローのスタンプが見られます。多くのスタンプを駆使したデザインではなく、7~9種のスタンプを巧みに組み合わせることで独創性の高いデザインを実現させています。
インゴットから造形された作品独特の心地よい重厚感もあり、無駄のない秀逸で威厳を感じるデザインは長くご愛用いただける印象。 歴史的な資料価値も高くハイエンドなピースです。
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コンディションも大変良好です。アンティークピースながらシルバーのクスミが見られる程度で使用感を感じない状態です。