【NAVAJO】ナバホの、1930年代～40年代に作られたと思われるアンティークジュエリー、とても珍しいクロス模様の入る【Bloodstone】ブラッドストーンがセットされた古いリングです。インディアンメイドながら、聖具としてキリスト教徒によって制作が依頼されたピースと推測される作品です。

造形は非常にオーセンティックなナバホスタイルで、伝統的なデザインのリングです。 おそらくインゴット(銀塊)から成形されたシャンクは4本にスプリットされ、中央の2本は先端が植物の蔓のように丸く成形されています。 古い作品ながら緻密で高い技術を感じさせ、インディアンジュエリーのプリミティブな素朴さと、石の表情による妖艶でクラシックな印象を併せ持っています。

セットされた石は【Bloodstone】ブラッドストーンと思われ、特徴的なクロスが半透明のラインとして現れたとても珍しい石です。Bloodstoneは、ジャスパーの一種で、血のように見える赤い斑点から日本でも血石、血星石、血玉石などと呼ばれています。
キリストの鮮血が石になったとも伝承され、教会の聖像やデボーショナルアーツ(聖具)、聖具としてのアクセサリーに多く用いられています。 また、これらはその表情が異星の景色のように見えることから、【Agate】アゲート等を含め、総称として『ピクチャーストーン』『シニックストーン』と呼ばれることもあります。

クラシックな雰囲気と独特の妖しさを持っており、ナバホの伝統的な造形を踏襲した秀逸なクオリティーと、独特の美しさを持つクロスが浮き上がるブラッドストーンが印象的な作品。
9～10号程度ですので、女性に向いたサイズですが男性のピンキーリングにも良い作品です。


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画像①
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コンディションは、シルバーのクスミや多少の摩耗は見られますが、ダメージなく良好な状態です。