ズニの大変偉大な作家【Horace Iule (Aiuli)】ホレス・イウレ(1901-1978) の作品で、Horace Iuleを代表するキャスト製クロスフォブです。 シルバービーズネックレスにセットしています。

Horace Iuleは、ZUNI族の中でも最も著名な作家の一人として認知されていますが、彼の祖父【Sneezing Man】はインディアンシルバースミスの最初期の一人として歴史上の人物になっています。
そんな環境で育ったHorace Iuleは、フェニックスで鍛冶技術を学び、1920年代終わりごろから制作を始めたようです。氏は2つのクリエイションでとても有名です。一つは『カチナ』と言うズニの精霊をモチーフとしてジュエリーに初めて取り入れた事、もう一つがこちらの作品のようなクロスモチーフのピースです。
クロスモチーフはさらに古い年代(1880年代～)からみられるものですが、キャストとスタンプワークを駆使した多くの美しい作品を生み出し、クロスと言えばHorace Iuleと言う確固たる地位を築きました。
多くの子供を残し、現在ではひ孫までインディアンジュエリー作家として活動し、今もなおホレスの影響を色濃く残した作品が多く生み出されています。

こちらの作品もHorace Iuleを代表するようなデザインのピースです。1940年代～60年代製と思われ、ずっしりと重みのあるキャストで成形されたクロスに7つのターコイズがセットされます。ターコイズの鉱山は不明ですが、もちろんナチュラル無添加ターコイズです。

シルバービーズは1970年代以降のものと思われますが、大変味わい深いラウンド型ビーズで、サイズの違うビーズがグラデーションになっており、良い表情を見せています。
独特の存在感があり、大変バランス良く洗練された印象の作品で完成度の高い造形ですので性別を問わず使いやすい作品です。

着用画像はこちら↓
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コンディションはシルバーに多少のクスミ等が見られますが良好で、シルバービーズも良いコンディションを保っています。