ズニの偉大な作家【Walter Nahktewa】(1894-1962)の作品と思われる美しいビンテージジュエリー、クラシックな印象のアロー型タイバーです。

1940年代頃の作品と思われ、作りの良いシルバーワークにズニ族の得意とするモザイクインレイによりターコイズやスパイニーオイスターが螺鈿細工のようにセットされています。
インディアンジュエリーらしいモチーフのアローシェイプですが、1920年代～40年代には剣型とともに流行したタイバーのデザインで、ネクタイを貫通しているように見える粋なアイテムです。

インディアンジュエリーでこちらのようなタイバーを制作しているのはZUNIの巨匠【Walter Nahktewa】以外には居らず、大変秀逸で希少な作品です。
Walter Nahktewaはとても古い時代に素晴らしい作品を多く残した偉人の一人で、1920年代以前からC. G. Wallace の経営するトレーディングポストと共に仕事をし、【Leekya Deyuse】や【Austin Wilson】、【Leo Poblano】と共にクリエイティブな作品を制作していたと思われます。
また、彼には3人の娘がおり、それぞれが著名な作家と結婚していて、その娘たちを含む多くのファミリーとともに暮らし、後進の作家にも多くの影響を与えたようです。

※Walter Nahktewaの詳しいインフォメーションはToshio Sei氏の書籍を参照させていただいております。

クラシックなアイテムですので、インディアンジュエリーとしてのイメージと関係なく多くネクタイ・スーツに合わせることが出来、味わい深いアンティークピースの表情を楽しむことができます。
タイバーですので、タイピンよりも少し高い位置につけ、ネクタイにもエレガントなボリューム感を生み出すことができます。


コンディションはシルバーに多少のクスミ等が見られますが良好で、ターコイズもハイグロスを保っています。