★こちらは、『10周年記念販売アイテム』の作品となります。
説明文最後尾に記載の【注意事項】をご確認頂き、ご了承の上でご購入をお願い致します。
【NAVAJO】ナバホのアンティークジュエリー、インゴット(銀塊)から成形された重厚なバンド(地金)に、洗練されたスタンプワークとファイルワークのみで構成された非常に高い完成度を誇るアンティーク/ビンテージバングルです。
また、現時点では根拠がそろっていませんが、その造形スタイルやスタンプ、シルバーワークのクオリティーなどから、おそらくナバホのレジャンダリーな初期インディアンシルバースミス【Etsitty Tsoie】エツィッティ・ツォージー(c.1880-1937)の作品ではないかと思われる作品です。
インゴットコインシルバー(銀塊)から成形されたバンド/地金は<50g>を超える重量となっており、見た目以上に重く感じる重厚感を持っています。そこに『Chasing/チェイシング』と呼ばれる鏨を使いシルバーに立体的な角度を付ける(彫刻の様なイメージ)技術、さらに『ファイルワーク』というヤスリで削る原始的な技法を駆使することで、立体的な凹凸のボーダーラインが形成されています。
【Ingot Silver】インゴットシルバー(銀塊)からの成形は、アンティークインディアンジュエリーにおいて非常に重要なファクターですが、銀含有率/品位などの素材とは関係なく、ジュエリーの製法技術を表します。
現在制作されている作品の多くは、材料として市販されているシルバープレート(銀板/ゲージ)を加工することでジュエリーとして成形されていますが、インゴットから成形する製法では一度溶かしたシルバーを、鍛冶仕事に近い方法であるハンマーやローラーで圧力をかけて伸ばすことでジュエリーとして成形していきます。最終的にはどちらもプレートやワイヤーの形態になるため、大きな差は無いように思われますが、インゴットから成形されたシルバーの肌は、硬くなめらかで鈍い光を持っています。それにより生み出されるプリミティブで武骨な作品の表情は、やはりアンティークインディアンジュエリーの大きな魅力です。
また、1930年代にはシルバープレートが登場しますが、当時シルバープレートを用いて制作されたジュエリーは政府によりインディアンクラフトとして認定されず、グランドキャニオンなどの国立公園内で販売できなくなった記録も残っています。
本作もインゴットシルバーから成形されることで、硬く滑らかなシルバーの肌と独特の上質感を持ち、工芸品として練り上げられたクリーンで無駄のないデザインと、普遍的な造形美を持った作品となっています。
またそれは、古典期からの伝統を守るナバホジュエリーの根源的な作品でありながら、インディアンジュエリーではないような現代的でエレガントな表情を与える事となっており、ウェアラブルアーツともいえる手工芸品としての完成度と、ジュエリーとしての品位を生み出しているようです。
ワイドな幅のバングルですが、シルバーのみで構成されたソリッドな質感は派手な存在感を与えず、シンプルながら重厚な造りは武骨な印象を作ります。さらに、繊細で緻密なシルバーワークは、洗練されたミニマムな表情をもたらし、あらゆるスタイリングにフィットする汎用性を持つブレスレットです。
歴史的な背景から、高い資料価値も有するアンティークジュエリーです。ミュージアム収蔵品としても散見される非常にコレクタブルな作品の一つであり、トレジャーハントプライスなピースとなっています。
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コンディションは、全く使用感の無い奇跡的なミントコンディションです。ハンドメイド作品特有の制作上のムラ等が見られますが、未使用で保管されていた作品と推測されます。
【注意事項】
※当店では通常、理由を問わず返品・交換が可能ですが、本作を含む10周年記念アイテム48点は、返品交換の対象外となります。
サイズやコンディションに十分にご注意くださいませ。また、出来る限り全容のわかる画像を採用しておりますが、画像に写っていない場合でも目立たない微細なダメージでの返品はご容赦願います。
※これらの作品につきましては『HOLD』も不可とさせて頂きますので、ご協力を宜しくお願い致します。
※お問い合わせにつきましては、頂いた順に返答を差し上げますが、多くのお問い合わせにより返答をお待たせしてしまう事が予想されます。ご了承くださいませ。
※バングルのサイズ調整につきましては、ご購入後も何度でも無料(送料のみご負担頂きます)で承ります。少しお時間を頂きますがお気軽にお申し付けください。