ITEM CODE:
JNO076502

【Frank Patania Sr.】Gem Turquoise Nuggets Pendant/Pin c.1950~

【Frank Patania Sr.】Gem Turquoise Nuggets Pendant/Pin c.1950~
239,800 円(税込)
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/Ct-MqfLvJsq/
★こちらは、『10周年記念販売アイテム』の作品となります。
説明文最後尾に記載の【注意事項】をご確認頂き、ご了承の上でご購入をお願い致します。




インディアンジュエリーの歴史に革新をもたらした、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)及び、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】で作られた作品。

ラウンドシェイプをベースにクラスター/放射状に美しいターコイズナゲットが配されたペンダントトップ/ピンブローチです。


1950年代~1960年代頃に作られた作品と思われ、コンチョの様なラウンドシェイプのペンダントトップに『クラスター』と呼ばれる放射状にターコイズを配した美しい作品で、その石の間には大小のシルバーボールが12個も施されています。
このようなクラスターのデザインは、1930年代以前からみられる伝統的なデザインの一つで、バースト状(放射状)に石を配置することにより、ターコイズの美しさを際立たせ、大きな石の作品以上にターコイズの存在感を重視した造形です。

中でも本作は、ターコイズナゲットと呼ばれるワイルドで高さのある石がクラスター状に配される事で、雄大な自然の一部をそのまま縮めてジュエリーにマウントかの様な迫力となっています。


またさらに、こちらのペンダントトップは全体に立体的で柔らかいアール/曲面が与えられています。これは現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークによって成形されています。
それにより、フラットなシェイプよりも美しく奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。


裏面にはヒンジパーツによって外側に出したり裏に隠したりすることが出来る可動式となったフックタイプのバチカンと共に、ピンブローチとしても使用可能なニードルパーツが備えられています。


また、本作の内側には【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されており、丸い形の中にFPの文字が刻まれたタイプのホールマークにより、1950年代以降の作品と推定しております。


マウントされた石は、澄んだ水色に強くワイルドなブラックウェブが入る上質なターコイズです。【Godber/Burnham Turquoise】カドバー/バーナムターコイズが想起される色相やマトリックスの特徴を持っていますが、【Persian Turquoise】パージャンターコイズ/ペルシャンターコイズ等の可能性も考えられ、明確に特定することが出来ません。

最大の特徴は、原石のシェイプを活かしたラフカットと、それを可能にする厚みのあるナゲット(塊状)で産出されたターコイズであることです。数あるターコイズの鉱山の中でも塊状で産出するターコイズは限られており、多くの鉱山において、脈状(薄い層の様な状態)で発見、採掘されます。

さらに、その塊の厚みを残した贅沢なカットとなっています。こちらの様な質の高いターコイズではほとんどの場合、薄くカットして裏に『バッキング』と呼ばれる樹脂による補強施し、出来るだけ多くのルースに分割します。本作では、天然石の持つ凹凸を残した厚みのあるラフカットによって、ナチュラルでアーシーな印象が与えられています。
またそのワイルドなカットや上質な石の硬度、美しい透明感や艶により、宝石としての存在感と煌めきを感じさせるジェムクオリティのターコイズとなっています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



こちらもそんなPatania Thunderbird styleの代表的なデザイン・造形の作品であり、同作者の美意識と、ナバホジュエリーのクラシックな造形スタイルが見事に融合した作品です。

際立った美しさを持つターコイズナゲットと重厚で完成されたシルバーワークによって品位と迫力を併せ持った仕上がりとなっています。

程よいボリューム感と長さを調整可能なレザーレースは、スタイリングやネックレスの長さの変化によって、違った表情を見せるネックレスです。
さらに、仰々しい印象はなく、性別を問わず多くのスタイルに馴染みやすい作品となっています。また、ピンブローチとしてもアウターのアクセントやハットのワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。


技術力を感じさせる美しいシルバーワークも秀逸な作品であり、貴重なターコイズがセットされたコレクタブルなピース。
さらに、インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr.による作品であり、大変コレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションも大変良好。シルバーには僅かなクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージ等はありません。

ターコイズにはマトリックス部分に凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石が持つ凹凸であり、現在も素晴らしい艶を保っています。




【注意事項】

※当店では通常、理由を問わず返品・交換が可能ですが、本作を含む10周年記念アイテム48点は、返品交換の対象外となります。
サイズやコンディションに十分にご注意くださいませ。また、出来る限り全容のわかる画像を採用しておりますが、画像に写っていない場合でも目立たない微細なダメージでの返品はご容赦願います。

※これらの作品につきましては『HOLD』も不可とさせて頂きますので、ご協力を宜しくお願い致します。

※お問い合わせにつきましては、頂いた順に返答を差し上げますが、多くのお問い合わせにより返答をお待たせしてしまう事が予想されます。ご了承くださいませ。
★こちらは、『10周年記念販売アイテム』の作品となります。
説明文最後尾に記載の【注意事項】をご確認頂き、ご了承の上でご購入をお願い致します。




インディアンジュエリーの歴史に革新をもたらした、偉大なイタリア人作家【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア(1899-1964)及び、同氏が1927年に創業したシルバージュエリーショップである【Thunderbird Shop】で作られた作品。

ラウンドシェイプをベースにクラスター/放射状に美しいターコイズナゲットが配されたペンダントトップ/ピンブローチです。


1950年代~1960年代頃に作られた作品と思われ、コンチョの様なラウンドシェイプのペンダントトップに『クラスター』と呼ばれる放射状にターコイズを配した美しい作品で、その石の間には大小のシルバーボールが12個も施されています。
このようなクラスターのデザインは、1930年代以前からみられる伝統的なデザインの一つで、バースト状(放射状)に石を配置することにより、ターコイズの美しさを際立たせ、大きな石の作品以上にターコイズの存在感を重視した造形です。

中でも本作は、ターコイズナゲットと呼ばれるワイルドで高さのある石がクラスター状に配される事で、雄大な自然の一部をそのまま縮めてジュエリーにマウントかの様な迫力となっています。


またさらに、こちらのペンダントトップは全体に立体的で柔らかいアール/曲面が与えられています。これは現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いた技術ではなく、木(丸太)やレッド(鉛の塊)に施された凹みに、地金となるシルバーをハンマーで叩き沿わせることによってドーム状の膨らみを作り上げており、非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせる高度なハンマーワークによって成形されています。
それにより、フラットなシェイプよりも美しく奥行きと力強い存在感のある造形を作り上げています。


裏面にはヒンジパーツによって外側に出したり裏に隠したりすることが出来る可動式となったフックタイプのバチカンと共に、ピンブローチとしても使用可能なニードルパーツが備えられています。


また、本作の内側には【Thunderbird Shop】を表すサンダーバードとSterling Silver=925シルバー製であることを表す『STERLING』のスタンプ、それにFrank Pataniaのパーソナルなホールマーク『FP』が刻印されており、丸い形の中にFPの文字が刻まれたタイプのホールマークにより、1950年代以降の作品と推定しております。


マウントされた石は、澄んだ水色に強くワイルドなブラックウェブが入る上質なターコイズです。【Godber/Burnham Turquoise】カドバー/バーナムターコイズが想起される色相やマトリックスの特徴を持っていますが、【Persian Turquoise】パージャンターコイズ/ペルシャンターコイズ等の可能性も考えられ、明確に特定することが出来ません。

最大の特徴は、原石のシェイプを活かしたラフカットと、それを可能にする厚みのあるナゲット(塊状)で産出されたターコイズであることです。数あるターコイズの鉱山の中でも塊状で産出するターコイズは限られており、多くの鉱山において、脈状(薄い層の様な状態)で発見、採掘されます。

さらに、その塊の厚みを残した贅沢なカットとなっています。こちらの様な質の高いターコイズではほとんどの場合、薄くカットして裏に『バッキング』と呼ばれる樹脂による補強施し、出来るだけ多くのルースに分割します。本作では、天然石の持つ凹凸を残した厚みのあるラフカットによって、ナチュラルでアーシーな印象が与えられています。
またそのワイルドなカットや上質な石の硬度、美しい透明感や艶により、宝石としての存在感と煌めきを感じさせるジェムクオリティのターコイズとなっています。



【Frank Patania Sr.】フランク・パタニア・シニアは、1899年シチリア生まれのイタリア人で、インディアンジュエリーの世界に新しい価値観を持ち込み、多くの傑作を生み出しました。そして、多くの優秀な後進を育てた人物としても有名です。

6歳からイタリアで金細工師に弟子入りし、その技術を身に付けていきました。10歳のころに母親、兄弟とともにニューヨークに渡り、多くの移民とともに産業革命の喧騒なかで成長していきました。その後、19歳のころにニューヨークでも大手のジュエリーカンパニーでデザイナーとしての仕事に就き、そこでも多くの経験を積んだようです。転機となったのは1924年、当時大流行していた結核に侵され、療養のために訪れたサンタフェで、インディアンのシルバーとターコイズを使った仕事を見たとき、『自分の表現方法を発見した』 そして、『二度とニューヨークに戻りたくなくなった』と語っています。

そして、わずか3年後の1927年にはサンタフェに【Thunderbird Shop】サンダーバードショップをオープンしました。当時、シカゴ~アルバカーキ~南カリフォルニアへ続く鉄道整備に伴なって、アメリカ中西部各都市の観光産業の活況と共にフレッド・ハービー社の隆盛、インディアンアートの産業化もあり、その新しい魅力を持つ「サンダーバードショップ」のジュエリーや工芸品は大変な好評を博しました。
やはり、オープン初期からFrank Pataniaの作品はナバホ・プエブロ双方のインディアンジュエリーの影響を色濃く感じさせます。

また、多くのインディアンアーティストを育てたことでも有名です。【Joe H. Quintana】ジョー・キンタナ、【Julian Lovato】ジュリアン・ロバト、【Louis Lomay】ルイス・ロメイ、他にも【Mark Chee】マーク・チーなどもサンダーバードショップで石のカッターとして働いていたようです。
彼ら(特に上記3人)はFrank Pataniaの技術やその美意識を受け継ぎ、『パタニア サンダーバード』スタイルとも言われる作品を残しました。 それらは、独自性とインディアンジュエリーの伝統的で素朴な強さを持ちながら、新しい価値観や実験的な造形を生み出し、品位を感じさせる作品で、それぞれに強い個性を持っていますが、どこか共通する美意識を感じるのも特徴です。



こちらもそんなPatania Thunderbird styleの代表的なデザイン・造形の作品であり、同作者の美意識と、ナバホジュエリーのクラシックな造形スタイルが見事に融合した作品です。

際立った美しさを持つターコイズナゲットと重厚で完成されたシルバーワークによって品位と迫力を併せ持った仕上がりとなっています。

程よいボリューム感と長さを調整可能なレザーレースは、スタイリングやネックレスの長さの変化によって、違った表情を見せるネックレスです。
さらに、仰々しい印象はなく、性別を問わず多くのスタイルに馴染みやすい作品となっています。また、ピンブローチとしてもアウターのアクセントやハットのワンポイント等にも使い勝手の良いピースです。


技術力を感じさせる美しいシルバーワークも秀逸な作品であり、貴重なターコイズがセットされたコレクタブルなピース。
さらに、インディアンジュエリーが芸術として成長していく過程・歴史において、非常に重要な役割を果たしたFrank Patania Sr.による作品であり、大変コレクタブルで史料価値も高いアンティークジュエリーとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションも大変良好。シルバーには僅かなクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラ等は見られますが、ダメージ等はありません。

ターコイズにはマトリックス部分に凹凸が見られますが、それらはカットされた時からの天然石が持つ凹凸であり、現在も素晴らしい艶を保っています。




【注意事項】

※当店では通常、理由を問わず返品・交換が可能ですが、本作を含む10周年記念アイテム48点は、返品交換の対象外となります。
サイズやコンディションに十分にご注意くださいませ。また、出来る限り全容のわかる画像を採用しておりますが、画像に写っていない場合でも目立たない微細なダメージでの返品はご容赦願います。

※これらの作品につきましては『HOLD』も不可とさせて頂きますので、ご協力を宜しくお願い致します。

※お問い合わせにつきましては、頂いた順に返答を差し上げますが、多くのお問い合わせにより返答をお待たせしてしまう事が予想されます。ご了承くださいませ。
Size

トップ  縦(バチカンを除く) 約5.65㎝   横 約5.65㎝  レザーレースは最大で92.0㎝程度

Material

Sterling Silver, Gem Quality Burnham Turquoise Nuggets, Leather Lace