ITEM CODE:
JRH006026

【Victor Coochwytewa】Hopi Silver Overlay Ketoh Ring c.1970~

【Victor Coochwytewa】Hopi Silver Overlay Ketoh Ring c.1970~
165,000 円(税込)
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【Victor Coochwytewa】Hopi Silver Overlay Ketoh Ring  c.1970~
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着用サンプル画像
https://www.instagram.com/p/Ct85GQ9PFQ3/
★こちらは、『10周年記念販売アイテム』の作品となります。
説明文最後尾に記載の【注意事項】をご確認頂き、ご了承の上でご購入をお願い致します。




【Hopi】ホピの巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)によるアンティーク/ビンテージリングです。

【Ketoh】ケトーをモチーフとしたボリューム感と迫力のある造形で、同作者らしいシンプルなオーバーレイでありながら、アイデンティティや独創性を感じさせる作品となっています。


1970年代後半以降に作られたものと思われ、Victor Coochwytewaのホールマーク(作者のサイン)であるレインクラウドと共に、コピーライトを表す『©』の刻印が施されており、同作者の1960年代頃の作品と類似した特徴を持ったデザインですが、1970年代以降のキャリア後半に作られた作品と思われます。

ホピジュエリーの代表的な技術であるオーバーレイ技法をメインに構成されており、現代作品に比べ厚いシルバーを大胆にカッティングする事で、陰影が強くシンプルながら力強い印象に仕上げられています。

また、心地よい着用感や重厚感も素晴らしいリングです。左右非対称に紋様が配され、複雑な文様ではありませんが、端正な表情と武骨な雰囲気という相反する魅力を兼ね備えた完成度に、Victor Coochwytewa作品のスペシャリティを体感できます。

また本作は、ケトー/ボーガードをモチーフにしており『ケトーリング』とも呼ばれる盾を思わせるシェイプが特徴的です。フロント(フェイス)の幅が広く存在感のあるリングとなっていますが、オーバルシェイプによりとても指に馴染みが良くフィット感も素晴らしい作品となっています。



【Ketoh】ケトーは【BowGuard】ボーガードとも呼ばれ、もともとは弓を引く時に手首を守るための防具として作られていたもので、現在でも儀式などで使われている伝統的なアイテム。それらの多くはレザーで作られたブレスレットをベースに、プレート状のシルバーを組み合わせて構成した幅の広い手首飾りです。



【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして本作の作者であるVictor Coochwytewa等がホピの代表的なスタイルの一つとして定着させました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。



【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワは1922年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Waterhouse』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。

ホピにおけるオーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)からシルバースミスとしての技術を教わり、1941年頃にはウィンズローのフレッド・ハービー社で働いていた記録が残っています。
その後、第二次世界大戦に従軍し1946年からフォートウィンゲートインディアンスクールでレザークラフトとシルバー彫金のクラスを受講したようです。

1950年代には【Hopi SilverCraft Guild】ホピシルバークラフトギルド(通称ホピギルド)のメンバーとして制作を続け、この頃から後進の指導などにも携わっていました。

また同氏は、自身のシルバー技術を高めるために前述の様にレザーワーク等を習得したり、金やダイヤモンドをオーバーレイのデザインに落とし込む技術もスコッツデールのジュエリーデザイナーに教わることで身に付けるなど、生涯を通して新しい取り組み、ジュエリーの可能性を模索し続けました。

独自の造形/デザインと共にオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあり、ダイヤモンドを取り入れた最初の作家としても知られています。
とても長いキャリアの中で自身の作品を常に進化させ、ホピらしい感性と独特のセンスを感じさせる傑作を多く残しています。

1994年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定され、現在では大英博物館でもその作品が展示されています。2000年代に入ってからも精力的に新しいジュエリーを制作しておられましたが、2011年に亡くなっています。

1950年代の作品では、個人のホールマークと共にホピギルドの刻印が入り、1960年代の作品は個人のホールマークのみとなっています。
1970年代後半頃からは、セドナのギャラリー【Kopavi Gallery】のショップマークがホールマークと共に刻印される事が多くなります。



本作も同作者らしい完成度と品位が与えられており、ホールマークを確認することなくVictor Coochwytewaの作品である事が判断可能なオリジナリティも有する作品となっています。

ホピの人々は基本的に農耕民族であり、どこか優し気で日本人にも共通する美意識を感じさせます。
また、それらの多くはやはり日本でも伝統的に受け継がれている『自然』をモチーフに図案化されたデザインであり、それらは構築的な印象も与えますが、ナチュラルでアーシーな表情を持ち多くのアイテムに馴染みやすくシーンやスタイルを問わずお使いいただけると思われます。


ケトー/ボーガードをモチーフとしたワイドでボリューム感のある造形は大きな存在感を示しますが、石のセットされないシルバーのみによる構成は仰々しい印象が無く、アンティークの質感とフェイスの柔らかな曲面/アールによって、手への馴染みも素晴らしいリング。


Victor Coochwytewaの技巧とクリエイティビティが体感できる良作であり、現在では発見する事が困難な非常にコレクタブルなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーには多少のクスミや僅かなキズが見られますが特にダメージは無く、とても良い状態を保っています。




【注意事項】

※当店では通常、理由を問わず返品・交換が可能ですが、本作を含む10周年記念アイテム48点は、返品交換の対象外となります。
サイズやコンディションに十分にご注意くださいませ。また、出来る限り全容のわかる画像を採用しておりますが、画像に写っていない場合でも目立たない微細なダメージでの返品はご容赦願います。

※これらの作品につきましては『HOLD』も不可とさせて頂きますので、ご協力を宜しくお願い致します。

※お問い合わせにつきましては、頂いた順に返答を差し上げますが、多くのお問い合わせにより返答をお待たせしてしまう事が予想されます。ご了承くださいませ。
★こちらは、『10周年記念販売アイテム』の作品となります。
説明文最後尾に記載の【注意事項】をご確認頂き、ご了承の上でご購入をお願い致します。




【Hopi】ホピの巨匠【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワ(1922-2011)によるアンティーク/ビンテージリングです。

【Ketoh】ケトーをモチーフとしたボリューム感と迫力のある造形で、同作者らしいシンプルなオーバーレイでありながら、アイデンティティや独創性を感じさせる作品となっています。


1970年代後半以降に作られたものと思われ、Victor Coochwytewaのホールマーク(作者のサイン)であるレインクラウドと共に、コピーライトを表す『©』の刻印が施されており、同作者の1960年代頃の作品と類似した特徴を持ったデザインですが、1970年代以降のキャリア後半に作られた作品と思われます。

ホピジュエリーの代表的な技術であるオーバーレイ技法をメインに構成されており、現代作品に比べ厚いシルバーを大胆にカッティングする事で、陰影が強くシンプルながら力強い印象に仕上げられています。

また、心地よい着用感や重厚感も素晴らしいリングです。左右非対称に紋様が配され、複雑な文様ではありませんが、端正な表情と武骨な雰囲気という相反する魅力を兼ね備えた完成度に、Victor Coochwytewa作品のスペシャリティを体感できます。

また本作は、ケトー/ボーガードをモチーフにしており『ケトーリング』とも呼ばれる盾を思わせるシェイプが特徴的です。フロント(フェイス)の幅が広く存在感のあるリングとなっていますが、オーバルシェイプによりとても指に馴染みが良くフィット感も素晴らしい作品となっています。



【Ketoh】ケトーは【BowGuard】ボーガードとも呼ばれ、もともとは弓を引く時に手首を守るための防具として作られていたもので、現在でも儀式などで使われている伝統的なアイテム。それらの多くはレザーで作られたブレスレットをベースに、プレート状のシルバーを組み合わせて構成した幅の広い手首飾りです。



【Overlay】オーバーレイと言う技法は、シルバーの板に描いたデザインを切り抜き、下地のシルバーの上に貼り付けることで立体的に絵柄を浮き出させる技法です。スタンプワークやカッティングと組み合わされた作品も見られ、完成度を高められたオーバーレイ技法を用いた美しいホピのジュエリーは、現代に至るまでに多くの傑作を残しています。
1930年代にホピの大家【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)によって生み出された技術ですが、その黎明期にはホピ以外のナバホ・プエブロのシルバースミスにも新しい表現方法として色々な作品が作られていました。1940年代~1950年代にかけて【Harry Sakyesva】ハリー・サキイェスヴァ(1922-1969?)や同い年の作家【Allen Pooyouma】アレン・プーユウマ(1922-2014)、そして本作の作者であるVictor Coochwytewa等がホピの代表的なスタイルの一つとして定着させました。
オーバーレイ技術の定着以前にも、オーバーレイと近い造形を生み出すような大きく大胆で細かな刻みを持たないスタンプ(鏨)がホピの作家によって制作されていました。しかし、スタンプ(刻印)というデザインやサイズが固定されてしまう技術から解放し、もっと自由な図案を具現化できる技術・技法として生み出されたのではないかと考えられます。



【Victor Coochwytewa】ヴィクター・クーチュワイテワは1922年生まれで、クラン(ホピ特有の氏族)は『Waterhouse』、アリゾナ州北東部のションゴポーヴィで育ちました。

ホピにおけるオーバーレイ技法の生みの親でもある【Paul Saufkie】ポール・スフキー(1904-1998)からシルバースミスとしての技術を教わり、1941年頃にはウィンズローのフレッド・ハービー社で働いていた記録が残っています。
その後、第二次世界大戦に従軍し1946年からフォートウィンゲートインディアンスクールでレザークラフトとシルバー彫金のクラスを受講したようです。

1950年代には【Hopi SilverCraft Guild】ホピシルバークラフトギルド(通称ホピギルド)のメンバーとして制作を続け、この頃から後進の指導などにも携わっていました。

また同氏は、自身のシルバー技術を高めるために前述の様にレザーワーク等を習得したり、金やダイヤモンドをオーバーレイのデザインに落とし込む技術もスコッツデールのジュエリーデザイナーに教わることで身に付けるなど、生涯を通して新しい取り組み、ジュエリーの可能性を模索し続けました。

独自の造形/デザインと共にオーバーレイ技術を初期に取り入れ、ホピのスタイルとして定着させた作家の一人でもあり、ダイヤモンドを取り入れた最初の作家としても知られています。
とても長いキャリアの中で自身の作品を常に進化させ、ホピらしい感性と独特のセンスを感じさせる傑作を多く残しています。

1994年には、Arizona Indian Living Treasure Award(アリゾナ州人間州宝)に認定され、現在では大英博物館でもその作品が展示されています。2000年代に入ってからも精力的に新しいジュエリーを制作しておられましたが、2011年に亡くなっています。

1950年代の作品では、個人のホールマークと共にホピギルドの刻印が入り、1960年代の作品は個人のホールマークのみとなっています。
1970年代後半頃からは、セドナのギャラリー【Kopavi Gallery】のショップマークがホールマークと共に刻印される事が多くなります。



本作も同作者らしい完成度と品位が与えられており、ホールマークを確認することなくVictor Coochwytewaの作品である事が判断可能なオリジナリティも有する作品となっています。

ホピの人々は基本的に農耕民族であり、どこか優し気で日本人にも共通する美意識を感じさせます。
また、それらの多くはやはり日本でも伝統的に受け継がれている『自然』をモチーフに図案化されたデザインであり、それらは構築的な印象も与えますが、ナチュラルでアーシーな表情を持ち多くのアイテムに馴染みやすくシーンやスタイルを問わずお使いいただけると思われます。


ケトー/ボーガードをモチーフとしたワイドでボリューム感のある造形は大きな存在感を示しますが、石のセットされないシルバーのみによる構成は仰々しい印象が無く、アンティークの質感とフェイスの柔らかな曲面/アールによって、手への馴染みも素晴らしいリング。


Victor Coochwytewaの技巧とクリエイティビティが体感できる良作であり、現在では発見する事が困難な非常にコレクタブルなピースの一つとなっています。

◆着用サンプル画像はこちら◆


コンディションも良好です。シルバーには多少のクスミや僅かなキズが見られますが特にダメージは無く、とても良い状態を保っています。




【注意事項】

※当店では通常、理由を問わず返品・交換が可能ですが、本作を含む10周年記念アイテム48点は、返品交換の対象外となります。
サイズやコンディションに十分にご注意くださいませ。また、出来る限り全容のわかる画像を採用しておりますが、画像に写っていない場合でも目立たない微細なダメージでの返品はご容赦願います。

※これらの作品につきましては『HOLD』も不可とさせて頂きますので、ご協力を宜しくお願い致します。

※お問い合わせにつきましては、頂いた順に返答を差し上げますが、多くのお問い合わせにより返答をお待たせしてしまう事が予想されます。ご了承くださいませ。
Size

日本規格 約 21~21.5号   円周 約 62.4㎜   us 10.5
正面幅 約 36.0㎜

Material

Silver