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JOO005554

【GARDEN OF THE GODS】Atq Stamped Copper Letter Opener c.1930~

【GARDEN OF THE GODS】Atq Stamped Copper Letter Opener c.1930~
12,100 円(税込)
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【PUEBLO】プエブロ・【NAVAJO】ナバホの多くの作家が在籍したインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで作られた作品で、素朴ながら独創的なスタンプワーク等にスペシャリティを感じさせるコッパー(銅)製、アンティーク/ビンテージのレターオープナー/ペーパーナイフです。

20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと同様にスーベニアアイテム(土産物)として作られた作品の一つ。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、最上部に刻まれた特徴的なサンフェイスのスタンプ(鏨)ツールによって間違いなくGARDEN OF THE GODS TRADING POSTで作られたものであることが判断可能な作品です。

1930年代~1940年代に作られた物と思われ、おそらくインゴットコッパー(銅の塊)からハンマーワークによってペーパーナイフへと成形された作品です。板状に伸ばした地金をベースに、持ち手部分はリポウズ/バンプアウト等と呼ばれる地金を叩き出す技術によって造形されていますが、現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いたディテールではなく、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作る古い技法によって形作られています。ナイフ部分は、中央に折り目を施し、山型に造形することでナイフとしての薄さ(鋭利なエッジ)と強度が両立されており、レターオープナーとしての機能は与えられています。
ナイフとしてのデザイン・造形はとても簡素で素朴なものとなっていますが、持ち手に刻まれた力強いスタンプワークは、サンフェイス、レインクラウド、アロー等のGARDEN OF THE GODS TRADING POST独特のクオリティやデザインスタイルを感じ取ることが出来るスタンプ(鏨)となっています。

このようなインディアンメイドのレターオープナーは、インディアン工芸品/彫金作品として、古くから作られている伝統的なアイテムの一つであり【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテムの一つとも言えます。また、それらは非常に多くのバリエーションが存在し、『フラットウェア』と呼ばれる金属製の器やカトラリー、灰皿など共に、多様な作品が作られました。中にはターコイズがセットされたものやサンダーバードショップで作られた著名作家による作品も残されています。


【Sun Face】サンフェイスは、ホピ族を発祥とする精霊で、現在ではズニやナバホの作品においても多くみられるモチーフです。
農耕民族だったホピやプエブロの人々にとって太陽は非常に重要な存在で、絶対的な創造主であり、全ての生命を与えてくれると言う意味を持っています。日本を含む世界中の太陽信仰と近い部分もありますが、さらに宇宙に存在している精霊達が地上の人々を太陽を通して見守っているとされています。また、植物の成長を育む様子から成長や暖かさも象徴しています。

【Rain Cloud】雨雲は、砂漠地帯に住むインディアンにとって非常に重要であり、『吉兆』『良い展望』を表しています。特に農耕民族にとって重要な存在であり、狩猟民族であるナバホ/ディネの人々よりもホピやズニを含むプエブロの人たちの間でよく用いられたモチーフです。

【Arrowhead/Arrow】アローヘッド/アローは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていた【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックが、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。所属していたのは、前述の【Awa Tsireh】アワ・シーディーをはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っています。しかしながら、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。また、当時とても新しいかったポップなスタイルを持つ同工房に所属したAwa Tsirehの作品が、お手本として【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。
また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。


本作が作られた同時期に、GARDEN OF THE GODS TRADING POST/ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで制作された作品群は、アンティーク工芸品としても高く評価されており、現存数が少ないために史料価値も非常に高くなっています。

ステーショナリーアイテムの一つですが、ビンテージインディアン彫金作品特有のエスニシティな味わいを持ち、大変コレクタブルな作品の一つとなっています。


コンディションは、全体にクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラは見られますが、ダメージ等は見られません。
【PUEBLO】プエブロ・【NAVAJO】ナバホの多くの作家が在籍したインディアンクラフトショップ【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで作られた作品で、素朴ながら独創的なスタンプワーク等にスペシャリティを感じさせるコッパー(銅)製、アンティーク/ビンテージのレターオープナー/ペーパーナイフです。

20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作された【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーと同様にスーベニアアイテム(土産物)として作られた作品の一つ。しかしながら全ての工程がハンドメイドによって仕上げられており、最上部に刻まれた特徴的なサンフェイスのスタンプ(鏨)ツールによって間違いなくGARDEN OF THE GODS TRADING POSTで作られたものであることが判断可能な作品です。

1930年代~1940年代に作られた物と思われ、おそらくインゴットコッパー(銅の塊)からハンマーワークによってペーパーナイフへと成形された作品です。板状に伸ばした地金をベースに、持ち手部分はリポウズ/バンプアウト等と呼ばれる地金を叩き出す技術によって造形されていますが、現在多くみられる凸と凹の金型ツールを用いたディテールではなく、硬い木の土台や鉛の塊にアール(曲面)の溝を彫り込み、そこにシルバーを非常に細かく何度もタガネで叩き沿わせることによって曲面を作る古い技法によって形作られています。ナイフ部分は、中央に折り目を施し、山型に造形することでナイフとしての薄さ(鋭利なエッジ)と強度が両立されており、レターオープナーとしての機能は与えられています。
ナイフとしてのデザイン・造形はとても簡素で素朴なものとなっていますが、持ち手に刻まれた力強いスタンプワークは、サンフェイス、レインクラウド、アロー等のGARDEN OF THE GODS TRADING POST独特のクオリティやデザインスタイルを感じ取ることが出来るスタンプ(鏨)となっています。

このようなインディアンメイドのレターオープナーは、インディアン工芸品/彫金作品として、古くから作られている伝統的なアイテムの一つであり【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれる20世紀前半頃にアメリカ中西部の観光客向けに制作されたスーベニアアイテムの一つとも言えます。また、それらは非常に多くのバリエーションが存在し、『フラットウェア』と呼ばれる金属製の器やカトラリー、灰皿など共に、多様な作品が作られました。中にはターコイズがセットされたものやサンダーバードショップで作られた著名作家による作品も残されています。


【Sun Face】サンフェイスは、ホピ族を発祥とする精霊で、現在ではズニやナバホの作品においても多くみられるモチーフです。
農耕民族だったホピやプエブロの人々にとって太陽は非常に重要な存在で、絶対的な創造主であり、全ての生命を与えてくれると言う意味を持っています。日本を含む世界中の太陽信仰と近い部分もありますが、さらに宇宙に存在している精霊達が地上の人々を太陽を通して見守っているとされています。また、植物の成長を育む様子から成長や暖かさも象徴しています。

【Rain Cloud】雨雲は、砂漠地帯に住むインディアンにとって非常に重要であり、『吉兆』『良い展望』を表しています。特に農耕民族にとって重要な存在であり、狩猟民族であるナバホ/ディネの人々よりもホピやズニを含むプエブロの人たちの間でよく用いられたモチーフです。

【Arrowhead/Arrow】アローヘッド/アローは、『お守り』の意味合いを持ちインディアンジュエリー創成期からみられる最古のモチーフの一つです。


【GARDEN OF THE GODS TRADING POST】ガーデンオブザゴッズトレーディングポストは、もともとFred Harvey Companyで働いていた【Charles E. Strausenback】チャールズ・E・ストローセンバックが、1920年にコロラド州Pike's Peakの国立公園『ガーデンオブザゴッズ』で始めた観光客向けのインディアンアートショップです。
多くの優秀なプエブロインディアン作家を擁し、ナバホのオールドスタイルをベースにしながらも、プエブロスタイルを積極的に取り入れたミックススタイルが特徴的な工房です。所属していたのは、前述の【Awa Tsireh】アワ・シーディーをはじめ、ナバホの【David Taliman】デビッド・タリマン(1902or1901-1967)、他にも【Epifanio Tafoya】【William Goodluck】【John Etsitty】等、プエブロ・ナバホの中でも、後に偉大なアーティストとして知られる多くの作家達であり、それぞれが独創的なスタイルを生み出し、沢山の傑作を送り出したインディアンアートショップです。

GARDEN OF THE GODSも1900年代以降のサウスウエスト観光産業の隆盛により創業された「スーベニア(記念品)ビジネス」と言う意味では、【Tourist Jewelry】ツーリストジュエリーや【Fred Harvey Style】フレッド・ハービースタイルと呼ばれるジャンルにカテゴライズされている【BELL TRADING POST】や【Maisel's Indian Trading Post】、【Arrow Novelty】等の分業化や機械化を進めインディアンクラフトの量産化を図ったメーカー/Manufacturersと同じスタートを切っています。しかしながら、インディアンアートショップとして古い伝統技術や製法を守り、独自性を持ちながら工芸品/アートピースとしての制作が行われており、上記の様なフレッド・ハービースタイルのプロダクト製品とは一線を画す存在です。また、当時とても新しいかったポップなスタイルを持つ同工房に所属したAwa Tsirehの作品が、お手本として【BELL TRADING POST】をはじめとする量産メーカーに模倣されたことや、【Fred Peshlakai】の作品、【C. G. Wallace】で作られたデザイン/造形が上記のようなメーカーのデザインソースとなったことによりGARDEN OF THE GODS TRADING POSTやFred Wilson's Indian Trading Post、Southwestern Arts and Crafts等の分業や量産化を図っていない工房の作品もフレッド・ハービースタイルと混同されることになってしまいました。

1940年代には、コロラド州ガーデンオブゴッドとコロラドスプリングス、そしてアリゾナ州フェニックスにも店舗を展開しますが、1956年頃にCharles E. Strausenbackが亡くなっており、その後は妻がビジネスを引き継いでいたようですが、1979年にはビジネス自体が買収されました。そのため、ジュエリー等の制作は1950年代頃までだったと思われます。
また、同店はコロラド州にある神々の庭/Garden of the Godsにて、現在もヒストリックなトレーディングポストとして当時の姿を残して土産物店・カフェとして運営されています。


本作が作られた同時期に、GARDEN OF THE GODS TRADING POST/ガーデンオブザゴッズトレーディングポストで制作された作品群は、アンティーク工芸品としても高く評価されており、現存数が少ないために史料価値も非常に高くなっています。

ステーショナリーアイテムの一つですが、ビンテージインディアン彫金作品特有のエスニシティな味わいを持ち、大変コレクタブルな作品の一つとなっています。


コンディションは、全体にクスミやハンドメイド作品特有の制作上のムラは見られますが、ダメージ等は見られません。
Size

全長 約17.8㎝   幅 約2.2㎝   

Material

Copper